こころの常。

泳ぐ隣人

群青の、

きみは誰にも触れられない、この世で最も尊い青。


何故、僕はきみのいない半分の毎日を生きているんだろうと、ふと思う。誰もがこの虚無感の中で生きていたらこんなに寂しくはないのに。寂しくて、きみの為に取ってある優しさを失うことが怖い。昨日も明日も大切に出来ない僕を笑って許してくれるのは、きみだけなのに。


きみを失ったこの掌で、もう一度、誰かの掌を握り締めることは出来るのかな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る