第10話 紅の迷走 キキョウ様の世界征服黙示録!!!

ラン「この怪文書には失禁要素が含まれます。


  元々R15指定ですが


  警告しましたよ?」




本文編集

キキョウ  「前回のあらすじは!!催眠デカールでリエ殿、紅殿を


      制圧したところで終わったでござる!!


紅     「何か違うぞ!キキョウ!俺はまだ堕ちていない!!」


リエ    「結局首輪付けてるし、イヤイヤ期じゃん」やれやれ








ー母艦内、紅の部屋兼作戦会議室ー




キキョウ、紫髪ロング。シスターのような姿だが彼女は祈りを捧げない


本名キキョウ・リゾルート。人類を洗脳するデカールを開発、


(プリントされたシールに近い物)


テストを経て車輪の惑星での実用テストを開始。


本名キキョウ・リゾルート。




リエ、真紅のツインテール。洗脳首輪はキキョウに忠誠を


誓うよう意識を書き換える物らしい。そんな機械に支配されるなど


嘆かわしいぞリエ!自堕落な生活で貧相な体だぞリエ!


俺の別人格としての自覚はないのかリエ!


キキョウにデレデレしすぎだぞリエ!


キキョウがデザインした白に金の装飾な衣装。本名クリエ・リエ。




紅の双璧、地の文を担当するぞ!リエの別人格にして真紅のツインテール


”真紅の双璧”という技を会得したような気がしたが


どうやら記憶違いだな。


残念ながら催眠デカールは効かないし、


首輪も自分から付けたが何の変化もない!


この俺の意志が強すぎるからな!せいぜい散歩の時間が増えたぐらいだ!


リエは運動不足だからな、健康な人生を送るがいい!!


俺の衣装はリエと同じく白。赤の差し色をどこかに入れれないかと


模索しているが、武器が赤なので妥協した。




今日もキキョウに頼まれた催眠データを人々のスマホに転送する。


今話題のテレワークというやつだ!


俺の実家のパソコンから各世界を経由し追跡を防止する。


身元不明のリンクは踏んではいけないと教わらなかったか?


そんな罪を背負いし者をキキョウが救済するとか。


こんなデータを見ても何ともないし、欠陥品じゃないか?これは。




リエはリエで15mのロボットで武力制圧し、催眠デカールや首輪を


配布しているらしい。戦う意思を持たないものを洗脳しても


意味がないと思うのだが?キキョウは詰めが甘いな!!




カトレア  「ふわぁーあ。おはよう、ちょっと寝過ごしちゃったわ」


紅     「ああ、もう少し休んでいてもいいぞ?


      なんせ単騎で車輪の惑星の戦争を止めたのだ!


      人類を平和にした英雄は、もっと偉そうにしていろ!」


カトレア  「褒めてるのか、ケンカ売ってるのかどっちなのよ!」


紅     「無論褒めている!抑止力の宣伝として十分だ」




カトレア。青髪ショート。キキョウの姉だが、洗脳デカールに屈服。


情けないぞ。かつてツッコミ不足を嘆いていたが、自分が


ボケ側に回ってどうする!!例の白服だが腕章が2つ重ねて付けられている


これも首輪と同じ効果だとか。ズルいぞ!カトレア!


俺も服に赤の差し色入れたいんだぞ!!


本名カトレア・リゾルート。




カトレア  「まあいいじゃない?戦争なんて資源の無駄だし。


      偉い人が装狂演譜で決めればいいのにね?」


紅     「この惑星に代理戦争はないからな。


      確かに玩具で決めれば無駄な血は流れぬか」




このカトレア、ストレス発散程度の感覚で敵を滅ぼすのだから


恐ろしい。俺は戦闘中ジャミングして敵の指揮系統を混乱させたぞ!


もっと褒めてくれ!!






