第50話 三章後日譚

1.リモートコントロール_リコ



僕の体とは別に、身分を偽って活動していたリコは、現在僕の意思の介在しない別人格を持って行動している。便宜上、僕のことをお父さんとは呼んでくれるが、思想、口調はほぼ僕なので変な気分でここ数日過ごしている。


肉体がスライムボディなので、疲れ知らずで疲労とは無縁。

僕が欲しくて仕方のない要素がてんこ盛りである。

だが逆にいえば、一見完璧に見えるが物事に困らないから、そこから発展しようと思わない為研究が捗らないのが目に見えてるんだよね。


「リコ、錬金術師としてやっていけそうか?」

「それ、マウント取ってる?」


僕の代わりに探索者をやっていた娘は、スライムボディにあたらしい『錬金術』の知識をインストールしたばかりで、まだまだひよっこだ。

なので僕が話しかけるだけで熟練度マウントを取られてる気分になるようだ。


「まさか。僕だって熟練度1からスタートしたし、見た目こそそっくりだが、そこには36年の差がある。一足跳びに僕と同じ位置までこられたら面目が取れないさ」

「やっぱりマウント取ってる!」


僕と同じ性格してるので、負けん気が強すぎるのが玉に瑕か。


「だが、僕は人間で君はスライム。土台からして違うのさ。そもそも何を焦る必要がある? 僕は不完全な肉体を持て余し、君は完全無欠だ。君は寝る必要もなく、疲れも知らず、いつまでも研究に没頭できる。僕としては喉から手が出る状況だ。それを君はただ熟練度が低いというだけで僕に嫉妬して。僕の分身として恥ずかしくないのか?」

「ぐっ! 一理ある」


その後どの部分で詰まってるのかコツを交えてレクチャーしたらめちゃくちゃ盛り上がった。スライムに僕の意識を乗せたらここまで親しみやすくなるのか。

血の繋がりはないのに不思議だね。


だ、なんてことを考えてると。


『え、リコちゃんは正真正銘先輩と私の子ですよ?』

「どういうこと?」

『先輩がちょくちょくシンボルを大変なことになってる時にちょちょいと』

「ちょちょいとどうしたの?」

『流石に私の口からは……うふふ』

「ねぇ、僕のシンボルで何してるの!? 僕の遺伝子をどうしたの!?」

『先輩の子供が欲しい方にお裾分けしてます。アメリアさんも大喜びでしたよ。メリアちゃんの素体は私ですが、しっかり先輩とアメリアさんの遺伝子が組み込まれてます。将来が楽しみですね!』


そう返された。僕の人権を簡単に無視しおって〜。

しかし人権を無視されたのは僕だけにあらず。

後輩に抱っこされてる灼熱と白銀の髪を持つ双子に目を向ける。


「サンディはともかく、シルビィには大塚君の遺伝子が入ってるなんて思えないなぁ」

『あの人、勘違いしやすい以外は普通の人ですよ。ちょっと調子に乗りやすくて、周囲がそれを囃し立てる人が多かったのが歪んだ原因です』

「そうだったんだ〜」

『はい。あと先輩の同期だったことがおおよそのパーセンテージを含みます』


ん?


「え、それって半分以上僕に原因があるってこと?」

『そりゃそうですよ。先輩が呼吸をする様に品質Sをバンバン作るもんですから、仲のいい人と徒党を組んで、一泡吹かせようとしたと本人が自白しましたよ? 結局一泡吹かせるどころか余裕でノルマこなされて、そこからネガティブキャンペーンを始めたんです。研究者として絶対に勝てないとわかってたので容姿や要領の悪さ、人格否定をして少しでも自尊心の回復を図ったらしいです」

「最低だな」

「そう、最低なんです。でも先輩、それに気づいてませんでしたよね?」

「あー、研究に没頭すると身なりとか気にしないからね。それで引きこもる」

「先輩の社内の地位、最低でしたよ? なので掛け合ったら簡単にクビが通りました」

「やっぱり君が申告したのか」

「だって先輩があの会社でいい様に扱われるなんて間違ってます!」

「だ、そうだリコ。君は僕の様にはなるな?」


近くで錬金術に没頭する娘へと呼びかけると、邪魔をするなという顔をされた。


「この情報、錬金術をする上で必要?」


錬金術師において負の感情は不要らしい。

スライムって嫉妬とは無縁だもんね。


「いや、必要ないな。君は僕の子だし、すぐにすごくなると信じて疑わないよ。のんびりやりなさい」

「その間に差をつけるんでしょ!? その手には乗らないから」


頭に乗せた手を叩かれる。おおい、そんな対応されたらお父さん泣くよ?

