概要
電子政府をとりまく近未来小説
メタチャットを趣味としている派遣社員のふみ子はある日、常務に食事に誘われ、電子政府のコンサルタントにならないかと提案され、その代償として家宝の白狐の像を捧げろと言われるが・・・
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おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!流れ星を見かけたら、少し勇気を出してみよう。
今より少しだけ未来の、メタバースが一般的となった世界の物語です。
そのチャットルームで管理人をしている主人公・ふみ子は、寂しい現実を忘れさせてくれる世界にどっぷりつかっている派遣社員。
そしてある日、ふみ子は常務との不倫を糾弾されて退職へ追い込まれてしまう。
しかしそれは、高田常務という役員の方からふみ子にアプローチしたにも関わらず、ふみ子だけが会社を辞めさせられた、という不当な扱いでもあった。
会社内捜査を切っ掛けとして、ルーム内の皆に協力してもらい、この常務に復讐する、というのが話の始まりとなるのだが――。
電子政府という、中々興味深い政治議論を持つ、骨太な作品です。
作品の骨子に深く…続きを読む