クフェア  「おはよう、すごい戦果だったねカトレア」


カトレア  「会長さん、ありがとうございます」




クフェア。銀髪ショートで癖っ毛の王子様系イケメン女子


この世界では消防士になり鬼神の如き活躍を見せ


スピード出世した。彼女もまた魔法少女で


共通の白服だが洗脳処理はない。キキョウ曰く


”会長殿はそのままのほうが面白いでござる”らしい






紅     「今日は休みなのか?珍しいな」


クフェア  「危機は去ったから溜まった有給を消化中さ。


      上が休まないと部下が遠慮してしまう。


      WGs(環境保護過激派)はキキョウ君の


      指示により事実上力を失った。


      なんせ小学生でもできる方法で環境を


      改善したのだからね」




紅     「1、ゴミをポイ捨てしない


       2、冬場は全力で重ね着して暖房の温度を上げない


       3、上記を違反した者はネットに晒される


         だったか?効果はあるのか?」




クフェア  「キキョウ君の人望がそれだけあるということだよ。


      彼女は花粉症の原因である植物を別の物に入れ替えるという


      政策を打ち出し政治家入りしたからね。


      4人に1人は花粉症と言われるサムライ国では、


      25パーセントに近い票を得れる計算だ


      選挙権の話はややこしくなるから除外したよ」


カトレア  「それだけの人数がポイ捨てしないなら、


      町は奇麗になっていくはずよ」


紅     「リサイクルは推進してないのだな?」


クフェア  「勿論したほうがいい。でも非効率なものもあるから


      調査中みたいだね」


カトレア  「この惑星って結構闇が深いのよ。だからこの話はお終い」




紅     「2番は簡単そうだな!服着るだけだ!」


カトレア  「寒い寒いといいながらポッケに手を突っ込む人


      多かったわね」


クフェア  「妹がいるならば是非手袋を付けてくれ。


      もし妹が真似して転んだ時、頭を打ったら大変だからね」


紅     「危ないからな。よい子の諸君は大人の真似でなく、


      何が安全か考える力を付けてくれ!」


カトレア  「たまにはいいこと言うわね。紅さんも。」


紅     「たまには余計だ!!」




クフェア  「ここでクイズだ。紅君、カトレア君。エアコンを使う場合


      冷房と暖房、どちらが電気代が高くなる?」


紅     「これは冷房だ。リエの部屋は28度設定より


      はるかに低い温度だったからな。電気代が5桁いってたぞ!」


カトレア  「それはリエさんの部屋にPCがあるから熱暴走を


      避けるためよ!一般的家庭なら暖房のほうが高くなるはずよ?


      夏場40度から28度設定で12度の差


      冬場 0度から20度設定で20度の差


      だから冬場のほうが高くなると回答します」




クフェア  「カトレア君の正解だ。勿論紅君のような場合は仕方ない。


      100イェン均一の300イェン扇風機をPCの吸気部分に


      当てることで多少はマシになるけれどね。」


紅     「100イェン均一の300イェン商品ってすごい文面だな。


      文字起こして見ると」


カトレア  「嘘は言ってないんだけど、すごく引っかかる文ね」


クフェア  「ちなみに冬場の光熱費を下げたいなら、厚手のカーテンを


      おすすめしたい。熱が逃げにくくなるからね」


紅     「でも夏場が来たらカーテン変えるのめんどくさくないか?」


カトレア  「!!!!!まさか紅さんの部屋って!」


紅     「失礼な!ちゃんと消臭剤でケアしてる!!」


クフェア  「人それぞれだけど来客が来る前ぐらいは


      洗ったほうがいいかな。カーテンからいい香りが出ていれば


      印象をよくできるし」


紅     「そうか、今日洗濯するか」


カトレア  「今日じゃなくて今!!別にキレイ好きじゃないけど


      思い立ったが吉日よ!作戦会議室兼紅の部屋なんだから」


紅     「俺の部屋でなくてもよいだろ!!」


クフェア  「一番すっきりしてるじゃないか。おかげで


      コタツを置いても広々だからね」


カトレア  「じゃあ、ジャンケンで負けた人がカーテン洗うってことで」


紅     「待て、それはコタツから出るという事か!!


      それは地獄だぞ!!」ガクブル


クフェア  「僕が行こう。普段留守にしていたからね。


      カトレア君や紅君のような妹に無茶はさせない」キリッ


カトレア  「会長さんの夢女子が多い理由が分かったわ」


紅     「ああ。こんな姉なら大歓迎だ」




ここまでこの怪文書を呼んでくれた妹ならば・・・読者ならば


分かるだろう。ラン、コーダ、スミレの蒼転寺家がいないことに!








