応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • ごきげんよう、今回は島崎くんが玉藻御前の子孫の中でもやっぱり「特殊な類」といことが良く判りました。
    家として権力を保持していくやり方と、血の拡散で目立たず溶け込んでゆくやり方。
    白銀御前からお母様へと、後者のやり方で繋いできた中では、やっぱり島崎くんの目標ってやっぱり特殊なんだな、と(でもその世界征服を目指す根源がハーレム、というのはやっぱりティーンの男の子という感じもしますね、でも不思議とそれが可愛いのですが)。
    家に権力を持たせて繋いでいくやり方は、けれどなんだかお家騒動やら権力争いやら政略婚やらでドロドロしてそうです。
    その点、女性が身籠り、生まれた子が拡散していく、その中で女子がまた身籠って、という大昔の女系血統継承は、血の繋がりがはっきりと意識できて、且つそれだけが純粋な価値、という点で非常に価値観が明瞭ですものね。
    そのあたり、島崎くんが今ではどう考えているのか、興味がありますね。

    作者からの返信

    斑猫です。
     白銀御前様は異父姉の玉面公主様と異なり、母親の許で(ある程度の年数は)育った方であり、母と仲違いしたからこそ、目立たず溶け込んでいく生き方を選んだと思っております。
     そもそも白銀御前様もその子供らもおのれの子孫を残すつもりは無かったのかもしれません。(もちろん、白銀御前様や島崎君のお母様は自分の親族を愛しておりますが)
     島崎君は叔父たちから「黒い羊」と揶揄されるように、白銀御前様の系統としては異端児でしょうね。ハーレム構築が可愛らしく感じられるのは、もしかすると生々しい欲望を丸出しにしているというよりも、「女の子にチヤホヤされたい」と言う軽いノリだからなのかもしれません。

     女系での血統のつながりを島崎君がどう考えているか……私もそこまで考えておらず申し訳ありません(汗)
     とはいえ、野望ばかりが先立つ彼ですが、血筋・家柄の点でも真正面から向き合わなければならない日が来るはずです。

     ではまた。

  • うわぁ、やっぱりサヨコさんは黒でした……!
    源吾郎君が女性恐怖症にならないことを願います。
    信じていた人にこんなことをされたらトラウマですもの。
    萩尾丸さん、お久しぶりにここで登場ですね!
    なかなか手慣れていらっしゃる様子で(^^)

    作者からの返信

    斑猫です。
     やはりサヨコさんは黒でした(笑)
     作中では語られませんが、結構悪事に手慣れた方かもしれませんね。
     島崎君がどうなるか、それは今後の展開でのお楽しみですね。
     
     萩尾丸先輩は雉鶏精一派立ち上げの頃からいらっしゃる御仁なので、こういう荒事には手馴れていると筆者も思います。
     こののっぴきならぬ状況がどう動くのか、次話もお楽しみください。

     ではまた。

  • 源吾郎君、あっさりとこちらに引き抜かれてしまったのですね。
    甘い言葉に、派手な立場、かわいらしい女の子……年頃の男の子の気を惹くには十分すぎる環境ですもの、それだけ源吾郎君が欲と本能に素直だったということですね。
    食事には、絶対何か仕組まれてますよ……!
    気が付いて源吾郎君、ここは絶対マズい集団ですよ(>_<)

    作者からの返信

    斑猫です。
     組織ぱらいその面々は海千山千の狡猾な妖怪たちばかりだったのでしょうが、それ以上に島崎君はチョロかったようです(苦笑)
     仰る通り、彼はおのれの強さを認められる事と、可愛い女の子が見せる好意が決定的な弱点だったのですね。本当の職場にて結構大変だった事、きちんとした大人の妖怪(アレイ氏)に強いと認められた事も遠因でしょうが……やはり彼はチョロすぎですね。
     食事には何かが盛られていたのか?
     ぱらいその組織の正体は??

     次話以降、5話ほど急展開が続きます。その間に様々な真相が明らかになるのでどうぞお楽しみを。

     ではまた。
     
     

  • 同じ系譜、異なる境遇への応援コメント

    ごきげんよう、雪九郎さんの仰る通り、血統の純度の高さ、これは西洋貴族や王族などもそうだと思うのですが、ブルーブラッドが高貴であればあるほど、その家庭での争いは醜くも激しくなるのはもう宿命のようなものですよね。
    その点、彼の言う通り、血の問題を差し置いて、家庭の中でどれだけ大切に家族から守られ育てられてきたか、は全く別次元の問題でありながら、血の純度だけではどうしようもない問題ですものね。
    ご両親からも、兄姉からも大切に可愛がられてきた島崎くんには、きっと半妖だとかクォーターだとか、それだけでは語れない育ちの良さが溢れているのだろうと思いますし、島崎くんが血統に対する誇りと弱みのダブルバインドに苦しみつつも、ご家族を愛していることが表面に現れているのかしら、とも思いました。

