第23話 クリエールRF まな板の鯉(リエ)

装狂RF 第一話 15cm級パテ製少女ロボ!紅のリフレイン!


ー次の日 イクシア学園 昼 購買部ー


私達はランと戦うために購買部に来ていた。

ランが人気のパンを渡す時、無視をすれば翌日教室に来るはず。

そこで無下に対応すればバトルまで持っていける。

でもこれは一周目の話。謎のGMゲームマスターと紅がいる今の

世界はちょっと事情が違う気がする。


チョコチップ・チョコクリームパン売り切れの看板を見かける。

そういえばランにパンを譲るフラグきっかけ作ってなかったっけ?

今日は空振りかと思った矢先


ラン   「リエさん少し時間をもらえるかしら。”3人”で話したいことがあるの」

リエ   「3人?私は一人よ?それに名乗ったけ?」

ラン   「”紅の双璧”っていえば話は通じるかしら♪」

リエ   「(驚く)ラン!もしかして記憶が!!」

ラン   「屋上で話しましょうか。人気のパンも2つ買えたし☆」


思いがけないランのアプローチ。緑髪のポニテで眼鏡、この世界でも

出るところは出ている。キャラメイクできれば私だって!!!


ーイクシア学園 屋上ー


ラン   「さて、何から話しましょうか。

     1,人の動作をコピーする15メートルほどの人型ドローン


     2,遠隔操作を可能とする双方向通信網


     3,それらをベースとした15cmの競技用ホビーマシン装狂演譜。


     これ以外にも私の開発した技術はあるけどご存じかしら?」

リエ   「ええ、知っているわ。私はこの世界より未来から来たからね」

紅    「待て!リエ!そんな発言をやすやすと信じるやつがいるものか!」

ラン   「信じるわ。

     私のプログラムはほぼ独自言語。それを解析できるなんて

     よほどの凄腕、未来の私、私に教わったのいずれかね」

リエ   「ランって、この世界でも切れ者なのね」(ドン引き)

ラン   「詳しい話は後にして、紅さんの性能が見たいわ。

     試しにこのパンを持ち上げてみて?勿論15cmの姿で♪」

リエ   「なんでそのことを!!!」

ラン   「装狂演譜の開発者であるしシステムの責任者でもあるのよ?

     クラッキングしておいてバレないとでも?

     あなた達は泳がされているの♪当然拒否権はないわ!」

リエ・紅 「うわぁ」絶望


紅がパンを持ち上げる。すっごい手足がプルプルしてるけどwww

ランが白色のスマホで録画しながら紅を応援している。

ん?スマホ?録画?あっ、詰んだかも。


ラン   「証拠もできましたし、あなた達を裁判で訴えます!

     理由はもちろんお分かりですね?

     サーバーに侵入し、戦争に転用できる兵器を

     作ったからです!覚悟の準備をしておくように!

     その年で刑務所にぶち込まれる楽しみ味わいたくなければ、

     放課後手芸部まで来てね♪いいですね!!」


リエ・紅 「ひゃい」おてあげー


ゲームの裏技?を試した私たちは裁判所に出向かないために

ランの提案を受け入れる。

未来のことは分かるはずなのに。ゲームキャラ(NPC)であるランに

やりたい放題される私達。いっぱい悲しい。

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