ラブコメいくつ詰め込める？【140字小説集】

「知っているけど」

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放課後、部活の皆も帰りだし教室は私達だけ。「何？」手紙で野球部の彼をここに呼び出した。彼は目が少し腫れている。昨日親友から聞いた。『カッコイイけど彼氏がいるから断っちゃった』こんな時に卑怯だと思う。だけど、これからは私を見てくれませんか？今日私は、ずっと片想いしてた彼に告白する。

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放課後の教室。マネージャーを呼び出す。僕は一度彼女をフっている。好きな人にフられた次の日、告白され気持ちに応えられなかった。あの日から一年。彼女は昨日野球部部長に告白された。「待ってるんです。振り向いてくれるまで」部長はそう言ってフられたそうだ。ずるいかな。今度は僕から告白する。