    作者からの返信

    斑猫です。
     早速の投稿をお読みくださりありがとうございます。
     作中であります通り、牛魔王様の血統にも連なる雪九郎さんですが、それでもやはり彼なりの労苦があるというお話でした。
     牛魔王や玉面公主の元ネタは西遊記なのですが、そちらの原作でも、牛魔王が第一夫人(羅刹女)と第二夫人(玉面公主)とのいざこざに巻き込まれるという感じの話が差し挟まれているのですね。
     その点島崎君は妖怪としての純度(?)では父の事はあまり誇れないと思っていたのですが、無償の愛情という大切なものを受け取っていた訳なのですね。島崎君は雪九郎さんの血統のすばらしさを羨んでいた反面、雪九郎さんは島崎君が父親にきちんと愛され、尚且つ母や兄姉らにも大事にされていた事を羨んでいたという感じですね。

    ……島崎君は野望を叶える為に保守的な家族から距離を置いた物語だと意識していましたが、やはり心底には家族への愛情があるみたいですね。

     ではまた。

  • 若人の懸念、先達の郷愁への応援コメント

    ごきげんよう、やっぱり社会人ともなると、公式の場、雑談を交わす場問わず、全方向に向けて人間関係(妖怪関係?)のアンテナを張っておく、というのは人間でも妖怪でも変わりませんね。
    何気ない人物評、冗談のつもりで言った言葉、学生時代ならそのまま胡散霧消してしまうようなことでも、社会人の間ではどう歪みどんなニュアンスで伝わるのか、影響力は人間関係の利害の大小に比例して変わってきてしまいますものね。
    萩尾丸先輩のような言葉を武器にするような方でも、やはり言い過ぎもしくは言葉足らず等があるようですから、島崎くんのような新社会人には中々居辛い、というか泳ぎにくい場、なのかも知れませんね。
    だから雪九郎さんの話題にも飛びついたり。
    まだまだ勉強が続きますね。

    作者からの返信

    斑猫です。
     本来ならば話をサクサク進めていく予定だったのですが、思いがけず王鳳来様と紅藤様の雑談が続きました。このお二方、相当長生きなお方ですから、やはり積もる話はあるでしょうね。サカイ先輩や島崎君、場合によっては古参の弟子たちも知らないような話題さえ知っている訳ですし。

     萩尾丸先輩は確かに戦闘能力も高いですが、炎上トークを売りにしているお方ですし、舌戦・口撃の方が得意分野である気がします。その辺をくみ取っていただきありがとうございます。
     島崎君は演劇部所属で演技上手という事ですが、こういうアドリブはまだこれから修行を積むべしといったところですね。新社会人、それも高校を出たばかりの若者なので致し方ない所でしょう。

     牛角を持つはとこ、雪九郎さんとはどんな話題になるのか、次回もお楽しみいただければ。

     ではまた。
     

  • 鶏口の誘惑、牛後の未来への応援コメント

    引布さんも、凄い妖怪なのは確かなのですが、怪しさが拭えませんね。
    あの薬も得体の分からぬままですし。
    紅藤様のところに居続けるのも決して安心とは言えない状況ではありますが……。
    源吾郎は実力を評価されて嬉しいでしょうね。
    ここの店長だとしたら、彼は何をやらされちゃうのでしょうか(・o・;)

    作者からの返信

    斑猫です。
     一度就職した若い子が、他の会社の好待遇を見てすぐに鞍替えしてしまうという残念な事態は案外多いみたいですね(汗)
     島崎君の場合、結構プライドの高い子なので、実力を認められてアッサリ…・・という感じでしょうか。ついでに言いますと、紅藤様も得体の知れぬところもあるし、雉鶏精一派そのものも敵対勢力も多かったりしますし。

     次話以降は急展開を迎えます。薬の正体、島崎青年の選択のゆくえも明らかになるかもしれません。

     ではまた。

  • まだまだ修行中なのに、いくらオークさんが手加減していたとしても引き分けだなんて源吾郎やりますね!
    薬に頼らず、己の力を信じたいという彼はやはり堂々としております。
    勝手な予想ですが、この薬は依存性とか何か危険な副作用がありそうで怖いですね(*_*)
    仮に、薬そのものは純粋に強くなるものだったとしても、その薬がないと気持ち的に不安で闘えなくなったりしそうだなぁと。

    作者からの返信

    斑猫です。
     島崎君がおのれの力を信じたのはやはりプライドの高さ故……なのですが、堂々としているとお褒めいただき嬉しく思っております。実は彼のこのプライドの高さも、彼の原動力のメインですね。

     このお薬の効能、その正体につきましては数話先で明らかになる予定ですのでどうぞお楽しみ願います。
     依存性が無くても気持ち的に不安になる、というのも怖いですね。

