スーパー猫ニャン吉

飼い主の小川太郎が経営する猫カフェの一員であるニャン吉は、人間の言葉が分かったり、文字が読めたりすることから、自分のことをスーパー猫だと思っているが、太郎から特別扱いされることはなく、他の猫と同じように扱われている。
そんなニャン吉は、若くてかわいい女性以外の客はツンとした態度をとるなど、わがままな性格をしているが、好意を寄せているメス猫のミーコには頭が上がらず、彼女の言うことには素直に応じるなど、二面性を持っている。
ある日、ニャン吉はミーコに告白しようと、彼女を夕日がきれいに見える場所に連れていくが、着くまでに思いの外時間が掛かったため、結局告白することができず、そのまま帰ってくる。その後ニャン吉は、太郎が同僚のタマを客に売ったことに怒り、家を飛び出す。飛び出したはいいものの、行く当てが…続きを読む