青き茨の王国と真白の神におくる歌

青の王国の王女クリスティナは、すかした優男（婚約者）に弄ばれ思い悩む日々を過ごし、兄の第二王子ルイスは、誰でもいいからと名前もろくに覚えていない令嬢を結婚相手に選ぼうとしていた。そんな残念な二人の元へ、赤の皇国の皇太子が縁談話を持って現れて……
平和な縁談話の陰で、少しずつ変異は起こり始めていた。
これは、人と国と世界の変革の物語。