共通戦術装輪車と次期装輪装甲車 再再考
選定された次期装輪装甲車と共通戦術装輪車は性質が異なう装甲車であり
最初にAMVXPはモジュラー構造を持った汎用性の高い派生形も簡単にモジュラーで換装出来る車体を持ち様々な車体後部と砲塔を用意すれば多種多彩な兵器形態を形成できる点において非常に評価できる選定であったと云える。
この次期装輪装甲車と共通戦術装輪車は「ファミリー化」という点で共通項があり、モジュール的要素とその戦略的な次期装輪装甲車は相容れぬ要素も持っていてどちらも考え方では別視点の兵器と呼べ得る。
詳細な点でいうとAMVに関しては多数配備で約810輌という生産数となりモジュラー式の換装ユニットを換装したい数よりも多種多彩に多めに用意すれば戦略的・戦術的においてかなり複合的な戦いを可能にすることが出来る。
共通戦術装輪車は初めからファミリー化、そして運用もそのようにできるように共通した車体をある程度用いる事により戦術的運用を可能にしているし、戦略的に見ても歩兵戦闘車型と機動迫撃砲型、そして今後配備されるだろう偵察戦闘型の三車種を基本として主に「機動師団・機動旅団」の機動連隊で運用されるようだ。さらに言えば機動連隊の先鋒を務める機動部隊の第一大隊に共通戦術装輪車、第二大隊以降は次期装輪装甲車と云った具合により重武装な歩兵戦闘車を使い、一般的な部隊にはAMVXP等を使用するだろう。そういったある意味「ハイ&ロー」ミックスな部隊配備を行うだろう。
モジュラー化またはファミリー化の利点としてある程度共通した部品や構造物を使用でき、モジュール化や開発おいても早期装備品の段階的な配備、本格的配備のバージョンアップ・ハッジ方式の開発・生産方式がとれることでより実践に即した装備品が使用されることになるだろう。
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