概要
恋愛・友愛・執着・憎悪渦巻くデスゲーム、なら誰も好きになれない私は?
加治屋女子高等学校2年4組は、修学旅行で目的地に向かうバスに乗っていたはずが、目を覚ますと見知らぬ孤島に拉致されていた。
いかにもなピエロの仮面をかぶった黒服が言う。
『皆さんには殺し合いをしてもらいます』
だけどテンプレートな言葉のあとに続いたルールはあまりに残酷で悪趣味なもので――
『このゲームは、一番好きな子を殺さないと生き残ることができません!』
・カードに書かれた相手を殺せば、脱出できる。
・カードに書かれた相手は、自分がクラスで一番好きな相手である。
・もしその相手が別の誰かに殺されたら、自分の首輪に付けられた小型爆弾が爆発する。
・24時間以内に殺さないと、やはり小型爆弾は爆発する。
……それは分かったけれど、カードが白紙なわたしは、どうすればいいの?
いかにもなピエロの仮面をかぶった黒服が言う。
『皆さんには殺し合いをしてもらいます』
だけどテンプレートな言葉のあとに続いたルールはあまりに残酷で悪趣味なもので――
『このゲームは、一番好きな子を殺さないと生き残ることができません!』
・カードに書かれた相手を殺せば、脱出できる。
・カードに書かれた相手は、自分がクラスで一番好きな相手である。
・もしその相手が別の誰かに殺されたら、自分の首輪に付けられた小型爆弾が爆発する。
・24時間以内に殺さないと、やはり小型爆弾は爆発する。
……それは分かったけれど、カードが白紙なわたしは、どうすればいいの?
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!愛していることは辛いこと
想いを伝えるには勇気がいる。
恋を抱き続けるには根気がいる。
引き金を引くには……感情がいる。
人は何故、人を好きになるのだろうか?
一緒にいたいから? 独占したいから? 離れて欲しくないから?
理由なんて人の数だけ星の数だけ。
このゲームは他者を殺すという基本を抑えながら、条件が全員ではなく好きな人というのがポイントなこと。
その好きたる感情に性別は関係ない。
好きなものは好き。
好きになる瞬間はあたかも見えない爆弾であり引き金でもある。
好きな人を殺す、好きな人に殺される、好き同士で殺し合うならまだ天国寄りの地獄といえる。
これはゲームである。
引いたら負けよ。踏み出せたら勝ちよ?
仮に…続きを読む