概要
時は1910年。明治風世界で贈る没落華族令嬢と甘党貴公子の縁と恋の物語
妹の計略により、莫大な借金を背負わされた没落華族令嬢×ちょっぴり強引な甘党美形貴公子が贈る、甘味と恋の和風恋愛譚♡
没落華族令嬢・天宮 雅月(あまみや あづき)は、借金取りとの大立ち回りを経て海に身を投げる寸前、一人の青年に救われる。
棒付きキャンディを呑気に頬張り、彼女の大立ち回りを眺めていた青年は、気まぐれに肩代わりを申し出ると、条件として純喫茶やカフェーの甘味巡りを提案してきたのだ。
よく分からない青年の提案に、雅月は戸惑い訝しむが、彼は勝手に借金取りに小切手を預け、彼女を取り立ての苦悩から解放してしまう。
仕方なくこの不思議な申し出を呑むことにした雅月は、帝都一の甘党と名高い伯爵家の一人息子・御代 翔和(みしろ とわ)と共に帝都の甘味を巡ることに。
華やかな甘味に夢中な翔和と、
没落華族令嬢・天宮 雅月(あまみや あづき)は、借金取りとの大立ち回りを経て海に身を投げる寸前、一人の青年に救われる。
棒付きキャンディを呑気に頬張り、彼女の大立ち回りを眺めていた青年は、気まぐれに肩代わりを申し出ると、条件として純喫茶やカフェーの甘味巡りを提案してきたのだ。
よく分からない青年の提案に、雅月は戸惑い訝しむが、彼は勝手に借金取りに小切手を預け、彼女を取り立ての苦悩から解放してしまう。
仕方なくこの不思議な申し出を呑むことにした雅月は、帝都一の甘党と名高い伯爵家の一人息子・御代 翔和(みしろ とわ)と共に帝都の甘味を巡ることに。
華やかな甘味に夢中な翔和と、
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!甘味には苦いお茶がつきもの……
甘党の翔和坊ちゃんと、さほど甘いもの好きでもない雅月お嬢さん。彼らの恋模様が甘味であるとしたら、対峙する悪党2人が、濃い目の緑茶や紅茶にもたとえられよう。この悪党2人――杏子さんと暦時さん――が、とてもよい苦み・渋み(或いは辛み?)を提供してくれたので、後に続く甘味がより引き立った。特に、暦時さんなど、出番の少なきが惜しまれるほど印象深い。舞台ならば「儲け役」といわれたに違いない。
また、作中に時々現れる菓子類の描写も、甘いもの好きには楽しい。
現実の甘味は、せいぜい身体の脂肪分になるか、でなければ胃もたれ・胸焼け・消化不良のどれかを起こすであろう。が、そこは目で読む小説のこと。ど…続きを読む - ★★★ Excellent!!!明治を舞台にした甘〜いラブストーリーを召し上がれ
明治風の世界観、かなり歴史的な雰囲気がありまして、世界観にもウットリ浸ることができます。
借金取りから逃げるヒロイン「雅月(あづき)」を助けたのは、美形で優しい男性、「翔和(とわ)」
雅月に、自分の趣味、甘味めぐりにつきあって欲しいと要求します。
翔和は、女性との恋愛より、スイーツにしか興味がないようで……?!
純喫茶、カフェー、たくさん、美味しそうな甘味がでてきます。
その美味しそうな描写も楽しいです。
悪役は、かなり憎らしい悪役ですが、最後はすっきりハッピーエンドですよ。
ジレジレあまあまのラブストーリーです。
オススメですよ。