概要
《 あらすじ 》
東京の男子高校生【天下原 衛士(あまがはら えいじ)】は、悪の組織バリアントに作られた元・怪人だったが、過去の自分を捨てて普通の高校生として生活していた。
そんな衛士は夏休み直前、恋人がいないことに焦りを覚え「必ず可愛い彼女を作って自慢してやる」と友人たちに宣言。彼女もいないのに友人たちとのダブルデートの約束をしてしまう。
放課後、衛士は学校一可愛いと噂のJKギャル【綺羅星 砕華(きらぼし さいか)】と教室で二人きりになり、砕華の態度から愛の告白を期待する。
しかし、そこへ突如として怪人バリアンビーストが襲来!
衛士は砕華をビーストから守ろうと、その身を挺する。
ところが、そんな衛士を助けたのは、なんとスーパーヒーロー・メテオキックに変
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「キャスティング」で勝利確定! つよつよヒロインによる「ラブコメディ」
これは「キャスティングの勝利」といえる小説だと思います。主人公は「元」怪人だし、ヒロインは「物理最強」ですからね。もう、この設定だけで「ニヤニヤ」できちゃうこと間違いなしです。
物語としては「ラブコメ」なんですけど、その一言で終わらない「設定」が盛りだくさんな小説です。例えば、ヒロインの「変身シーン」とかですね。両親とかですね、色々あるわけですよ。
かといって笑いだけかと思ったら、主人公が「何やら」ってな話もあったりして、物語の緩急が本当に心地よい小説です。特に「台詞回し」、最高に面白いですよ! - ★★★ Excellent!!!ヒロインが物理的に強かった・・・
主人公が怪人、ヒロインが物理というとても斬新な組み合わせに思わず戸惑ってしまいました。
導入の掴みがとても怪人らしい雰囲気の脅迫からスタートするわけですが・・・
その場面の会話文が主人公?となってしまいつつも、オチで和ませる親切展開に胸を撫で下ろすことになりました!
もちろんラブコメなので、刺激が強い場面もばっちりなのですが、主人公が怪人であるにも関わらず・・・
という流れなので、熱さも同居している読み応え抜群の物語となっています!
また、章区切りが6~7話と、とても読み手に配慮されているので、どれくらいかな~が一目でわかるのも読み進めやすい要因の一つだと感じます!
巨漢のギャル口調は…続きを読む - ★★★ Excellent!!!褐色銀髪ギャルがムキムキマッチョヒーローに変身して悪を討つ!
つよつよヒロインが好きな人、必見!!
本作のヒロインほど、マジで腕力が強い美少女はいないんじゃないかと思うほど、物理的に強い。
しかも魔法少女に変身するんじゃなくて、身長2メートル越えのムキムキマッチョマンに変身して戦うのだ。
おそらくそういう意図は一切ないのだろうが、TSモノ好きにも萌える要素が・・・
まあその変身は〇〇(ネタバレ禁止)によるものなので、ある種かりそめではあるのだが、強いのはマジ。
ここまでですでに設定がずば抜けているのだが、彼女の両親がまたまた・・・。
書いてしまうと面白さが半減すると思うので伏せておくが、「なんで? どうして?」と理由が知りたくて思わず次の話を読ん…続きを読む - ★★★ Excellent!!!とんでも設定のてんこ盛り!
読み始めて数話で「何じゃその設定は!」と圧倒されます(笑)
主人公は元怪人、ヒロインはゴリゴリマッチョのヒーローに変身する。
それだけに留まらず両親までもが普通の人では無くて……。
と、ここまで書くと『おいおい、そのとっ散らかった設定ちゃんと活かせるのかよ……』と心配になりますが(上から目線。汗)この作品は大丈夫です! 読んで一話目から分かる通り作者様の文章能力がずば抜けて高い。
それもそのはず、プロフィールを見てみるとプロのシナリオライターさんです。
序盤からハイテンションで飛ばしまくる予測不能のラブコメ(?)エンターテイメント。楽しい作品が読みたい方にオススメです!
- ★★★ Excellent!!!古き良きライトノベルの文法ここにありけり
作者さまには失礼な物言いになってしまうかもしれませんが……ちょい昔の尖っていた頃の電撃大賞受賞作のラインアップに入っていてもおかしくないほど、それだけのクオリティを持った作品です。
本業はシナリオライターの作者さまだそうで、何といっても文章がこなれています。まだ序盤なので、なぜ悪の組織とヒーローが存在するのか――根本的な世界観は分かっていませんが、何にせよキャラクター、描写、会話の掛け合いやストーリー展開全てが上手く描かれています。
これがカクヨムでただで読めるのですから良い時代になったものだなあとしみじみ思いつつ――特撮やヒーローものが好きな読者さんにはマストな作品だと思います。