第29話 クリエールRF 委員長のハーレム

ー2年教室 放課後ー


委員長さん「単刀直入に言うわ!!そのちっちゃい子が欲しいの!!」

紅    「カトレア、俺は紅の双璧だ。紅と呼ぶがいい」

委員長さん「じゃあ、紅さんをくれない?」

全員   「(部屋が凍り付く)・・・・・」

リエ   「あの、委員長さん?キャラ変わってません?」

委員長さん「今まで黙っていたけど私は可愛いものが好きよ!」

リエ   「紅のどこがが可愛いのよ!!」

紅    「可愛いではなく、カッコイイが誉め言葉だろう?」

委員長さん「(紅をほっぺすりすり)帰ったらいっぱい着せ替えしましょうね♡」

紅    「カトレアってこんな感じだったか?助けろリエ!!」

リエ   「あー、私たちに園児服着せてた時あったから。頑張れー紅」

蒼転寺さん「園児服はなかったわね。今度作りましょうか?」

紅    「俺の尊厳は迷子らしいな」


委員長さん「本音100割は置いといて、

     私も試作機のデータ集めに協力するわ」

紅    「なら俺と戦うしかないな。あと100割はおかしいぞ」

委員長さん「ちっちゃい蒼転寺さんを集めて天国を作るの。

     私が先生で毎日お絵描きしたり、お昼寝するの!!」

ラン   「(引き気味)保育士を就職先におすすめするわ」

リエ   「(なげやり)ラン、これは未来の話だけど彼女そういう

     ゲーム作らせるから。これだけは信じて」

ラン   「未来が見えるっていいことだけじゃないみたいね」

委員長さん「未来ってどういうこと?」

リエ   「実は


紅    「最近リエはアニメの見過ぎでおかしくなっているのだ」

ラン   「現実との境界線が曖昧なの」

リエ   「(小声)ひどくない?私はネトゲ廃神(はいじん)じゃないわよ!」

紅    「(小声)不用意に真実を話してどうなる!

     この世界がゲームと言っても混乱するだけだ」

ラン   「(小声)とりあえず話だけ合わせて」

委員長さん「私に隠し事なんて許せないじゃない!

     クラス委員として生徒の悩みは聞くべきだと思うわ」ドン

リエ   「大丈夫です!いざとなったら保健室登校します」敬礼っ

委員長さん「リエさん、悩み事ならいつでも相談して?

     大丈夫、あなたは一人じゃないわ」

紅    「カトレアって暴走しなければ美人で通るのにな」

ラン   「そこがいいじゃない♪」


委員長さん「さぁ、書類とペン。まだまだ私は仕事が溜まってるのよ」スッ

リエ   「委員長さんありがとう。ええと

     ”私クリエ・リエはテスト機のアクセス権限を

     カトレア・リゾルートに譲渡しますぅ?"」困惑

ラン   「ちゃんと書類呼んで偉いわねリエちゃん♪」

紅    「カトレアは頭脳派だからな

     わざわざ放課後にしたのも書類作成の時間を作るためか」

委員長さん「あーあ、バレちゃった。しょうがないから実力で

     勝ち取るわ。紅さんをね」

ラン   「そういえばリエちゃん、ミッション通知は来てる?」

リエ   「来てないよ?それが?」

紅    「今ここで戦えば未来が歪む可能性がある。

     現にこんな出来事一周目にはなかっただろう?」

リエ   「(雑な演技)ああ、そうだぁ、きょうは

     ”打倒タイムセール!戦え!メイド番長”の放送日だったぁ

     ごめんみんな!サヨナラ!!」廊下ダッシュ!!

紅    「俺を置いてくな!!リエ!!」

委員長さん「待てええええ!!!赤毛エエエエ!!」早歩き

ラン   「廊下走らないあたり、委員長さんって

     人間出来てると思うわ」

紅    「よいこの諸君はリエの真似するなよ?」

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