ナーラ県編
第11話 スミレと異世界修学旅行
炭酸飲みながら書いたキキョウ様編と違って、今回の修学旅行はシリアスよりです。
前書き
キキョウ 「今回のあらすじ!!外出自粛で修学旅行生から
せんべいを貰えなくなったシカたちは
人類に対し、反旗を翻したのでござる!!!」
リエ 「絶対違うでしょ!!前回はなんかディストピアだった
気がするような・・・」
スミレ 「前回のあらすじは、幼児退行したラン様が車輪の惑星を
一口サイズのパンにしてお召し上がりになり、
土星の輪っかをバームクーヘンになさったり、
天の川で流しそうめんをなさったり、
太陽系の惑星と冥王星でビリヤードをする、
戦力差3対70億をひっくり返す
お話ですよ?」
ラン 「あら?前回のあらすじはリエが可愛かったお話よ?」
カトレア 「ちなみに前前前回のお話は紅さんが
平均台を渡れなかったわ」
クローバー 「委員長、お主某映画の歌みたいなあらすじの
紹介じゃな?」
紅 「前々回はこの俺!!紅の双璧が新たな技を身に着けたぞ!」
本編
ナーラ県。豊かな自然に恵まれサムライ国の歴史的な建造物が多い場所。
シカという4つ足の生物が生息しており、せんべいをあげるのがブームらしいな。
ー車輪の惑星、サムライ国、ナーラ県、おみあげ屋周辺ー
古き良きお店。シカが好むせんべいを販売しているほか、
人間用のおみあげもちゃんとある。刀や鎌などの武器が
レジの上に展示され興味をそそる。
帯がついているせんべいは許可が取れた本物だ。
せんべいは人が食べても無害らしいが自己責任だ。
無論俺は遠慮させてもらうがな!!
ラン 「(シカの着ぐるみ)我々はシカだ!!シカとなるのだ!!
修学旅行生が減った今!我々は空腹だ!
飢えているのだ!目標はせんべい!!
全軍!!!お店に向け突撃ィ!!」
紅 「(シカの着ぐるみ)フッ。店から一歩でも出ればこちらの領域!
治外法権なのだよ!」
キキョウ 「(シカの着ぐるみ)たまにはボケ側に回るでござる!!」
ラン 「しーかしかしか!愚かな人類は我々を見て逃げていくぞ!」
紅 「弱きものよ!道を開けろぉ!!」
店長 「(如意棒を首に当てる)新入りか!!遅い!!!」
ラン 「(両手をあげる)ま、参ったでシカ」
シカ 「あの店に近づくとはな。勇気だけは褒めてやるシカ」
カトレア 「ツッコミが追い付かないわよ!!!」
ラン。緑髪ポニテで眼鏡。胸部装甲が大きい、嫉妬ではないぞ?
紅。地の文も兼任だ。真紅のツインテール。機械の体に
電気と魔法のエネルギーを宿す。
二つ名は紅の双璧
キキョウ。紫髪ロング。腹黒で語尾はござる。機械知識が豊富で
俺の等身大ボディを作った!感謝するぞ!キキョウ!
カトレア。青髪ショート。貴重なツッコミ役だ!
店長。声色が渋い。見た目は40代か?訂正する!20台だから!!
竹刀での威嚇はよしてくれ!!
店長 「(竹刀を振る)全く、最近のシカは謙虚さがないね!!」
ラン 「(正座)まことにごめんなさい」
紅 「(正座)俺たちを凌ぐ速さだと!!」
キキョウ 「(正座)まだ何もしてないでござるよ!」
店長 「(スマホを持つ)じゃあ、あんたたちのボスを
紹介しな!言え、言わぬとこれだぞよ?」
ラン 「仁義に反しまさぁ。これでも魔法少女の端くれ、
折れるわけにはまいりませぬ」
シカ 「店長。よそ者にこの世界のルールを教えなかったのは
私シカ。見逃してやってはくれませんか?」
店長 「あんたがそこまで言うとはねぇ。見込みがありそうだ。
解放してやる。だが!どの面下げて帰ってきた!
スミレよ!!」指さしー
そこには布で体を隠し、足だけ飛び出たスミレがいた
隠れるの下手ではないか?
スミレ。今回の修学旅行の引率役。なぜか気が進まなかったのは
この地に知り合いがいたからか。強さは人外レベルのメイドだ
スミレ 「(頭を下げる)お久しぶりでございます。師匠」
ラン 「師匠って知り合いなの?」
店長 「かつての弟子だよ。私の術を私欲に使ったから
破門したのさ」
ラン 「スミレさん?私たちは異世界転生してここに来たのよ?
なのに師匠がいるのはおかしいですよね?」
スミレ 「実は私わたくし惑星コーダの出身ではないのです」
学生たち 「(驚愕)ええええええ」
スミレ 「実はサムライ国で生まれました。異世界転移なんて
簡単ですし♪」
店長 「おや、知らなかったのかい?また他人にでも成りすまして
金銭をむしり取ってるんじゃないか?」
ラン 「(激怒)スミレは私のメイドです!侮辱をするなら
まず私からにしなさい!!!」
リエ 「あのランが怒鳴るなんて」
リエ。俺の別人格。真紅のツインテール。不摂生で尻肉が豊富
店長 「気を付けな。分身に変化、格闘術。強さだけに
取り付かれた悪鬼だよ、スミレは」
スミレ 「ええ、返す言葉もございません」
紅 「待て!スミレは改心したはずだ!
