「羽が生えた彼女」


久しく会ってなかった幼なじみが目の前にあらわれる。「迎えにきたよ」笑顔の彼女の背中には羽がはえている。クラスに昔から僕をいじめてくるやつがいる。今日も学校に行く気力がわかなかったところだ。「どこに連れていってくれるんだ?」「幸せになれるところ」天使な彼女に手を引かれ僕は歩み出す。



「お母さん天使になったんだって…」昔、幼なじみ君がそう言って悲しい顔をしていた。その彼は今度は学校に行かない。「どうやったら外に出てくれるか」彼の父親は諦め気味だ。お母さんにはなれないけれど。イベントでコスプレするの楽しいよ。彼の分のコス合わせ衣装を買いに外に連れ出す事ができた。

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