共通戦術装輪車とその派生系 次期装輪装甲車と派生型
共通戦術装輪車とその派生型はいくつか考えられているが偵察戦闘型や機動迫撃砲型があるが野戦装甲救急車や工兵システムも考慮しなければならない。指揮通信型はすでに選定が進められつつありパトリアのAMV派生型が採用されそうだ。
①歩兵戦闘型
②機動迫撃砲型
③偵察戦闘型
④野戦救急車型
⑤対空戦闘型
⑥工兵システム
等が考えられる。
次に具体例として野戦装甲救急車は現在の野戦救急車の装甲化改良型や新型の大型野戦救急車などの候補があるようである。装甲化は急務と云える。筆者はこれからの国難ともいうべき時代を考慮して常に先手で考えるべきだと思われる。
対空システムや工兵システムとしてはある程度考えうる。
つぎにAMV XPについては現在のAPC兵員輸送型の他に指揮通信型も採用されそう。実際に購入へと進んでいて日本仕様としてもありではなかろうか。そのほか工兵システム対空システム砲兵つまり迫撃砲搭載のNEMOやAMOS等があり自走砲や対戦車砲型などの派生型は考慮の余地がある。またロソマクのような歩兵戦闘型は前記した共通戦術装輪車がすでに最有力なのでほかの代替えはありえそうにない。
追記 調達予定数
次期装輪装甲車は派生型も含めた量産数が810輌である。共通戦術装輪車も同数程度になると思われる。派生型は共通戦術装輪車の偵察型が偵察機能の他にコマンドポスト的な役割や装備機材から考えると限定的な指揮偵察機能(または完全な)を持つのではなかろうか?と筆者は考えていて派生型はそれほど多くはないと思っている。つまりWAPC現行の96式装輪装甲車のようなAPCタイプがほとんどであって派生型は一部と考えている。
再追記 共通戦術装輪車の生産数
歩兵戦闘車型の量産単価は約9.3億円、ライフサイクルコストは約2615億円で、約150両の取得が想定されているようです。機動迫撃砲型の量産単価は約8.6億円、ライフサイクルコストは約1529億円となっており、約100両の取得が見込まれています。
防衛装備庁の新たな重要装備品等の選定結果についてによる現時点での正式な概算値になります。最新のものでは装甲戦闘車は232両、機動迫撃砲が102両、偵察戦闘型が116両となります。
次期装輪装甲車はパトリアAMV XPの陸自型であり、コンポーネント・モジュラー式の車体を持っており車体上部・砲塔等を換装できる車種である。統一された車体に様々なモジュラー構造を持っており多種多彩なラインナップがある。自衛隊にも複数型導入できるであろう。
主には標準型に防盾付きが基本であり、そのほかに指揮通信型はほぼ採用されるだろう。そのほかにもNEMOやAMOS等の機動迫撃砲、工兵型等がモジュールにて提供されるだろう。
基本的にはAMV XPが一般部隊に投入され先鋒にはMAV、共通戦術装輪車が装備されようとしている。これらの型以外に
⑦ 架橋施設装甲車
⑧ 対ドローン車
等も考えられるためより脅威度、価格、汎用性を考慮して増額された防衛費をうまく使ってどちらの装甲車に装備化するのか 今後が楽しみである。
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