すっかりわんぱくに育った娘は僕から距離をとって、離れた場所で僕に追いつくべく熟練度上げを始めた。


そして、新しく持ってきたのは新種のスライムだった。

スライムの考えはよくわからない。


「これは何?」

「これの凄いところは、この子単体で錬金術が使えるところだ」

「ほう。ちょっと運用してみて」

「まずは専用の素材を好んで食べる様に設定するんだ。みてて」


こういうところは僕そっくりだ。自分で気づいたアイディアをお披露目したくて仕方がない。


そして出来上がったのは、あろう事か体内に錬金成果を抱えたスライムだった。


「ねぇ、よりによって錬金成果を炸裂玉にしたのは何の意図が?」

「僕の熟練度と連動してる」

「ふむ。面白い試みだ。種類を増やすのは面白いね。ちなみにこの錬金成果、倒すとドロップするの?」

「しないよ。取り出す時はまた別の方法が必要なんだ!」

「へぇ、そりゃいいや」


僕と娘は同じ様な笑みを浮かべる。要はこの個体はわかりやすい餌を吊り下げた囮なのだ。ちなみに取り出す手段は直に腕を突っ込んで取り出すって方法だ。

多くのスライムは強酸を持つことから、そんな自殺行為誰もがしない。


「ちなみにこれ、取り出した後はどうなるの?」

「設定に応じて次の錬金術の素材を食べに行くね」

「補充しなくていいのは楽だな。ちょっと他のダンジョンにお願いしておいてもらおうか? ディフェンスには自信があるって」

「ダメ!」

「まだ自信ない?」

「うん、もっと自信ついたらでいい?」

「わかった。じゃあその時になったらお母さんに相談しなさい」

「うん!」


そう言ってすてててと走っていった。すぐに後輩へと内容を伝えている。

僕と違って素直だね。僕はそれに没頭しちゃって約束事をすぐすっぽかしちゃうんだ。だから娘は僕と違う道を歩いて行ってくれ。それが父の望みかな?


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2.全ては手のひらの上(三人称)



「それでは、第三回ダンジョンネットワーク会議を始めます」


紫のコアを名乗る司会者の元、残りのコアを持つ7色が一堂に集まって議題に目を配る。

今現在、転送陣を扱えるのは人類に限った話ではない。

モンスターにだってそれは同様に扱えた。ただし紫のコアから一方的に送り付けられる形で、と付け足させていただく。


「ねぇ、この会議に何の意味があるの?」


文句を垂れるのは白のコア、女郎蜘蛛のセニアだ。


「そんなもの、ダンジョンの運営をする上のアドバイスが欲しいからじゃないですか!」


ヒカリはママ友欲しさに公園や児童施設に押しかける新人ママの如き迫力である。


もちろんそれが他のモンスターに通用するわけもなく、白い目を向けられていた。

しかしそれでも相手をしてくれるのは、しつこく付きまとうからだ。

決してこの会議を重くみてるからではない。


何せこの会議はヒカリの気分で始まり、終わるのだ。

そこに何の意義があるのかと聞かれたら全くもってその通りだった。


「こほん。良いですか? 今現在ダンジョンの地上侵攻は遅々として遅れています。その理由は何か? そう、探索者と呼ばれる人類の抵抗に他なりません! そこで我々も手を取り合い、モンスターの貸し出しやトレードをしませんかと声をあげているのです!」

「嫌だね。そうやってウチの子を解剖して構造を手にしようって目論見だろう? 何で敵に手の内見せなきゃいけないのか、それがわからんね」


キシシ、とセニアが笑う。

しかしそれがどうしたとヒカリは話を続ける。


「そうですね。こちらが信用できないのもわかります。でも、他社の協力は必要ないと言っていた赤のコアはどうなりました?」


ヒカリの問いかけに、それまでザワついていた他のコアたちも黙り込んだ。

赤のコア、赤龍王。暴食の大罪を冠する最強の一角は、目の前の強欲を冠する青のコアによって一夜の内に討ち取られた。

それぞれが、それをお前がいうのか? と思っていた。


逆に言えばいつでもお前らを食える。だというのにこうやって交渉を持ちかけてきてるのは何か狙いがあるにだと勘付いていた。


「それ、乗ったとしてわたくしにメリットはありますの?」


食いついたのは色欲の緑。ドリアードのソルシエだ。

女の肉体を擬似餌に、男の養分を吸い尽くす極悪非道のトラップダンジョンの持ち主だ。巷ではエロトラップダンジョンとしてそこそこの需要がある。


「どこまで私の提案に乗ってくれるかです。前提として自由に地上で歩ける素体をご用意しましょう。そこでどの場所に新たに根を張るか視察をしてみるのはいかがですか? その時に私の分体を案内役としてつけますよ」

