概要
あの名作の裏に、不思議な事件!? 文豪×本格ミステリ!
遠野には河童や山男など不思議なものがたくさん潜んでいるという。隣村を目指して朝もやの中を歩いていた花子は、「くらすとでるま…」という不思議な声を聞く。辺りを見回すと、そこには真っ赤な顔の老人がいた。かつて聞いたむかしばなしに出て来る天狗そっくりの老人から逃げ出そうとする花子だったが、今度は黒い頭巾に黒い蓑をまとった怪しい男から「面白い話を聞かせてくれないか」と尋ねられ……。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!本格ミステリだけど1つの事件が2万字以内で決着! 隙間時間にピッタリ☆
現時点の最新話『カリーの香る探偵譚 第1回』まで読んでレビューしています。
ミステリーが好きだけど、なかなか本格派な長編を読む時間がない……そんな人にオススメの作品です。
なるほど!と思える結末をちょっとした短編(1〜2万字程度)を読むくらいの感覚で得ることが出来て、大満足です。
『遠野はまだ朝もやの中』は妖怪の話が織り交ぜられているし、『野口英世の娘』は大正時代の雰囲気が色濃く感じられて面白かったです。
『カリーの香る探偵譚』はシーメンスとか出てきて、この時代から日本で話題に上がるような大企業だったんだなーとか思いながら楽しく読みました。
最近大人気な某アニメでも舞台になっている大正…続きを読む