「登校日の約束」


「夏休みどう?」久しぶりの教室。部活が違う彼に会えるのは登校日さまさまだ。「んー、プール行って海行って、あとはBBQと花火かな」そうなんだ。夏の欲張りセットじゃない!?誰としてきたの?「全部家族でだよ。そうだ、今度一緒にプール行かねぇ?」え、そんないきなり?私、指定の水着しかないよ。



いやいや可愛すぎだろ…。夏休み、宿題を終わらせ家族のスケジュールにも付き合い終わった。夏休みももうすぐ終わり。やっと二人で出かけられる。近場なら二人でだって出かけられるだろうと選んだけれど、もっとしっかりしたとこにすれば良かった。市民プールにその水着は恥ずかしかったかもしれない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る