「確認したい」


「ねぇねぇ、聞いて」隣の席の女子が嬉しそうにこそこそ話しかけてくる。俺達仲が良かったか?「昨日いっぱい流れ星流れたんだよ。知ってる?」流星群?そんなニュースしてたっけ。「あとね、海がざぶーんって」あ、流れ星そういや昨日見た。海がざぶーん?それも見たな。俺の好きなVTuber配信動画で。



堅そうな隣の男子。カバンに可愛いキーホルダーがついていた。それ、私が作ったVのアクキーじゃん。ファンなのかな?嬉しくて、いい事教えたくなっちゃう。「な、そんな情報が!」秘密だよ。「何で知ってるんだ?まさか、中の人本人!?」あ、ごめん。それは誤解だ。その子の中身、私の可愛い弟なの。

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