上辺を撫でる。
理解されずとも良い、と。
どうしても曝け出せなかった傷跡は、誰かの胸にまた傷を作った。踏み出せなかった一歩は、自分自身を抉った。
誰かを追うほどに、思い出す。隣で重ねた日々は何の意味も成さないと理解しただけ。
言葉足らずなのはお互い様。寂しいのは多分、核心に触れようとしないからだろう。
蘇る記憶の一片に、煌めく海に、もう僕らの影はない。
こころの常。 泳ぐ隣人 @makinami14
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