乙女ゲームのモブに転生した僕だけど、実は裏ルートの主人公だった〜正規ヒロイン達が攻略対象とカップリングさせてきます〜
k-ing@二作品書籍化
第0話 『恋する魔法学園』
乙女ゲーム『恋する魔法学園』は乙女ゲームなのに、空前の大ヒットをした。
ゲーム内容としては、後に悪役令嬢となる公爵令嬢と皇太子、そしてヒロインを中心に広がる学園物語の乙女ゲームである。
内容は男爵令嬢であるヒロインが学園に入学し、少しずつその関係に入り込み、自身が婚約者と成り上がる一般的なゲームと変わりない。
ただ、人気の理由は自由度の高いゲーム性が特徴だった。
攻略対象がとにかく多く、誰と恋愛するのも自由なのだ。そのため、本編をクリアしても遊び続けられるゲーム性に女性達はハマってしまった。
ハーレムルートや一人溺愛ルート、そしてプレイヤーは悪役令嬢とヒロインの選択制。
公爵令嬢となってヒロインと皇太子を取り合ってもいいし、ほかの攻略対象に移ってもいいし、ヒロインをとにかくイジメ倒してもいいと自由度が高い。
でも、人気になったのはそこではなかった。
全てのストーリーを終え、全員の好感度を上げることで出現するモブのBLストーリーだ。
元々絵柄や声優も豪華メンバーで揃えてあり、それをモブとして見るのがネットで話題になり爆発的に人気になったのだ。
しかも、モブも容姿が良い少年のために自らBL展開に発展させ、自分自身を絡ませて楽しめるなど普通の女性だけではなく、腐女子にも楽しめるゲームとなっていた。
腐女子が楽しめるゲームと分かれば、貴腐人達は黙ってはいなかった。
次第にゲームが売れて普通では手に入らないゲームまでに進化した。
そんなことを知らない主人公は偶然手に入れた抽選券で乙女ゲームの購入券が当たってしまう。
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