「悪くはないですね。わたくしは種族上、その位置から離れられませんの。根は張れど、距離は稼げません。しかし素体というのは……」

「私の趣味が多分に含まれます」


気掛かりがあればそれくらいだ。ソルシエは他のコアたちに見送られながら会議を終えた。


そしてソルシエに配られた素体は、本体の擬似餌とは比べるまでもないチンチクリン具合。俗に言う幼女であった。これでは人間のエナジーを吸うのに不向きもいいところだった。


「ようこそいらっしゃいました。ソルシエちゃん」

「ちゃんはやめてくださいまし。これでも王としてのプライドがありますの」

「何と言うか、災難だな君も」

「あなたは何者ですの?」

「一応、そこの子の番ということになっているヒジリという。今後ともよろしく」

「オスですの?」

「便宜上はオスということになる」

「それを先に言ってくださいまし!」


そう言って、ヒジリは押し倒され、そして探しているものがなかなか見つからないことを告げた。


「あら、エナジー注入棒がありませんわ?」


どうやら男性的シンボルを探してる様だ。

ソルシエがヒジリの下腹部をぺたぺた触る様をヒカリはビデオモードで回していた。推しのカプにはこだわるタイプだ。


ヒカリは、食い入る様にビデオを回す。その表情からあらゆる感情がダダ漏れているが、それを止めるものはこの空間にはいなかった。


「それなら番に没収されている。なので僕から奪うのは諦めてくれ」

「あら、そうでしたの。急に興味が失せましたわ」

「ごめんなさい、この子割とがっつく子で」

「君のお友達の時点でがっつくのは分かってたよ。で、今日は何?」

「この子を連れて世界旅行をしようと思いまして!」

「ふぅん。世界旅行ね」

「私たち、新婚旅行も行ってませんでしたからね! ついでです、ついで!」


確かに籍こそ入れたが、婚姻届どころか結婚式、新婚旅行もまだだった。

そもそも人間の理論に当てはめられない肉体になってしまったのだ。

全てが手遅れで、それでも一通り形だけでも済ませておきたいヒカリにヒジリはそれに乗る形で同意した。


色欲の緑を子供扱いして、新婚旅行を楽しんだ。

夜の営みは、スライム特有のエナジードレインで行う。

接吻でも子供ができるとか何とか。

イチャイチャするのを目の当たりにしたソルシエは、日々悶々としながら安住の地を探すのに途方もない苦労をさせられた。


そして根を張るなり飢えた獣の様にその地の人々のエナジーを味わったという。


その地は、かつて赤のコアが支配していた地域で、子供達がいなくなって新たに人々がはじまり始めたユーラシア大陸東部だった。日本により近い場所でありながら、逆方面での世界一周をしたのでもうここで言いやとなったのだ。


そして赤のコアの元支配地となれば、監視の目が行き届いている。

要は支配地の分割譲渡だった。


ただでさえ広すぎるのを人手を借りて支配しようとそういうことだ。

全てはヒカリの手の上だった。


その上で歩き回れる肉体への転生を植物系全てに与えることで地上でも活動できる様になり、そこで男の行方不明者が加速した。

残された女性たちはこぞって近くの街に難民として受け入れられた。その土地で残った者たちはモンスター化し、難民に紛れて地方へと根を下ろした。

こうして東部だけではなく、北部、南部、西部へとその種を増やしていく。


特に受け入れやすい見た目の可愛い個体が人気で、労せずして養分を吸うことができた。それによりソルシエの地位は向上、王としての格も上がった。


「ふふふ、わたくしあなたを誤解してましたわ」

「誰しも最初は誤解はつきものです。どうですか? 他の方も私と手を組みませんか?」


もちろん見た目は趣味によらせていただきますが、と付け加える。

なお、これに他のコアたちも食いついた。


こうしてヒカリは他のコアたちを手玉に取り、ダンジョン運営を自分に都合のいい様に回した。


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3.変わり果てた日常(side大塚晃_お父さんver.)



