「県」を含む小説

某アニメ映画の舞台として昨今話題（？）の岐阜！！ えぇ、その岐阜を舞台としたエッセイです。 思いつくままに岐阜へふら～っと出かけた時のことを綴りました。 （コンテスト用タグに「聖…

故郷の田舎町と、蛍と、一組の夫婦のお話。

――僕は今日も、この街で生きていく。

長野県長野市・旧戸隠村は、天の岩戸伝説のあと、タヂカラノミコトが岩戸を投げて隠した地だと言われています。 それを祀るのが、この地にある戸隠神社。 しかし、その「奥社」の敷地…

　20年も経つと、故郷は何もかも変わっている。 　俺も変わっていた。 　だけど、こんなんじゃだめだ。 　だが、旧友は囁く。 「変わりたければ、ここから飛び込め」 ※エブリスタさ…

上京してアイドルを目指した私は、夢破れ失恋と共に故郷である香川県坂出市へと舞い戻ってきた。私は生まれ故郷が嫌いだ。だからこの帰郷は苦痛だった。 日本一小さな県の小さな町で起き…

2000文字短編　ボーイミーツガール おばあちゃんの葬式で、初めて田舎の土を踏んだ。 初めて香春岳を見た。 初めて従姉妹に会った。 ただの風景だったものに質量がともなっていく、…

　国長の屋敷から逃げ出したハルヒメは、想い人のツバイの元に辿り着いたが、ツバイは、すでに死んでいた。 　失意の中で、ハルヒメの前に現れたのは―― 　 　福島県郡山市の伝説『釆女伝…

いつか消えてしまうかもしれない 私の母校はもう無くなってしまった それでも絶えることのないこの町で。 私の町に対してのエッセイです。 あまり時間は取らせません。 よろしくお願…

あれは明治23年10月のことでした。先生と私は風土病の科学調査のため、山梨県のK村を訪れました。顕微鏡や様々な試薬を携えた私たちは、しかしまったく予想もしなかったその病の真相に直…

まだ全く書かれてない「鬼ノ城戦記」の後日談のため、本編の内容が分からないと全く意味が分からないと思います。 まあ、雰囲気だけ伝わればなあと思います。

鹿児島県知覧 言わずと知れた海軍航空隊最大の 特攻基地があった…。 話は一人の若き海上自衛官が、海上自衛隊鹿屋基地に入隊するところから始まる…

西暦2025年。五年前に発生した『大流行』によって世界中にゼイビーズウイルスが蔓延し、人類が二十分の一にまでその人口を減らした世界。海に囲まれていたおかげで『沈黙』を免れた日本の…

山形で生まれ、北海道で育ち、群馬に嫁いだ筆者があれこれ感じた不思議やギャップ、日常をことわざと共に振り返ります。地方色満載です。猫もいっぱいです。 参考文献／『故事ことわざ辞…

　作家、安堂理真（あんどうりま）は、同郷の新人作家、有井麻矢子（ありいまやこ）の出版記念パーティーに出席する。麻矢子は現在、正体不明のストーカーにつきまとわれており、素人探偵とし…

　俺の名前は野乃原 武蔵、高校三年生だ。 　俺は埼玉県さいたま市に住んでいる。そして、ここが今は日本のすべてだ―――― 　原因不明の冷気により、埼玉以外がすべて凍結してしまっ…

県大会の初戦でマウンドに上がった俊也は、いきなり打者一巡の猛攻を受け四点を失う。その裏の攻撃では、スタンドにただ一人座る少年がトランペットを吹き鳴らす。投打に歴然とした力を見せつ…

「ここまで田舎なのは他に理由があるんじゃないか？」 父親が仕事で飛ばされたところがここ江奈簾県だった。 友人に江奈簾に引っ越すんだと話すと「え？どこの辺にあるっけ？」と言われるほ…

「作戦本部より通達。全部隊は戦闘地域より速やかに撤退せよ、繰り返す。全部隊は戦闘地域より速やかに撤退せよ。本日正午をもって長崎県北部の対象地域を放棄する」 佐世保市の人口の3…