第35話 空中子的 ホイール制御


 ここでは主に「軽量装輪戦闘システム」のことについて記述しようと思う。

基本的に構造としてはインホイールモーター駆動の6x6の装輪装甲車である同車は非常に軽量でありながら対爆性を考慮に入れた戦闘システム車輌となっており、「軽量かつ対爆性あり」汎用性も高い車輌となっている。


この装輪装甲車もファミリー化やハイブリッドシステムを考慮した車輌であり、新しい情報によれば無人車輌 UGV を大型・中型・小型の各種配備する予定になったことが報道上明らかとなり、おそらく「中型」のひな型に「軽量装輪戦闘システム」がなるであろう。


多数の車輌の「群制御」技術やUGVの遠隔制御・自律走行等の技術は新しい局面に入る。筆者の想定によれば大型UGVは「24式装輪装甲戦闘車」がベースとなる公算が高い。中型はアメリカの無人戦闘車や「軽量装輪戦闘システム」が採用されるだろう。小型車輌はミルレム製とラインメタルカナダ製や陸自ですでに使用されている小型ドローンの発展型等が考えられている。


このことからすると無人車輌は数種類は確実に増えるし、配備されるだろう。その総数としてはかなりの数が予測され大型でも300~700輌、中型は1500輌、小型に至っては2700両はあり得る。


基本的に陸幕は「無人化・省人化を進めて前線での人的損害を軽減する」と云っているので無人化は必須の要素となるであろう。


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