第26話 クリエールRF 紅の宣戦布告

ランは少女を撃ちぬきニィとほほ笑んだ。





ランは確かに少女を撃った。だが紅ではなくGMゲームマスターである。

マントで隠れていたため、銃口の向きからの攻撃予測ができなかったのだ

全力チャージの蒼転寺式レールガンが敵にヒットする。



ラン  「二台目のスマホ降臨!さらに捕縛!能力封印!

    ついでに・・・へー、電子制御は人間の時の能力なんだ」

GM  「(腹を撃ちぬかれ重傷)なんで、僕を撃った?

    いや、僕はゲームマスターだぞ。チートスキルもある!

    君を消すことだって」

紅   「全く、演技する方も疲れるなぁリエ!!」

リエ  「ホントよ。私ダウナー設定なのよ?」

GM  「(チート回復)ラン君は僕の味方になったんじゃ?」

ラン  「”考えておく”とは言ったけど承認はしてないわ。

    所詮は口約束よ☆」

GM  「馬鹿な!紅君とも口約束じゃないか!僕のと何が違う!」

紅   「何があっても味方だと言われれば、俺たちは信じるしかないさ」

リエ  「GMは知らないだろうけど、ランって道徳赤点なのよ?

    だから裏切りは常に想定してないと♪」

ラン  「さらっと悪口言われたから、紅ちゃん撃とうかしら☆」

紅   「助けてくれ!リエ!このままでは百合物怪文書クリエールRFが

    終わってしまうぞ!!」

リエ  「(決意の目)ランが決めた事なら私!覚悟できてる!!」

紅   「相棒見捨てる主人公がどこにいる!!」

ラン  「あら?紅ちゃん今、リエちゃんを相棒って言ってなかった?」

紅   「(顔が沸騰)!!かくなる上は腹を切って!!」

リエ  「やめなさい紅。私だって言われて恥ずかしいから」

GM  「僕を無視するなー!!」ぷんすかー

ラン  「まだいたのね。あなたと二人の決定的な違いは、

    私を必要としてくれたからよ!!」

GM  「僕だって君に報酬を渡すと言ったじゃないか!」

ラン  「ビジネスパートナーでしょ?それって。

    二人はたぶん友達として接してくれたから、これが理由」

リエ  「違います!結婚を前提にしたお付き合いです!!」

ラン  「あら嬉しいわね。でも私ってお嬢様よ、屋敷もあるし。

    あなたは何を対価に告白するの?」

リエ  「それは・・・」あたふた

紅   「俺たちがランを倒す!これは宣戦布告でありプロポーズだ!」

リエ  「紅、ナイス!!」ガッツポーズ

GM  「意味が分からない!僕のほうが強いのに!!」

リエ  「あなたは何一つランの事をわかっちゃぁいない!

    ランは、ランはぁ、ランは!!


    幼児体型が好みなんだああああああああああ!!!」


GM  「ええええええええええええ」

ラン  「誉め言葉として受け取っておきます」

紅   「なんだこの茶番」やれやれ

ラン  「ゲームマスター!!

    これが百合物怪文書クリエールRFよ!!!」ドン☆

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