第18話 スミレの異世界修学旅行 届かぬ願い 叶わぬ愛

ー道場 外ー




私は必死に戦いました。ただ今までの時間が止まっていた私が不利。


痛みもないのに視界が歪んできます。涙なんて流してる暇なんてない!


ただこの一戦を人生のページに刻まなければいけなくて。


せめてあと一撃、いやこの時間を終わらせたくない!


攻撃なんて届かなくていい!ただ立ち続けるだけでいい。


スミレを忘れたくない!!




スミレ 「この勝負私の勝ちです。もはやあなたに闘志はない。


    ただこの勝負を引き延ばしているだけです。


    つまらない。私の目標だったのにこの程度なんて」


ロベリア「違う!!私は!!!」


スミレ 「(溜息)紅もロベリアもなんで昔より弱くなっているんです?


    攻撃に殺意がない。私は魔法少女のチカラで事実上無敵なのに。


    心臓をついても。(ぐさり)・・・・・ほら!元どうり♪


    だから全力で来なさい!!」


ロベリア「何したら勝てるのよ!!あんなの!!」


師匠  「見てられないね、この勝負スミレの


シカ  「少し待ってくれなイカ?もしスミレに未練があるなら


    なぜ1週目と同じルートを通った?2週目の人生なら


    自身の手でスミレを攻略することだってできたはずシカ」


ロベリア「決まってるじゃないですか。スミレと過ごした時間を


    幻なんかにさせない為!私が好きなスミレをこんな形で


    歪ませたくないから!!!」


スミレ 「分からないですね。せめて嘘でも私と過ごせばいいのに。


    私知っていますよ?陰から見ていたことを。


    いわゆるストーカーってやつでしょうか?


    私たちの母船に仕掛けられた監視カメラに盗聴器、


    買い物に行けば視線を感じますし。


    あなたは私に嫌われることを恐れているだけ。


    告白もしてないんじゃ、相手が好きになる理由もない」

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