概要
雨と魔法と灰色、それだけだった少年が少女に手をひかれる物語。
第31回電撃小説大賞1次審査通過作品。
雨が降っている時だけ魔法がつかえる、そんな魔法使いが正体を隠し、身を潜めて暮らす現代が舞台。
主人公「東雲 灰夜(しののめ はる)」は魔法使いの男子高校生。
五年前にも街で起きた連続殺人事件、通称「天罰事件」の再来と思われる猟奇的な殺人事件が発生し、世間を騒がせていた。それと同時に、事件に関連性のある噂に興味を持った灰夜は、単身雨の真夜中に噂の廃ビルへと向かった。
そうして出会う事となる。廃ビルの屋上から落ちてくる、運命の少女に。
雨が降っている時だけ魔法がつかえる、そんな魔法使いが正体を隠し、身を潜めて暮らす現代が舞台。
主人公「東雲 灰夜(しののめ はる)」は魔法使いの男子高校生。
五年前にも街で起きた連続殺人事件、通称「天罰事件」の再来と思われる猟奇的な殺人事件が発生し、世間を騒がせていた。それと同時に、事件に関連性のある噂に興味を持った灰夜は、単身雨の真夜中に噂の廃ビルへと向かった。
そうして出会う事となる。廃ビルの屋上から落ちてくる、運命の少女に。
作品に目を通してくださる、感動です。読み切っていただく、感激の涙。リアクションを頂く。歓喜の舞です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!雨と曇りの日常×非日常。正統派ジュヴナイル伝奇。
読み手に「いつか通った道」を思い起こさせてくれる、空疎で鉛色のモラトリアムに漂う少年の一風景の物語でした。
平凡な一生徒。生きている意味も目的もない。さりとて死ぬ気も当然ない。目にするものが無価値なら、最初から見なければいい関わらなければいい。
そういう思春期特有の(シニカルな)雰囲気が作中世界を曇天色に彩っています。無論ここに(一見真っ当な)(その実「逸般人」な)善良少女が変数として関わってきて、物語展開に巻き込まれていくわけです。王道のボーイミーツガールです。
主人公は少女に惰性で絡んでいるうちに絆されていくわけですが……この辺りこそ「クラスメイト以上、恋人未満」といった距離…続きを読む