「七夕と雨」
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「また雨かぁ」雨女の自分が嫌になる。「明日晴れたら一緒に星見よう」七夕の約束。中一の時、隣に住む幼なじみの彼から誘われた。今年は四年目の七夕だ。三年、毎年雨でまだ星を見れていない。今年の天気予報も雨マーク。でも、雨だって構わない。今年こそ彼と空を見よう。言いたいんだ。好きだって。
◆
「また雨かよ」天気予報を眺めため息をつく。七夕、晴れたら幼なじみの彼女に告白しよう。そう決めたのに、毎年雨で告白出来ずに三年過ぎた。高校に入ると付き合うやつらが一気に増えた。悩んでいたらダメだ。あるサイトにアクセスする。プラネタリウムなら天気は関係ない。今年こそ好きだと伝えよう。
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