「日本史」を含む小説

いっけなーい！　今日は大事な期末試験の日なのに、出てきたのは１ミリも授業を受けたことの無い日本史の問題⁉　でもこれを落とすと進級できないっていうし、これってもしかして絶体絶命⁉　…

仁治元年十月、夜陰に紛れて閑院内裏の清涼殿に現れた一羽の梟。壇所に詰める護持僧行遍僧正の弟子に捕らえられながらも命だけは助けられた梟は、やがてその恩に報いるどころか、畏れ多くも稚…

比叡山の学僧、武蔵坊弁慶は、九郎こと源義経の執事になった。傍若無人な九郎と、奥州平泉の姫、閑（しずか）に翻弄されながら、源平合戦のただ中へ飛び込んでいく。 木曾義仲との戦い、平家…

作者と作品名を丸暗記するだけでなく、文学潮流の流れも同時に追うことで理解を深めようという試みです。受験生が読むことを想定して書いていますが、一年ほど寝かせて読んだボクが「へー、こ…

2018年読んだ本についてのエッセイです。 資料として： 9世紀日本史・北方史の本 7世紀日本史・万葉集・初期万葉についての本 新アッシリア帝国・古代メソポタミア・古代オリエント…

慶応三年11月15日、京都河原町通向かいの近江屋。この日この場所で、坂本龍馬は暗殺された。その時、その騒乱から逃れていた少年は何をしたか。その後の世界に何を感じたのか。 史料がほ…

徳川家はラピュタの存在を知っていた！ 「ガリバー旅行記」によるとガリバーが来日したのは、１７０９年５月６日（西洋暦）。しかし、その時は丁度綱吉が亡くなった頃。丁度、家宣が即位し…

以前、「小説家になろう」で掲載していた小説の完全リライト版になります。 設定や固有名詞等で大幅な変更があります。以前の版はすでにウェブ上には無いと思いますが、カクヨム連載版の方が…

先生と生徒の異様で普通な三か月。 日本史教員と男子中学生の変化する愛。 先生が持つもう一つの色。

東国の武家政権が滅び、朝廷による新政も瓦解。朝廷は南北に分かれ、動乱の時代が幕を開けた。 北朝を推戴する足利尊氏・直義兄弟の室町幕府は、南朝を圧倒しながらも分裂の兆しを見せ始める…

桶狭間に始まり、川中島に終わる（予定）の物語。主人公は特定の主を持たない野武士、黒風。彼が誰と出会い、何を想うのか、見守って頂ければ幸いです。 注：この物語は歴史上の人物も登場す…

私立探偵の優一郎とその甥、蘭太郎は、優一郎が拾った謎のガラス玉のせいで戦国時代へタイムトリップ！ 本能寺の変へ巻き込まれながら、信長殺人事件の犯人を見つけ出し、彼らは現代へ帰ると…

これまで語られることのなかった日本史の謎に迫る物語。 近畿とは？東北とは何か？その正体が明らかになる。

慶長五年（西暦1600年）の関ヶ原、血の臭いと喚声に支配された平原に、一人の男が立っていた。男の名は嘉助。駿河の漁村出身の貧相な身なりをした男だ。嘉助は、徳川方の武将である田中吉…

「ガレオン船と茶色い奴隷」を書く上で、下調べした資料の一部をまとめました。 国民国家史観で描かれると、とても閉じた時代に思える戦国時代と江戸時代。 実は大海洋に開かれ、文物と人間…

明治二十三年の日本。 近代化の進む横浜の街を舞台に、イギリスからやって来た一人の紳士と、その前に現れた日本人の少女が、ひとつ屋根の下で紡ぎ出す、過去と現在をつなげるための物語。 …

各地の古戦場にはあらゆる悩みを抱えた人々が彷徨うようにやってくる。 そこに現れる様々な年齢の女性。隠された彼女たちの真意とは。

作品コンセプトは「常識を疑う」です。 歴史ものですが 「権威に認められた歴史資料」に基づかず、「正史」を権力者の創作として扱っています。 「正史」という現代の権威が創作した歴…

なんて息苦しい世の中なのだろう。 でもそれは、現代も平安の世も同じことだった。 父は国会議員。母は弁護士。 友人は皆、私の家の財力と血筋を見て寄ってくる。 本当の友達なん…

退職した元刑事が抱いた些細な疑問から始まる過去の忌まわしい事件とこれから起こる惨劇へとが繋がる物語。アクションと疾走感のある逃走劇、日本史ミステリー。脳みそフル回転でお付き合い頂…