概要
「だったら約束しろ。私が大人になったら、ここに帰ってこい」
とある鄙びた駅。
本来は中型宇宙船が通るべき、塗装の剥げた重力制御装置の道に、
当然といった顔で滑り込んできた一頭の白銀の龍。
駅長の少女は龍に名を問う。
「そこの船舶、名前は?」
「ウムルメルト。……きみは?」
「私は、アカーシャ」
約束を辿って君を探す、恋愛ファンタジー短編。
本来は中型宇宙船が通るべき、塗装の剥げた重力制御装置の道に、
当然といった顔で滑り込んできた一頭の白銀の龍。
駅長の少女は龍に名を問う。
「そこの船舶、名前は?」
「ウムルメルト。……きみは?」
「私は、アカーシャ」
約束を辿って君を探す、恋愛ファンタジー短編。