それは殺傷症候群の『ボク』と自殺願望の吸血少女の物語

――気が付くと、そこには血を流した少女が横たわっていた――――

目が覚めると、そこには殺したはずの少女が自分にしか認識出来ない『透明人間』となって存在していた。

自らを吸血鬼と名乗る幽霊少女と、自らが何者かを未だ知らない少年。
二人が出会った時、少年は日常ならざる世界へと足を踏み入れてしまっていた。

吸血鬼が背負った業と家族関係が良く練られており、テンポの良い物語でスラスラと読めました。
未だ底を見せない主人公のルーツと力の正体、謎の組織の登場に拉致監禁、今後の見どころ満載です。

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