リアルな疎外感に過去の内省とやりきれなさが心に残る作品でした。面白かったです
長(リーダー)って、何なのでしょうね。みんなが同じ方向を向くように、集団をまとめる。そうやってお上から指示されるけれど。目的は、結局のところ、金儲け。その手段について同じ方向を向け、というわりに、お上の方針はいつも定まらない。ころころころころ変化する。右向け右、左向け左、左向け左、右向け右。そんなことしていたら目的地を見失うのは当たり前。なのに、お上は長(リーダー)に責任を押し付ける。ストレス、たまるよね。そんな長(リーダー)の悲哀あふれるおはなし。あなたの出社、みんなに望まれていますか?あなたは望んでいますか?
絶望展開企画の主催者です。事情や背景、つまるところ情景描写に妙なリアリティーがあり、不思議と引き込まれてしまいました。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(305文字)
謹慎明け、出社すると、実は……というお話ですが、加害側の心理を書いた作品はなかなかないので、一読する価値があると思います。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(44文字)
短編の制限された文字数で叙述トリックが『ビシッ』と決まります。序盤から「あれ?」という伏線が散りばめられていて、ジャンルはホラーですが、ミステリー初心者にもピッタリな一作。怖い……というより不思議な要素、謎な要素が強い作品なので、ホラーが苦手な方にもお勧めです。短編なので、時間のない方もさくっと読めちゃいます。ぜひ、クリックしてみて下さいね!
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