それは少年が伝えたかった最期の言葉
面倒事が嫌いな男子高校生――安城真昼は、友人である日野アカリの善意性にいつも振り回されていた。
真昼はアカリの友達である空井野卯月と知り合う。ひょんな事から発覚した彼女にまつわる謎を解くことに。
それは一年前に名も知らぬ男子生徒から渡された『ぼくは。素の嘘つきが嫌い』とだけ書かれた手紙だった。
やがて真昼は、手紙の主が去年の夏にいじめが原因で中学校の屋上から飛び降り自殺をした生徒だと突き止める。
それを皮切りに、現状は次第に不穏さを増していき――――
※『小説家になろう』にも掲載しています。