概要
吸血鬼が関わった物語にはバッドエンドが憑き物だ。
僕は彼女と出会った偶然を、救いのある物語にしたかった。
殺傷症候群という特異体質に悩まされ、孤立した人生を送ってきた「僕」。そんな僕が殺してしまったのは、吸血鬼の少女だった。
感想等はハッシュタグ #吸血鬼を殺した僕 にてお願いします。
殺傷症候群という特異体質に悩まされ、孤立した人生を送ってきた「僕」。そんな僕が殺してしまったのは、吸血鬼の少女だった。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!生まれは選べない。だから、終わり方を選べ。
バッドエンドに取り憑かれた人間と吸血鬼たち、そしてそれに抗う主人公の物語。特異体質の主人公が、吸血鬼の少女を殺すところから始まるこの物語――とだけ言うと類似作品を思い浮かべる方もいるでしょうが、私は殺されて魂だけになった少女が「殺してくれてありがとう」と言い出す所から、これは何か違うな、という気持ちになりました。
第一章は綺麗に物語が一区切りするのではなく、強烈な引きで終わるのでなかなかニクイところ。しかしそこへ至る経緯も、「ありがとう」という感謝の意味も読んでしまったら、手を出さずにはいられないでしょう。
話の構築が綿密で、二章の収束、主人公が彼女を殺した経緯にまつわる「ある吸血鬼の末裔一…続きを読む