王立絶版魔導書復刻印刷局

　魔導書オタクの美形第三王子×口の悪い強気印刷技師。
　かつて生活必需品として人々に広く愛されていた魔導書が、技術の発展により廃れてしまった時代。ザーロイス王国第三王子のエルフリートは、絶版となった魔導書の復刻印刷を行う「王立絶版魔導書復刻印刷局」への就職を夢見ていた。
　念願叶って印刷局へ研究員として勤めることになったエルフリートだったが、喜びも束の間、そこで出会ったのは口の悪い印刷技師・ランツだった。
　人使いの荒いランツにこき使われる毎日にうんざりしつつも、エルフリートはランツの仕事への情熱に胸を打たれて敬意を払うように。そして二人は衝突しながらも、日々の仕事を通じて互いを理解し始める。
　しかし、エルフリートが全てのはじまりの魔導書とされる『御影の魔導書』の復刻を持ちかけたところ、ラ…続きを読む