「妖怪 和風」を含む小説

時は江戸。巫女の少女、美羽は、ある日襲いかかってきた妖怪に、『暁の狐』と呼ばれ、妖力を増幅する、『深紅の結晶』の在処を聞かれる。 身に覚えがない言葉に戸惑っていると、突然腕輪に封…

児童養護施設で暮らす小学四年生の少年・千里はトラックに轢かれた次の瞬間、鬼のいる異世界に転移してしまっていた。未知の環境で鬼に襲われる千里を救ったのは、彼と同じくらいの年頃の、鬼…

この世には、人が寝静まった後にも蠢くものがある。 煙管の煙をくゆらせて、女が一人、闇に舞う。

「きめた、お前は死ぬまで私の側から離さぬ。」 連れ去られた先で出会ったお狐様は冷酷で残忍な俺様でした。 ごく普通の村娘として暮らしていた紫苑。 ひょんなことから妖怪に連れ去ら…

　月夜の河川敷でアヤカシ同士の戦闘があった。どうやら決着したようで１体は倒れている。 　勝利したアヤカシは倒れているアヤカシを見て奇妙なことを言った。 　「食うわけでもないのに…

「人の心を食い潰され、般若のように辛苦を抱いているのなら、決して泣き寝入りするな。目には目を。俺に任せな。赤は縁起がいいだろう？　仇の血を噴き出させて、あんたらを笑顔にしてやるよ…

　かつてこの世界の裏側にて、あやかしと戦う退魔師と呼ばれる人々がいた。 　 　されど、今はもういない。歴史ある退魔師の末裔である風海小乃葉は、自らの祖父の死をきっかけにその歴史に…

闇と共に在り、世界の影を守る一族がいた。その長に保護された陽は、とある容疑をかけられ一族から追われることとなる。逃亡の手引きを申し出た男、大貫によって匿われた陽は十年の歳月を怯え…

戦乱の世も今は昔。この世は天下泰平……だったはずなのですが。 そこは侍、隠密のみならず、冒険者までが存在する江戸時代に良く似た世界。繰り広げられるのは時代劇風な冒険活劇。 主人公…

むかしむかし、どこか遠いところのお話です。 神と人間と妖魔が共存しているある世界。その世界のなかに存在する小さな島国では長い旱魃に襲われて多くの人々が飢えに苛まれていました。 滅…

　一九九九年、世紀末。 　明治以降――時が経つにつれ人々の持つ信心が薄れ、「お化けなんていないさ」と笑い飛ばされる世相となった現代日本。神様や幽霊の存在が忘れ去られていく一方で、…

とある地方都市の繁華街に「おばけ居酒屋」の異名のある店がある。ボロボロの外観から常連が面白がって呼び始めたのだが、その店には死人や妖怪も顔を出すようだ。常連になると、もう食べられ…

平凡女子大生の稀子は、友人にかけられた呪いを解くために、自称心霊探偵のハイネとともに今日も妖怪やら幽霊やら魑魅魍魎を追いかける！ホラーと恋愛要素は半々…半々です！

「仕方がない」が口癖の高校生、ユキノ。親から出来損ないと諦められ、学校では面倒ごとを押し付けられる日々を「まあ仕方がないか」でなんとなく送っていた。しかしある日彼女は自らを神と名…

狸、狐、人間。三種族を巻き込む、令和発、要素てんこ盛りボーイミーツガール！ 『小説家になろう』にも投稿してます！

時は戦国。 戦の喧騒から離れるように山間にひっそりと存在するある”邑”があった。 神社を中心としてささやかながらも栄えるその邑には、かつて旅の法師が大蛇の妖怪「玉姫」を封じたとい…

普通の高校生、桃瀬照彰は夏休みの間だけ田舎の祖父の家に行く。 祖父の家に行ったその日の晩、照彰は《神流》と呼ばれる世界へ迷い混んでしまう。その世界で照彰は、様々な出会いや選択を繰…

ある夏の日、少年が空を見上げていると突然ソレが少年の顔めがけて落ちてきた。 見えてはいけないソレは、人間の姿を装った、妖怪、あやかしの類。 得体の知れない恐怖に動けなくなった少年…

刻は魑魅魍魎の類、所謂、妖怪が蔓延る時代。最強最悪とされた鬼はすでにこの世から消えたと人間、妖怪の間でも噂されていた。舞台は日本の首都、京都。 妖怪の棲み処と囁かれる山の麓でただ…

謎の少女「小春」と鬼との闘いを描いた和風ファンタジー小説です。