「言葉 手紙」を含む小説

「また会いに来たよ」2作品目 短編「手紙にのって」_「言葉がとどく」の完全版です。 不完全版のと違い、主人公の名前をいれ、さらに細かい描写を 追加しております。前編・後編のボ…

言葉よりも、手紙を選んだ理由とは… ※この作品に出てくる施設名などは全て想像です 例え一致していてもそれは全て偶然の一致です

それは自分の気持ちを整理しているだけなのかもしれない。 だから何？　と言われればそれまでで。 本当の気持ちを伝えることは、難しい。 あなたはいとも簡単にやってのけていた。 贈る言…

ある日、辞書に載っていない言葉を見付けた女性が、図書館の司書に問いかけた。 司書は言った。それは未言である、と。 それから。 彼女は自分が見つけた未言を。 彼は自分の知っている未…

「美味しいなぁ。」 「ありがとうございます。」 「うんうんっ。そうやって褒めれば受け取るところまでは治ってきたね！」 「････････････そう、ですね。これも、君のお陰で…

ミステリとは何か。 ミステリをミステリたらしめる要素とは何であろうか。 そう唄う友人の言葉と共に渡された手紙は『起』であり『依頼』であった。 ギルバート・ジャックマンは、執事であ…

幼い頃に起きたとある事件がきっかけで、非科学的なものは一切信じなくなった理屈屋の高校生・イサム。 そんな彼の元に一通の手紙が届く。そこにはこう書かれていた。 「わたしは触れてはい…

　1年と、もうすぐ半年。私、ずっと貴方に恋してたんです。好きになってもらいたいって、いつでも貴方の隣で笑ってたんです。貴方と過ごした毎日が、幸せで嬉しかったんです。 　でも貴方…

詩は、大抵の場合、書いたそばから私の手元を離れていく。 どうしてこんな言葉を書けたのか、今となってはもうわからない。 それでも、誰かに読まれたいと望んでいるのは確かなので。 壜…

面倒事が嫌いな男子高校生――安城真昼は、友人である日野アカリの善意性にいつも振り回されていた。 真昼はアカリの友達である空井野卯月と知り合う。ひょんな事から発覚した彼女にまつ…

二十歳を迎えたハリーが、ある日、雪原で倒れている男を見つける。男はハリーを探していたといった。最後の言葉を残し、男は息絶えてしまった。 男の荷物の中にあったものは、ハリーにむけた…

春から高校に入学した女子高校生「花袋桜」 同じクラスになった不思議な雰囲気を纏った男子生徒「倉科遥」 いつからか倉科の姿に釘付けになり、努力に努力を重ね徐々に距離を縮めることに。…

昭和の真っ只中、会社員だった夫。 家庭に携帯電話が普及していなかった頃から、夫の会社人生と共に妻が書いてきた手紙です。 結婚後、夫の親族への便り、夫の勤務先の上司や部下への便り等…

私立学校高等部を卒業した優衣（ゆい）。田舎生まれの田舎育ちな彼女は、ある日学校から帰ってくると一通の手紙が置かれていることに気付く。進路先が決まっておらず、将来の見通しが立たない…

行先は廃校。 そこで暮らすは、自殺未遂者の少年と変わった名前の少女。 たった二人だけの廃校共同生活、言葉と心で手繰り寄せる、三日間の記憶。 拝復（はいふく）：返事の手紙のいちば…

前田　貴彦のもとに死んだはずの母からの手紙が届いた。 封筒には一通のメッセージと何処かのカギと小さな地図が入っていた。 それを頼りに地図の示す場所まで行く、メッセージの言葉の意味…

『いくらヒット作を描いても、 次で打ち切りになったら終わりですから』 これは少年ジャンプに連載していた、 著名な作家さんから頂いた手紙に書かれていた一節です。 『次の作品楽し…

『世界が滅びてしまいそうです。助けてくれませんか』 一人暮らしをする男子高校生、神崎レイジのもとに届けられた手紙はそんな言葉から始まっていた。差出人は神崎イロハ、彼の妹からだった…

例年よりも早い梅雨入りの中、せっかくの休日をつぶして雨を眺める青年がいた。 望んで来たわけではないが、今は亡き祖父の手紙を息子が引っ張り出した事が彼の不幸だった。 祖父の手紙には…

　高校2年生の桐谷雅紀はある持病を抱えながらも平穏な高校生活を送っていた。 　4月下旬のある日、クラスで席替えが行われた。雅紀が移動した机の中には前に座っていた生徒の持ち物らしき…