「ごろごろ」
◇
「おはよう!」まだ寝てる彼の上に乗る。「ぐぇ」潰れる声がした。まったく今日は誕生日デートの日でしょう?はやく起きてね。「起きる、起きるから」はやくどいてくれ?私そんなに重くないでしょ。「そこに乗られてたら起きられないから」それはそうかと横に転がった。彼はまた苦しそうな声をあげる。
◆
まるで猫だ。「何か言った?」いえ、何もイッテマセン。教室ではクールな優等生の俺の彼女。告白したけど玉砕覚悟だった。付き合いだして驚いた。誰も見てなければ四六時中くっついて、顔をぐりぐり擦り付けてくる。なぁ、にぼし好き?「だし?鰹派かなぁ」プレゼントは魚の形ペンダントでどうですか?
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