とてもおもしろい試み。なぜなら何より、ためになるから。

若い人、特に就職活動中であったり、社会人一年目であったりする人に特におすすめです。

手紙の書き方。それは今の若い世代の人たちにとって、分からない未知のものになりつつあります。一見手紙の書き方なんてもう覚える必要はなさそうにも見えます。しかし、しかし! そうではないのです。実はとっても必要なんです。

社会人になってからのビジネスマナーとして。一般常識として。手紙でのやりとりはほぼ無くなった世の中だとしても。なぜなら、メールでやりとりするという機会がそれに置き換わったのだから。ソーシャルアプリでの遣り取りでも同様。礼儀という名の形式を知る必要があるのです。

しかし、そういったことは今の若い人たちが学ぶ機会ってそうないんですよね。大概は就職活動のとき、初めて頻繁にメールでの遣り取りをする必要に迫られて、就活サイトや礼儀作法サイトで調べて四苦八苦するのです。どこのサイトも『~すべきだ!』と強く言ってきますが、サイトによって書いてあることはバラバラ。判断基準もないんで読んでてこんがらがるだけ……。

そんなことになった人はこの話を是非読んでみましょう。就職サイトなどのような宣伝の篭った意図的な文章ではなく、相手への生きた心遣いが篭った文章がここにはあるのですから。

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