「らしくないけど吸血鬼」を含む小説

「吸血族と、この世界から、凛子を救えるのは俺だけだ」 　特殊な力を持つ血が流れる娘と、初恋に全てを捧げた青年。 　仄暗い閉じた世界で紡がれる、危ういほど純粋な恋は、ある夜を境に…

　旅芸人の一座でお腹を空かせながら下働きをする少女タシャ。ある興行地で親切な旅の学者クロイに出会い初めて自由な暮らしを夢見るようになるが、彼女は実は――。 　吸血鬼と空腹少女の奇…

　音が〝視える〟。まるで漫画のように。これといって役にも立たない、たったそれだけの能力に振り回されながら、斎木円は日々を過ごしていた。 　ある夜、アパートの前で腹を空かせた黒猫を…

魔法の時計産業によって発展した時計都市パスリム。 その百年祭間近、時計職人の少年ランゼルは、悪党に追われているという少女ウィゼアと出会った。 彼女と行動を共にするうち、ランゼルは…

――暗闇森には吸血鬼が棲んでいる。 ――彼の吸血鬼は森の周りに住む人々に、触れを出した。 ――年に一人、処女を差し出すべし。さすれば我が領地に住むこと許可しよう。 ――暗闇森近…

それは吸血鬼と少女のはなし。 夜分にあたしは病室を抜け出した。 耳鳴りしかしないはずの耳に、新しい音が混じったから。 波音が響く先、たどり着いたのはうつくしい少年とかたわらにはソ…

伝説は最終話へ—— エピローグ～そして訪れる因果の奇跡―― ー魔法少女戦録　第二部　吸血鬼レゾン編　完結ー 第一部　天楼のテセラ編も応援よろしくお願いします。 地球と魔界の衝…

吸血鬼は絶滅寸前に追い込まれていた。――二十年前に突如始まった『戦争』によって。 吸血鬼のわずかな生き残りであるイーニッドたちは、深い深い樹海の中にそびえ立つ、『館』…

田舎町ボルドウの女領主ロアは、女中のマリアが大好き。 ときに空回りするロアと、なかなか素直になれないマリアの、ゆるゆるとした夏の日々。 （小説家になろう投稿作。前作「女領主とその…

　僕は彼女と出会った偶然を、救いのある物語にしたかった。 　殺傷症候群という特異体質に悩まされ、孤立した人生を送ってきた「僕」。そんな僕が殺してしまったのは、吸血鬼の少女だった。…

過去に発行したＤＬ同人の再録です。拙作「或る曲芸師の死」のその後ですが、そちらを読んでいなくても支障はありません。

数年前に書いたゴミのような長編小説。こんなゴミを長々と書けたことが逆にすごい。

金がなくなれば、その土地のカジノで日銭を稼ぎながら旅をする二人の男。 神経質で理屈家、自らの生き方に疑問を抱き続けるライ、規格外の能天気さで余計なことに首を突っ込んでばかりの怜。…

中小企業の平社員である遠藤の唯一の楽しみは、顔も知らない女の子「猫娘」とLINEをすることだった。

ラハイツ王国の下級書記官であるダルトンは、或る日王国に六人しかいない将軍の一人であるラギヴァ将軍の補佐官に任命される。書記官として王都への配属を夢見ていたダルトンは渋々相棒のモモ…

　かつて黒死病の脅威から逃れるため国民全てが『吸血人』となった大英吸血帝国（ＶＫ）は、血を吸う者と吸われる者が平和的に共存する「優しい世界」――であったはずだった。 　そのＶＫに…

時は大正時代。 女学生の橘蝶子はある事件をきっかけに、吸血鬼を追うことになる。 三人の個性的な青年たちとの危険な旅、淡い恋、そして謎…。 試練を乗り越え、少女は成長していく。 正…

　人ならざる異種族がさりげなく紛れ込んでいる……知るモノにはそんな非日常が隣り合わせにある日常。 　バーのマスターである俺は、常連客の便利屋とのひょんな仕事がきっかけで、面倒ご…

ある日、久しぶりに見た夢で昔のトラウマを思い出していた海翔。 そのためかいつもより体の調子が優れなかった________。 そんな彼を待っていたのは衝撃の事実と新たな仲間、そ…