第29話 軌道式 と 装輪式の 利点 欠点

 この話では、 装輪と軌道輪タイプのそれぞれの持ち味と実車のスペックや性能上の違い等を書こうと思う。


まず、近年は「装輪式」がマストの技術になりつつありその走行能力・燃費性タイヤの路面走行性またタイヤは一つが破壊されても走行できるという利点がある。その速度は100kmを超える。


また、「装軌式」は全地形対応であり泥濘・降雪に強く、速度はややタイヤに負けるが安定した走行が可能である。 しかし、側帯が外れる、切れれば走行は不可能になる。長年の安定性があるもののトータルの性能としては装輪式には及ばなくなってきている。


比較的新しい概念である「装輪式」装甲車であるが昔から装輪式も存在しており、無人装甲車もどちらも採用されている。所謂、UGVと呼ばれる無人車輛は現代戦には必要不可欠となり始めている。装軌式と装輪式の車両はどの軍でもほぼ使われ始めている。日本でも陸上自衛隊、消防庁、警察庁にて使用されている。


実例を挙げると消防には「サラマンダー」や「小型オフロード消防車 Red Ladybug」等が自衛隊以外でもある。


装軌式と装輪式両輪で陸自以外でも採用している訳であり、近頃のトレンドとしては「小型」「特殊用途」など様々な車輌も使用されている。


話は戻るが、自衛隊では「戦術機動」と「戦場機動」性能を求めていて装軌では最近では「AAV7 水陸両用車」「10式戦車」「11式戦車回収車」等が配備されている。装輪車は大半を占めており、今や装輪装甲車時代だ。





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