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- ★★★ Excellent!!!ただの、マネキンの腕だったはずなんだ……。
昭二の母は、気になったものがあると何でも拾ってくる。
高齢になった今も、それは変わらない。
同居している昭二は、ある日突然「海に行きたい」と言い出した母を海に連れていく。
その海で、母にとって気になるものが目に留まった。
何か長い棒のようなもの。
持って帰ることになるだろう。でも、あとでこっそり捨てようとしている昭二。
そう、それがいつもどおりの日常。捨てればいいだけだから、拾って構わない。
昭二は拾って母に渡してあげる。
母は流木と言ったが、それはくすんだマネキンの腕だった。
マネキンの腕を持ち帰ってから、昭二の日常は壊れていく。
壊れた日常はどこへ向かうのか。どこに行き着くのか。
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