概要
【完結】上杉謙信の生涯 ~謙信ファンには是非一度読んで頂きたい!!~
本書は上杉謙信の生涯という、ベタなテーマの時代小説ですが、新たな視点と解釈から描いてみようと思いました。根強い謙信ファンの一人として、相当贔屓目に書いておりますので、その点はお目こぼし願います。物語は初陣からスタートし、その後一旦、父・為景の生涯が謙信に及ぼした影響(些か偉そうに語っております)に触れ、幼少期から元服、古志郡司、守護代継承から信濃進出、二度の上洛を経て小田原城攻囲の後に関東管領、そして最大の見どころである永禄四年九月の川中島の合戦へと進みます。ここでは、史実としては疑わしい妻女山への陣構えはなかったものとして排除し、新たな合戦の展開を創造してみました。クライマックスは一騎打ちではありません。(あとは読んでのお愉しみ)その後は関東での苦戦を経て、越中における一向宗徒との戦い、能
ご一読頂き、また応援頂き心より感謝申し上げます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!上杉謙信の生涯を本格的に描いた大作。
私事ですが、この夏、越後の城を巡ってきたんですよ。
坂戸城、与板城、栖吉城、枇杷島城、柿崎城、そして春日山城。
春日山城は本当に見晴らしが良くてですね、頸城平野を一望できるのです。
上杉謙信は、ここから頸城野を見下ろしてどんなことを考えてたんだろうと思いを馳せました。
そして帰宅して数日後、カクヨムでこの作品に出合いました。
舞台となる城のイメージが鮮明だったので、没頭して読んでしまいました。
越後という土地の武士たちは、鎌倉時代のまんまの思考です。
一所懸命、御恩と奉公の世界。「鎌倉殿の13人」を視聴した方はあの世界を思い浮かべていただけると良いでしょう。少しの土地を、隣の領主から如何に…続きを読む