何故師匠にそれを伝えない!!」
クローバー 「師弟関係は簡単じゃないのじゃ」
クローバー。のじゃロリ金髪仮面フード。数百年生きた原初のAI
店長 「ちょうどいい。お前たちも鍛えようかねぇ。
立候補する勇気はあるかい?」
紅 「当然俺は参加する!あの攻撃速度!
是非とも俺のものにしてやる!!」
ラン 「私はパスで」
キキョウ 「私もでござる」
リエ 「メイドの主とニンジャ好きが脱落したああああ」
ラン 「限度があるのよ。あの人は魔法少女のチカラでも
倒せない。いや全員がかりでもね」
キキョウ 「強者のオーラにひれ伏したでござる」
店長 「奥の三人も立候補は・・・ないようだね。
スミレと、赤毛名前は?」
紅 「(腕組み)紅でいい。二つ名は紅の双璧だ」
店長 「よし、スミレと紅で修行のやり直しだ。
もし一人でも合格したらせんべいの件は不問だよ」
スミレ 「感謝します。師匠」ぺこり
紅 「(立ち上がる)そうと決まれば早速!ゥ!」足ぷるぷる
紅以外 「・・・・」二ヤリ
リエ 「(足つんつん)紅ぃ~?まさか足痺れてませんよねぇ」
紅 「(悲鳴)うおおおお。そんな訳あるか!あっ♡」びたーん
俺は崩れ落ちた。足がしびれていたのではないぞ!!嘘だから!
リエ!!!これ以上触るな!中二病は繊細なんだぞ!!
店長 「これから修行を開始する。まずはこれを着な」ぽいっ
紅 「(服を広げる)これは?」
スミレ 「剣道で使う胴着です。全身黒ですが動きやすいですよ」
紅 「でもよぉ!スミレェ!袖が!!」
スミレ 「籠手を付けるため・・・ええと手に防具を付けるので、
中途半端な長さで正解です」
店長 「それと私の呼び名は師匠と呼びな!」
スミレ 「はい師匠♪」
紅 「ちょっと待て師匠!俺は身元を明かしていない!
このままでは住所不定、無職、国籍不明だぞ!
そんな奴を弟子にしていいのか?」
師匠 「まどろっこしい。強さで語ればいいじゃないか、
それが戦いに生きる者のやり方だろ?」
紅 「気に入ったぞ!師匠!必ず強くなってやる!!」
ラン 「(パンフレット片手に)それでは師匠!
スミレさんと紅をよろしくお願いします。
私達は旅行の最中ですので」
リエ 「(腕ブンブン)紅!頑張りなさいよー」
カトレア 「(平謝り)ええと、ごめんなさいね」
キキョウ 「(親指グッ)おみあげは任せろでござる!」
クローバー 「(ドン引き)お主らトカゲの尾切り並みの残酷さじゃな」
スミレ 「(ニコッ)ええ、行ってらっしゃいませ」
紅 「俺の仲間は薄情だな!!!!」ぷんすかー
シカ 「刮目させてもらうシカ。赤毛の戦士よ」
百合物怪文書クリエールシリーズはフィクションであり
実在の惑星、人物、地名、団体等は一切関係がございませんが
シカがしゃべった理由は誰にもわかりません
アトガキ
リエ 「(あきれ顔)紅さぁ、また書式変えたでしょ?」溜息
紅 「(ドヤ顔)ではこの文を参考にしようではないか」
リエはあきれ顔で紅に悪態をつく
「紅さぁ、また書式変えたでしょ?」
溜息を吐いたリエに対し、紅はドヤ顔で反論する
「ではこの文で参考にしようではないか」
紅 「2行と4行だ!前者の方が読みやすいだろう?」
リエ 「しかしどうしてこんな転換を?」
紅 「バトルシーンになったとき違和感があってな。
次の例に行くぞ」
リエ 「(銃で攻撃)これで終わりよ!」
紅 「(余裕な表情で回避)甘い!!」
リエ 「残念!これは陽動。ラン!任せたわ!!」にやり
ラン 「(銃口を向ける)蒼転寺式電気火縄銃!イグニッション!!」
1、リエは銃で攻撃しながら叫ぶ!
2、「これで終わりよ!」
3、対して紅は余裕な表情で回避する
4、「甘い!!」
5、「残念!これは陽動。ラン!任せたわ!!」
6、にやりとリエが笑う。そしてランが銃口を向ける
7、「蒼転寺式電気火縄銃!イグニッション!!」
紅 「これは4行と7行だ」
リエ 「数字を振ったのは何故なの?」
紅 「1と3はリエと紅だと発言者を指定しているが、
5番はどうだ?2人の対決シーンだからいいが、
もし3人以上いたら、だれの発言か読者が分からなくなる」
リエ 「ああ、6番まで行かないと分からないのね」
紅 「この怪文書はサクサク読むことを目的としているからな。
途中で手詰まりしたらバトルシーンが台無しだ」
リエ 「爽快感が減っちゃうものね」
紅 「動画のように発言者が色分けされていれば苦労はない。
だが最近はコンプライアンスが厳しくてな」
リエ 「前回のキキョウ様のお散歩はアウトでしょうね」
紅 「故に怪文書書いてたら10万字を超えてた。今回はオチは
ないぞ?たまにはいいじゃないか。裏話も」
キキョウ 「リエ殿、紅殿。お手」
リエ・紅 「(手を添える)ワン♡・・・・・ゑ?」
リエ 「(頭振りまわし)おぴょおおおおおおおおおおお」絶望
紅 「(頭振りまわし)うおおおおおおおおおおおおお」絶望
キキョウ 「まさかの夢落ちではなかったでござる」
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