異変の地、されど盗賊王は奇なる歴史を紡ぐ　ー昏く渇望に塗れた暗雲の世でー

非テンプレのダークファンタジー小説です。

三人称視点で展開される広く深い地の文とテンポの良い会話が特徴的で、どこか心を掴まれます。

また、今はまだ描写数が少ないですが、戦闘描写も緻密かつわかりやすく、「誰がどうしてどうなったのか」がよく伝わってきます。

登場人物の心理描写においても、深層心理が垣間見える「深さ」があります。ただし、深く描写しようとするあまりに、難しく理解し難い箇所も存在するのが難点です。

「とにかく重厚な世界観のダークファンタジーが読みたい！」という少数派の方々、きっと刺さること間違いなしです。