「ホラーかな」を含む小説

　クリスマスの夜。普通の高校生の月宮柊の悲劇は、そこから始まった。 　友人たちと共に遊んでいたところを影のない大男に襲われ、絶対絶命の窮地を迎えてしまったのだ。 　追い付かれ、…

駆け出しのライター・麓郎がクトゥルフお母さん食堂の商品をレビュー。邪神や神話生物を食材にしたメニューを味わうが、体内で神々が暴れ毎回死亡する。それでも褒めの姿勢は変わらない。 グ…

何かがおかしい新幹線旅行。ホラーですがちゃんと怪奇の理由はあります。ヒントは……お題『帰る』が何を表すか。

現代風ファンタジーゲームの世界。 その世界の傲慢な悪役にして、主人公が羽ばたく為の踏み台でもある「クオン・ブラックヒル」に転生してしまった。　 このままでは悪堕ちし、最後には無…

つまさきとは妻の先っぽのことである。 ※本作はカクヨムコン10、現代ドラマ・文芸・ホラー短編部門参加作品です。

東の国の領主の娘であるギュリは、死ぬのも生きるのも嫌なほどに、無気力な日々を過ごしていた。ギュリの住む土地は非道な大国に支配され、希望はまったくないからである。 やがてある春にギ…

夜海光(やかいこう) お題で執筆!! 短編創作フェス3週目　【お題「つま先」】

中学二年生の如月友恵は、幼少の頃に観たバレエの公演に触発され、将来バレリーナになることを夢見て、日々練習に励んでいた。 しかし、生まれつき体の硬い友恵は、バレエの基本であるつま先…

２０ＸＸ年。 日本政府は増税を続けた。 道路を歩くにも税金。セックスするにも税金。そしてついに、犯罪を犯しても納税していればオッケーになった。 増税国家日本の明日の姿。 カクヨム…

辻田白はある日、特殊清掃の面接で非常に胡散臭い男・猫村クロカに出会って即採用される。 霊感バキバキ野郎を探していたと豪語するクロカは『幽霊掃除』も担当する清掃員だった。 胡散臭い…

　首藤狩也はその名前と、彼に関わった友人は例外なく首を刈られるに等しい目に遭う事から、首狩り族と呼ばれていた。不本意なその呼び名を作った元凶は唯一の友人、水鏡碧花。彼女こそ全ての…

テレビ、新聞、雑誌、インターネット、SNS、現代は溢れる程の情報に日々晒される超情報化社会。 そんな時代に翻弄された少女と、悪魔の様な女が紡ぎ出す物語。 ……この物語は現代ドラ…

カクヨムコン　お題は「つま先」

「どもー。〈怪書の手〉の者ですー。」 　妖しいモノに対処する者たちが、度々口にする存在〈怪書の手〉。 　妖魔、怪異、幽霊が入り乱れる世界で、彼らは何を書き綴るのか。 　こち…

－短編（読了時間 約２分）－　 　――その病院から出てきた者は　皆さわやかになる―― 　最近鬱ぎみのしー君は、その宣伝に惹かれて、さわやか病院に行くことにした。 　精神科の先…

友人が引っ越したアパートが「出る」らしい。 すると霊感０の友人は言った。 「マジかよ！　会わせてくれよ！　俺、一度幽霊ってのに会ってみたかったんだよ！」 ※ちっとも怖くないホラー…

日常と非日常の境目が溶け合う、恐怖と狂気の物語。 何でも拾ってくる癖のある母が持ち帰った「マネキンの右腕」。 その日を境に、主人公・昭二の日常は徐々に崩れ始める。

★注意★　この作品には残酷描写あります。カニバリズムの意味をご存じない方はお読みにならないでください。　 　主人公の「僕」は人付き合いが苦手。 　だが、芸術の才能があったため…

西暦2100年の日本は、国が進めてきた少子高齢化の為の移民政策と、低賃金で雇える労働力確保のための海外からの研修生の受け入れ。そして海外からの国が負担をする留学制度により、以前か…