「では母さん、秋生行ってくる」

「行ってらっしゃい、あなた」

「もう下手なことしたらダメだよ?」

「分かってるさ」


いつのまにか大きく成長していた息子。そして病弱を理由に逃げ回っていた妻を引き入れて、俺は再び日常を取り戻した。


新しく入社したNNPとかいうふざけた会社だが、経歴不要で錬金術師なら誰でも受け入れてくれることから、犯罪歴がある身でも雇ってくれた。


ここでの主な生産物はポーションとバンドエイド。

しかし求められる熟練度は50〜と正気を疑う熟練度を求められた。

そのため俺は足りない熟練度を推奨レシピを用いてあげる作業中だ。


ここにいる誰よりも年老いた俺。

だが同じ道を歩む者だ。蔑んだ目で見られることもなく、皆が皆和気藹々としていた。

ここでなら誰かの目を気にせず自分を追い詰めなくても良い。

前の職場の時の様に、悪事に手を染めてまで自尊心を守らなくても良い。

それだけでもだいぶ気が楽だった。


その中に見知った顔を見つけるまでは。


「お前、鷹取か? 富野まで」

「大塚もここに来たのか?」

「行方不明だって聞いてたぞ? どこに行ってたんだ?」


富野からの問いかけに、俺は何とも言えない顔をした。


「いろんな場所だよ。その頃の俺は荒れてたからな。思い出したくない」

「俺たちもそれぞれ身に染みる思いをしたさ。だが不思議とな……錬金術だけは捨てきれなかった。不思議とこれまで捨てたら自分の人生の全てを否定する様な気がしてさ」

「俺もだ」

「結局こいつだけが自分のルールなんだって、そう思えたよ」


見渡せば当時鎬を削りあっていた他の企業の研究員の顔を見た。

当時の企業のトップも、ここでは通用しないことを痛感する。

それ程までに熟練度50の壁は高い。

自分がまだ若いだなんて気でいたが、このメンバーの中で年齢層は一番上。

同期も同様にだ。


それでもまだ上を目指すことへの欲求が胸のうちに燻っていることに気がつく。

熟練度30と言えば一昔前までは大手を振って迎え入れられたものだ。

しかし昨今ではそれくらいないと“何のために錬金術師をやってるの”だなんて言われるくらいに世界の根底を変えた錬金術師が居た。


それこそが、当時鬱憤の全てをぶつけていた相手。

槍込聖。

自分よりも劣る、要領の悪さ、見てくれの悪さを掛け合いに出して貶めた。

会社の中ではそれが通じた。


しかし世間は彼の技術を絶賛した。

絶賛したからこそ、俺は嫉妬に狂った。

絶叫を上げた。同年代に産まれたことを呪った。

全てあいつが悪い。


だからってあそこまで貶める必要が本当にあったのか?


錬金術に打ち込めば打ち込むほど、あいつの影がチラついた。

そして同時に肉体に物足りなさを感じる。


たったの数年。女として、ドラゴンのメスとして暮らしてきた。

そこで覚えた着付けは屈辱的な者だったが、いざ元の体に戻ると物足りなさを感じるのだ。


「精神を引き締めるためのアイテムが必要だな」


そう言って帰宅後、晃は妻の下着を漁った。

そして装着する。


「ああ、これだ。これで余計なことを考えずに集中出来る」

「あなた! 何をしてるの!」

「済まないな、母さん。少しの間借りるよ」

「秋生! 来て、お父さんがおかしくなっちゃった!」


ブラをつけただけでどうしてそこまで変な目で見られるのか?

母さんの慌てっぷりに理解が追いつかない。


「父さん! 今度は何をして……何、その格好は?」

「ああ、秋生。どうにも父さんこれがないと落ち着かなくてな」

「父さん……その姿でその格好は流石に……」

「お前までそんな目で見るなよ。女の体だった時はそこまで咎めなかっただろ?」

「今は男の、おじさんの体だ。引き締まってもない、たるみ切った体に女性用の下着は犯罪だよ、父さん!」

「男性用のブラだってあると聞くぞ?」

「それは専用のものでしょ? 今つけてるのは何?」

「これは簡易的措置で……私が錬金術で再興するには必要なものなんだ」

「後で男性用のブラ買ってあげるから! だからそれは返して! 母さんは怯えてるよ?」

「むぅ……だが早くしろよ? どうも集中できんのだ」


息子が呆れた様に額に手を置いた。

妻からは頭の病気を疑われるが、一度女になって男に戻ったのだ。

どこかの誰かみたく日常から女装しようというわけではない。

下着くらいはいいじゃないか。何をそんなに憤るのか?

これがわからなかった。


数週間後、男性用ブラをつけた俺はメキメキと熟練度を上げた。

同期や同業他社の研究者の誰よりも早く熟練度50に至ったのだ。


そして新たに始まる仕事にワクワクとしたものを感じる。


「改めてこの部署に配属してきた大塚と言うものだ。よろしく頼むよ。これ、皆さんで食べてください」


心に余裕ができたのか、手土産なんて持参して。

同じ部署で働く一員として受け入れられた気がする。


あとは錬金術師として大成するだけだ。

かつてのライバルは遥か遠く。

今はひとつづつ階段を登ることに専念した。

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