ラブコメいくつ詰め込める？【140字小説集】

「ピアス」

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「先輩見てください！」後輩の耳にピアス穴が開いた。「これでお揃いできますね」と笑ってる。あのね、君はまだ中学生。先生や親に怒られるぞ。「先輩だって中学からでしたよね」中学時代の写真を見せられる。耳飾りがじゃらじゃらと大量だ。あのね、とても言いにくいのだけれどそれは全部イヤリング。

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「塗っときなさい！」親から傷薬を渡される。先輩の真似をしたくて開けたのに、得たものは先生と親のお説教と先輩はピアスじゃなかったという真実。やるなら高校？まだ2年も先だ。先輩に報告に行くと苦笑いしながら何かを手渡された。「それ、私が使ってたやつ」手の中にはピアスに見えるイヤリング。