回想ー数日前、母艦内、蒼転寺ランの部屋ー




蒼転寺ラン 「なるほど、最近リエがキキョウちゃんの所に


      行くカラクリが分かったわ」


キキョウ  「流石にスミレ殿とコーダ殿を突破するのは無理でござったか」


蒼転寺ラン 「現時点をもって車輪の惑星の調査を中止。


      蒼転寺家は宇宙に出ます!異論はありませんね?」


キキョウ  「リエ殿を置いていくでござるか?」


蒼転寺コーダ「もはやあれは私たちの知ってるリエ君ではない」


蒼転寺スミレ「それでは、私たちはこれで失礼します」


リエ・紅  「バイクで飛んだあああああああああ」




蒼転寺家はコーダの魔法バイクで宇宙に行ってしまった。


別にキキョウがトップになるだけで今までと変わらない生活なのにな。


スミレがいなくなったことで家事が回らなくなり、分担することとなる。




ー現在、紅の部屋兼作戦会議室ー




紅     「ところで3番のポイ捨てと暖房を対策していない奴が


      ネットに晒されるってどういう効果があるのだ?


      いまいちピンとこないぞ?」


ディソナンス「それは私たちがお答えしよう!久々のメイン枠で登場!


      ディソナァァァァンスゥ・セッションだ」キリッ


クローバー 「博士ェ、大人なのじゃから落ち着いて喋るのじゃ。


      クローバー・セッション。よろしくなのじゃ」


カトレア  「博士、ようやく本筋で登場ですものね。


      前作ラスボスなのに」


ディソナンス「そうだろう!そうだろう!出番がなくて影が


      薄くなってしまうぞ!!」








ディソナンス博士。15cmのロボットホビー大会にて


15mの機体で不正に参加したラスボス。


異世界転生はこれで2度目というがやりたい放題し過ぎて


同情されない性格。研究者らしく白衣だったが


やはりキキョウの手に落ちたので共通の白服だ


天使の輪が頭についているが2個でX字を描いており自己主張が激しい


本名ディソナンス・セッション。




クローバー。金髪 仮面 フード ラスボス のじゃロリという属性過多。


前述の博士が作った原初のAI。一人称は我


血の繋がりはないが博士とは親子関係といっていいだろうな。


例の白服だがフードが付いている。


ラスボスモチーフのコウモリの羽は天使の羽にされてもこもこだ。


頭上にも金のリングがあり首輪と同じく洗脳効果があるぞ。


本名クローバー・セッション




ディソナンス「惑星コーダほどではないがネットに依存している者が


      多いんだサムライ国は。」


クローバー 「メッセージ送ったら5分返信ないと発狂するなんて


      人間もいるのじゃ、なぁ博士」にっこり


ディソナンス「私は違うぞ!!信じてくれ!!!」懇願


紅     「女神倒してSNSを荒らす必要がなくなって、


      逆に依存するとは」


カトレア  「ミイラ取りがミイラになってるわね」


クフェア  「妹の返事がすぐ欲しい気持ちはわかるけどね」




ディソナンス「コホン、悪事をした者を成敗するネット自警団なんて


      すぐにできるものさ。匿名で正義を振りかざせるからね」


クローバー 「火種を提供して後はボンッ!我らが動かずとも


      自然と炎上するのじゃ」


紅     「同じ惑星の人間同士が足を引っ張り合っているのか!」


カトレア  「すごいわね!車輪の惑星。カルチャーショックだわ」




ディソナンス「当然魔法少女や、キキョウ君のルールに反発する勢力も


      出てくる。そういった団体に裏工作をして綻びを出すのも


      私たちの仕事だ」


クローバー 「過激派を先導して意図的に事件を作るのじゃ」


紅・カトレア「うわぁ」ドン引き


クフェア  「SNSを使うつもりが逆に使われているんだね」


紅     「しかし味方に引き込むのに苦戦したぞ二人とも」


ディソナンス「いやぁ、反キキョウ君派最後の砦として頑張ってたんだけどね、


      結局つかまってしまったんだ」


クローバー 「キョウの字から逃げきる生活も楽しかったのじゃ」


カトレア  「よく逃げ切れましたね。というか私たちが


      追い詰めていたけど」


紅     「アジトを見つけたと思ったら逃走されていて


      ストレスがたまったぞ?」


ディソナンス「スマホの電波からアジトに向かうものを割り出し


      判断していたんだ。故にキキョウ君派閥は


      すぐにわかる」


クローバー 「妨害電波出た時の博士の慌てっぷりは


      凄かったのじゃ」


紅     「それは俺だ。キキョウからアドバイスをもらったのだ」


