キャラクターに魅力がある。主人公はよく居るヘラヘラ系では無く、性欲に忠実。
ここまで分かりやすい主人公は謎の爽快感さえある。
また戦闘面でも基本主人公は指示するだけ。これは弱点にも思えるが人外ヒロインズの活躍が描かれていて癖になる楽しさ。(主人公最強が多いので)
話の流れも比較的サクサク進み、無駄な鬱展開が無いので純粋に楽しめますね。
あと個人的にですが、聖女、女騎士、王国、実は最強なのにパーティー追放等々に飽き飽きしていました。またギルドの仲間同士が仲良しなのは癒されます。
またいい意味で強さや設定が緩いのもちょうど良いです。作者さんのめんどくさそうになった時の『ギャグでサラッと流す』所も嫌いじゃない。
とにかく応援したい作品。
ギャグ多めの異世界モノが好きな方には最高では!?
それとモン娘達も個性的で最高。
真面目なレビューを書き、手放しに褒め称える事だけが果たして本当にその作品への愛を語る唯一手段なのだろうか?
いいや…でも僕はnotそうは思わない。
今回僕はこの作品を語る上でまずは皆様の目に着くであろう作品への一言で名一杯フザケ倒した…
一部の真面目なカクヨムユーザーは僕のレビューを汚らわしいと批判し、こんなレビューがついている作品は読みたくないとこの作品をクリックしてくれないかもしれない。
だけど…僕はそんな人達にこの作品は向いていないのだと声を大にして言いたい。
「タイトルを見ればわかるだろう? っていうかタイトルを見て来たんだろう?」
そうだよ、ここはそういう所だ。下品でお馬鹿でフザケ倒した奴(作者)エッチな物語書いてるんだよ!
人外フェチがエロ目的で召喚士やってるんだよ!
健全ボーイとPTAは帰りやがれ!
そんな歪んだ愛を一言に、僕のレビュータイトルを見てクリックしてくれた人だけに手を広げて微笑みたい。
「ようこそ、いらっしゃい。ここは紳士の社交場さ… ゆっくりシてイってくれたまえ」
私は最近自作の中で、『これぞ、最強のチートだ‼』というものを登場させた。
それは、量子論や集合的無意識論的に、絶対に正しいはずであった。
──しかし、この作品を読んで、その絶対の自信が、揺らぎ始めたのだ!
それほどまでに、本作の主人公のジンタの『スケベ心』──人外娘に対する愛♡は、無敵であり、どんな強敵にも打ち勝ち、どんな困難でも乗り越え得るのである!
──いや、私の作品なんか、どうでもいい、ここで少し、真面目な話をしよう。
つまりジンタの『スケベ心』とは、実は種族の壁を越えた、我が身の保全すら顧みない、これぞ文字通りの『無償の愛』なのだ!
彼は激しい闘いの最中であっても、人外娘を見つければ、後先考えずに、エロいこと──すなわち、『愛の行為』をしようとする。
一見これはいかにも馬鹿げたギャグシーンのようにも見えるが、実はこれこそは、(人類愛というかもはや)全種族愛と(Web小説という)世界そのものの、『最も理想的なあるべき姿』を実践しているのだ!
──そう、獣人や妖怪や魔神等々の、人間以外の種族と遭遇した場合、敵と見なして攻撃をするのでなく、まずは愛し合うことを模索するべきだと。
今回最新話において、最強かつ最凶の魔神の娘が、ジンタのエロ特攻アタックを受けて、あっという間に堕ちてしまって、いかにもチョロインぽくも思えたが、実はそんなことはないのだ!
──一体誰が、自分を無条件に愛そうとしている者に対して、攻撃することができるというのだ!
それは一見凶悪な人類の敵そのものに見える、モンスター娘たちだって同じなのだ!
この作品はまさしく、バトル主体の現在のWeb小説に対する強烈なアンチテーゼであるとともに、異種族間の愛というものの『真に理想的な形』を見事に描ききった、極上のエンターテインメント作品なのである!
人間の底力を生み出すのは正義の心でも無ければ、憎悪でもない。
それはエロス。性癖によって昇華された欲望は行動力を生み、やがて世界を動かす原動力ともなる……筈。
この作品の見所は人間ではなく、魔物娘とも言うべき可愛いモンスター達であります。誰もが羨ましがるような美貌や可愛さを持っていますが、何処かミスマッチがあって、己の性癖に真っ直ぐな主人公の癖と組み合って面白さが倍増されます。
主人公が戦うのは己の為ではない。己の内に秘めるエロスの為である!! そんな欲望に忠実な素晴らしい作品でございます。宜しければ一度、ご覧になってみては如何でしょうか?