最初は「丁寧な挨拶状」ということで、見習うべきところや勉強すべきところがあると後学のため読ませてもらいました。
ただ、それだけではありませんでした。
書かれたときの気持ちや背景が見えてくるんですよ。
手紙だから、それは当たり前と言えば当たり前です。
何て言えばいいのか……手紙の行間が見えて勝手に物語が展開していく感じ?
上手く言えませんが、畏まった、丁寧な文章なのに、フィクションの小説を読むときみたいに感情移入してしまった自分がいました。
「こんな体験もたまにはいいな」って思いました。
ありがとうございました。
とても美しい文章にてしたためられた手紙の数々は、どれも実際に作者さんが書かれたものでしょうか。
(そういうものだとして進めさせていただきますね)
お母様、ご友人、旦那様の勤め先の方、お礼状から果てはファンレターまでっ
宛先は様々ですが、どの手紙からも相手の方への作者さんのお気持ちや思いやりが文面から手に取るように伝わりました。
エッセイや日記、自伝とはまた違った切り口ながらもご自身の過ごしてこられた時間を読むものに想起させる、面白い試みだと感じました。
あと、手紙を書きたくなりますね。
作者さんのほどの綺麗な言葉選びは難しいかもしれませんが・・・・・・。
そういう気持ちにさせてくれました。
ありがとうございます。
若い人、特に就職活動中であったり、社会人一年目であったりする人に特におすすめです。
手紙の書き方。それは今の若い世代の人たちにとって、分からない未知のものになりつつあります。一見手紙の書き方なんてもう覚える必要はなさそうにも見えます。しかし、しかし! そうではないのです。実はとっても必要なんです。
社会人になってからのビジネスマナーとして。一般常識として。手紙でのやりとりはほぼ無くなった世の中だとしても。なぜなら、メールでやりとりするという機会がそれに置き換わったのだから。ソーシャルアプリでの遣り取りでも同様。礼儀という名の形式を知る必要があるのです。
しかし、そういったことは今の若い人たちが学ぶ機会ってそうないんですよね。大概は就職活動のとき、初めて頻繁にメールでの遣り取りをする必要に迫られて、就活サイトや礼儀作法サイトで調べて四苦八苦するのです。どこのサイトも『~すべきだ!』と強く言ってきますが、サイトによって書いてあることはバラバラ。判断基準もないんで読んでてこんがらがるだけ……。
そんなことになった人はこの話を是非読んでみましょう。就職サイトなどのような宣伝の篭った意図的な文章ではなく、相手への生きた心遣いが篭った文章がここにはあるのですから。