ディソナンス「ジャミングは無しだろう!クローバー君も怯えてたし」


クフェア  「今戻ったよ。どうやら会議は踊っているようだね」


ディソナンス「ああ、そうだぁ。私とクローバー君の懺悔映像見るかい?」


クローバー 「皆の物、見てやってくれぬか。


      博士は承認欲求が激しいのじゃ」


紅     「懺悔映像で自己顕示欲満たすってどうなのだ?」


カトレア  「反面教師としてはレベル高いわね、博士」






ー博士とクローバーの懺悔映像ー


ディソナンス「やぁ!反キキョウ君派のみんな!最後の希望


      ディソナンスだ!チャンネル登録と高評価、  


      SNS各種の登録をしてくれよ!!」


クローバー 「博士ェ。知ってのとおり我らはキョウの字の側に付いた。


      別におかしな事はされてないし、いたって普通じゃ。」


ディソナンス「諸君らの主戦場であるネットは私たちが支配した。


      現実も魔法少女のチカラで制圧済みだがな!」


クローバー 「なぁ、この衣装フードが欲しいのじゃが貰えるか?」


ディソナンス「じゃあ私もSNSのアカウントをプリントして。ゑ?ダメなの?」


クローバー 「我は原初のAIクローバー!!


      キョウの字の理想を体現する者也!!」


ディソナンス「私はディソナンス!


      これよりネットは我らの領土となった!


      侵略の成果は動画にするのでチャンネル登録とry」




紅     「どういうことだ!!博士の自己主張激しすぎるぞ!!」


クローバー 「実際博士が出ると動画配信にクレームが付くのじゃ」


カトレア  「圧が強すぎるのよ!!」






そんなことをしているとキキョウとリエが帰ってきた。


日課の散歩までに帰ってくるあたり計画は順調なようだ。




キキョウ  「ただいまでござる!早速だけどリエ殿と紅殿は


      連れていくでござるよ?」


リエ    「紅!さっさと準備しなさい」


紅     「安心しろ!首輪は常時付けているからな!」




パンツはカトレアに預けキキョウに鎖を付けてもらう。


もはや日課だからな。しかし視線が気になるな、クローバーからか?




紅     「もしかして、クローバーも俺達と行きたいのか?」


リエ    「洗脳されてすぐだからね。同年齢組だし一緒にどう?」


クローバー 「いや、我は遠慮するのじゃ。初めてで


      キョウの字に恥をかかせるわけにはいくまい?」


キキョウ  「大丈夫でござるよ?リエ殿も紅殿も初めての時は


      ろくに喋れなかったでござるし」二ヤリ


紅・リエ  「はずい!!!」




なんだかんだクローバーは遠慮しがちなところがあるからな!


俺達は仲間であり家族なのだ!もう一人ではない。


クローバーの天使の輪に鎖が繋がれる時


羽根がパタパタしていた。やはりうれしいのだな。






ー商店街仮想道路、夜ー


キキョウ  「クローバー殿のために軽く説明をば。


      これは仮想空間でできた道。


      時間設定は夜。そのほうが人に見られるかもしれないと


      ゾクゾクするでござるからな。


      ちゃんと服は着てるから安心するでござる」




クローバー 「古き良き商店街じゃな。


      嫌じゃ!夜とはいえ四つ足でなど歩きとうnight!!」


紅     「フラグでしかないな」


リエ    「まあ、私たちが手本見せますか」




いつものように膝を付け四つ足で歩く。因みに地面は柔らかいので


安心していいぞ!!電柱を見つけてはマーキングをする。


パンツはカトレアに預けたからな。ノーパンも慣れれば気持ちいいぞ?




リエ    「ふぅ。キキョウ様♡今日もマーキング頑張ります♡」


キキョウ  「リエ殿は体が硬いでござるからな。足に流れてるで候」


紅     「ハハハハ、リエは運動不足だからな」ブシャアアア


キキョウ  「紅殿の勢いは相変わらず凄いでござるなぁ」


リエ    「さぁ、クローバーさんの出番よ?」


紅     「大丈夫だ、これは現実ではない。


      ゲームと思えばいい」




クローバー 「しかしじゃな?我は見た目こそ幼いが何百年と生きておる。


      人前で失禁をするのは恥ずかしいのじゃ」


キキョウ  「何事も挑戦でござるよ?クローバー殿。


      今やらないときっと後悔するでござる」


リエ    「私たちはいつだって困難を乗り越えてきた。


      昔も、今も、そしてこれからもずっと。


      原初のAIだからあなたと友達になったんじゃない。


      クローバーさんが好きだから!


