第30話 クリエールRF 機械部の独裁者
ー次の日 朝 イキシア学園 高等部二年教室 ホームルームー
委員長さん「さっそくだけどクラス委員長権限で紅さんは没収します♪」
リエ 「（ドン引き）うわぁ、職権乱用だ」
委員長さん「では生徒会副会長特権で！はく奪します！！」
紅 「横暴だろ！！権力持ちすぎだろカトレア！！」
そうてんじ「せいじふはい」
委員長さん「いいわ。放課後にもう一度話し合いましょう」ドン
リエ 「あくまで話し合いですよ？後暴力は勘弁で」
ーイキシア学園 高等部２年教室 放課後ー
委員長さん「今回はゲストを呼んであるの。
これでバトルしてくれるはずよ？」
リエ 「話し合いって言ってましたよね！！朝令暮改ですか！！」
委員長さん「ええ、話し合いのあとバトルするんです」
紅 「ゲストとやらを呼べ。だが弱ければ相手にしないぞ？」
キキョウ 「（扉を開け登場）失礼でござるな。拙者は強いで候」
リエ 「ゲッ、この語尾は！！」
キキョウ 「拙者はキキョウ・リゾルート。紫髪ロングで
カトレア姉上とは姉妹の関係でござる。
前の学校ではリエ殿とペアを組み大会で入賞を
果たした実力があるでござる。二つ名は紫の双璧で候」
ラン 「（引き気味）随分と説明口調ね」
キキョウ 「百合の間に挟まる地の文は許せないでござる！！」
紅 「（腕組み）相変わらずのやりたい放題だな。キキョウよ」
キキョウ 「リエ殿と紅殿、和解したのでござるか？」
リエ 「一時休戦なだけよ！」
紅 「リエは強情だからな」
ラン 「若干ツンデレてるけど大丈夫」
リエ・紅 「「誰がツンデレだ！！」」
委員長さん「息ぴったりじゃない」溜息
キキョウ 「実はもう一人のゲストがいるでござる。
おーい、ロベリア殿ー」
ロベリア 「くっ、僕はゲームマスターなんだぞ！！」
リエ・紅 「捕縛されてる！！！！」
ええと、ゲームマスターとしてのチカラを奪われたロベリアさんが
キキョウのペットにされていた。手錠付きで。
キキョウ 「彼女は機械部に体験入部中でござる！」
ラン 「どうみても拉致ってるわね」
リエ 「あの、ロベリアさん？あなたGM権限なくても
キキョウに遅れは取らないはずだけど？」
ロベリア 「失恋で精神弱ってたところにキキョウ様が
じわじわ浸食してきたからね。メンタル攻撃に降参したよ」
紅 「最低だな。キキョウよ」
キキョウ 「何もしてないでござるよ？
”もうすぐクリスマスでござるがロベリア殿は予定あるでござるか？”
と聞いただけ♪」
リエ 「ぐはあああああ！！！」吐血
紅 「リエ！！今年は俺も一緒だから一人じゃないぞ！」
ラン 「装狂演譜がいっぱい売れる日でしょ？クリスマスって？」
委員長さん「一人で過ごすのも仕事も救いがなさ過ぎるわね」
キキョウ？今９月だから！クリスマスまであと３か月あるし！！！
２５００年の惑星コーダになんでクリスマス文化があるかといえば、
”アザミ・モデレート”って人が太陽系とのパイプ役になって
娯楽が充実したって歴史があるの。
おもちゃが付くハンバーガー店もあるし商店街駆逐系複合巨大スーパーもある。
大企業が数百年でつぶれるわけないでしょ？
キキョウ 「ロベリア殿？ミッションを出すでござるよ？」
ロベリア 「拒否すると言ったら？」
キキョウ 「バレンタインにも同じ質問をするだけでござるよ？」にやり
リエ 「ごはああああ」吐血
ラン 「面白いわね。リエちゃんって♪」
キキョウ 「そこが魅力的でござる♪」
スマホがピロンと鳴りミッションの通知が届く。
ミッション
”リゾルート姉妹と戦え！”
リエ 「確認したいんだけどロベリアさんはどっちの陣営なの？」
ロベリア 「僕は紅君と戦いたいから当然姉妹側さ！」キリッ
ラン 「こっち側に着いたらＧＭ権限少しだけ戻してもいいのになー。
いやー残念ね。ロ・ベ・リ・アさん♪」チラッ
ロベリア 「ヒャーハハハハ！当然紅側だぁ！！」両手を上げて喜ぶ
紅 「自由すぎるぞ！ロベリア！！」
仮想バトルフィールドを展開する。ゑ？三対二でこちらが有利だって？
りえ算数わかんなーい☆
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