      私やキキョウ様よりも機械知識が豊富で機転が利く。


      グランディオーソなんてカッコイイ機体の名前だって


      いかにもラスボスだって感じだし。


      機体名に濁点ついてるけどね♪」


紅     「不安があるだろうな。リエ!キキョウ!クローバーの


      ワイヤーを握ってやれ。そう、そして俺もだ。


      少し前俺たちを一つにした行動の再現だ。


      大丈夫。恥じらいは俺たちが背負ってやる!


クローバー 「我は長い時間を生きてきたが、真の仲間とは


      お主らのようなことをいうのじゃな」




クローバーの目に決意がみなぎった。目標はあの電柱か!!




クローバー 「クローバー・セッション!演目を奏でるのじゃ!!








      あっ♡ふぇぇぇ♡」じょろろろろ




けして量は多くないし勢いも強いわけではない。だが彼女は成し遂げた。


いつも一歩引いて距離感を感じていた彼女が今、俺達と同じ輪の中に


入った気がしたのだ。いや、気付いてなかっただけかもしれないな。




クローバー 「き、気持ちよかったのじゃぁ♡」放心


リエ    「私達よりすごいじゃない!!クローバーさん!」


紅     「ああ、流石に初日では無理だったぞ」


キキョウ  「クローバー殿のポテンシャルはすごいでござるな!


      皆の衆!!!胴上げでござる!!」




唐突に始まった胴上げ。正直皆感情の整理が追い付かなかった。


俺やリエもわっしょいわっしょい言いながら嬉ションしたし、


クローバーも空中で失禁した。液体が顔にかかったような感覚、


これは汗だろうな。アンモニア臭?気のせいだ。


驚いたことにキキョウまで失禁していたのだ!!


あーあ、下着びちょびちょでござると言っているが


表情は笑っていた。




これは管理社会ディストピアで一人の少女が


仲間と困難に立ち向かう物語。








ー母艦内、紅の部屋兼作戦室ー


リエ    「キキョウ様ぁ♡私のほうがいっぱいマーキングしましたよね?」


紅     「いや、俺だろ!!キキョウ!さっさと判定しろ!!」


クローバー 「癖になりそうなのじゃ」にこにこ


キキョウ  「本日の勝負!!元気いっぱいに失禁した


      クローバー殿の勝ちでござる!!!」


紅・リエ  「ええええええええええええええええええええ」




この流れ子供番組で見たぞ!!絶対子供側が勝つ奴!!!!




リエ    「しょうがないわね。一緒にシャワー浴びましょ?」


紅     「手ぐらい握ってやる。勝者には敬意を払うべきだからな」


クローバー 「うむ!参ろうか!」




俺とリエに手をつながれてクローバーはシャワー室に向かった。


まるで夕日を背に河原で殴り合いしたかのような清々しさだ。


全力を出して負けたからな。悔いはない!






ー次の日、母艦内、紅の部屋兼作戦指令室ー




ディソナンス博士が逮捕された。どうやら現実世界で俺たちの


真似事をしたらしい。勿論博士の珍行動が動画サイトで流行。


一生ネットのさらし者となった。


自己顕示欲の強い博士だ。豚箱でもこの騒動を自慢してるだろうな。




アナウンサー 「今回の事件の関係者とみられる魔法少女たちに


       インタビューを敢行しました。


       なおプライバシー保護のため、名前の一部を


       隠す処理をいたします」




Rさん・Kさん「うわぁ」ドン引き


K委員長さん 「いつかはこうなると思っていました」


K様     「しっかり反省するでござるよ?」


K会長さん  「妹に見せられないな。この映像」


Cさん    「博士ェ!!!!!!」




変態が逮捕され町の平和は守られた!!


戦え!魔法ラスボス!クローバー!!!


実家に帰るな!紅の双璧!






次回予告


蒼転寺コーダだ!蒼転寺家は宇宙に飛んでみたはいい物の、若干冷っこくてな。


ので!速攻で車輪の惑星に宣戦布告!戦力差3対70億をひっくり返し


壊滅させてやったぞ!!あはははは!


これは学校のテストじゃないから正々堂々背後からな!!      


かくして!!!魔法少女達の旅が始まる!!


次回!!スミレと異世界修学旅行!!!


夜更かしするなよ?諸君!!!あはははは!

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