     ではまた。

  • ダチョウの卵を食べられたらモテるとか、細マッチョの方が人気とか、源吾郎君が何かにつけて女の子の視線を意識していて、彼はぶれないなと思いました(笑)
    このお話のなかで彼は付き合うなら妖怪の女の子かも、といった発言もありましたが、妖怪の女の子も人間の女の子もアリなら選択肢は2倍に広がるから付き合える確率もあがるのでは?と思いました(*´ω`*)
    今はサヨコさんにデレデレですが♪

    作者からの返信

    斑猫です。
     そうです。島崎君は徹頭徹尾「いかにして女の子にモテるか」を考える男子でございます。最終話近辺になると変わるかもしれませんが、「女の子にモテたい」というパワーこそが彼の原動力ですね(汗)
     むろん妄想だけではなく、わざわざ女子向けの雑誌を読んで勉強したり、女子力が何かをガールズトークに潜入してリサーチしたりと研鑽に余念はありません(笑)
     人間の女の子と付き合うのはどうか、という案件ですが、島崎君は人間の血を引いているものの既に妖怪に近い存在なので、人間だと寿命が短いとか、結婚しても子供ができないかもとか、そういう懸念があるのかもしれません。
     単純に、人間の女子たちにモテなかったから、というだけかもしれませんが。
     島崎君、次話で早速デレデレになっております(爆)
     あって即結婚意識とか……それチョロ員じゃあないですか……

     果たして彼の選択がどう転ぶのか? 次話以降もお楽しみください。

  • 楽園で手渡されるは藤の花への応援コメント

    源吾郎君、反応が純朴でかわいらしい……!
    夜の世界はちょっと早かったかもですね( ꈍᴗꈍ)
    これを気に大きくパワーアップ(妖怪としても、恋愛のスキルも)する予感です。
    サヨコさん、何かありそうな気がします(•‿•)

    作者からの返信

    斑猫です。いつも応援ありがとうございます。
     島崎君の言動をポジティブに解釈して下さるので、非常に感謝しております。
     確かに、18歳になったばかり(作中には記載はありませんが3月生まれなのです)の島崎君にはちと夜の街は早かったようですね。

     実は連休編はこのぱらいそ編こそが重要な骨子となっております。
     お察しの通り、島崎君には少し成長してオトナに近付いてもらう予定です。

     もちろん、サヨコさんも島崎君の成長に重要な存在となります。

     ではまた。

  • 八頭怪の過去への応援コメント

    ごきげんよう、島崎くん、紅藤さまへの弟子入りは世界征服の第一歩、盤石の大企業に幹部候補生として就職できた、後は張り切って出世の階段を昇るだけ、と夢を描いていたのでしょうが、世間は、社会はそうは甘くはないというお話ですか。
    人間社会でも、この新自由主義経済の世の中、歴史ある大企業でも名のある有名企業でも、時には国策企業でも、10年先にその企業自体が無くなっていることも珍しくありませんものね。
    自分の誇る血統、そして隆盛の雉鶏精一派と雖も、裏に回ればいろいろと問題や敵対勢力を抱えているということですね。

    でも、島崎くんの言葉ではないですが、八頭怪、本当にえげつないですね。今もこのままの状態なら危険すぎますが、今は悪党ぶりはそのままでも現代に上手く隠れるような悪党なのでしょうか(任侠ヤクザさんが経済ヤクザさんになったように)。
    ちょっと心配になってきました。
    次回をドキドキしながらお待ちしていますね。

    作者からの返信

    ごきげんよう、斑猫でございます。
     やっと本編を更新できました。
     世間は、社会は甘くない――これも拙作の隠れたテーマですね。
     試練に試練が重なる中、主人公たちが奮起する内容は私の好みだったりします。実は本作の説明文にも「艱難辛苦」とあるくらいですし(笑)

     実際のところ、島崎君が「最強を目指し、ついで世界征服を行う」という野望に向けて動き出した時から、彼の生き様は苦難の道になっているのだと、作者としては思うのです。島崎君の兄姉たちは妖怪というには非力すぎますが、人間としての暮らしの中で(それぞれ悩みや苦労があるかもしれませんが)それぞれの幸せを見出しているからですね。もちろん島崎君もその道を選ぶ事は可能だった。それでも「自分で」最強の妖怪になる過酷な道を選んだ。そここそが要点かと思うのです。
     拙作は一応ハッピーエンドと考えておりますが、最強になったから幸せかどうかという問題もございますし。

     八頭怪は作中でも結構えげつない輩ですね。しかも悪事を楽しんでいる感じもしますし。おだ様をドキドキさせ通しで何となく申し訳ないのですが、どうぞ次回も楽しんでいただければ。

     ではまた。

     

  • 隘路の誘惑への応援コメント

    同性同士で遊んでいる源吾郎君、とっても楽しそうです(^^)
    カラオケのときに女の子に化けられたら、絶対盛り上がりますよね(笑)
    声も女の子だったら、周りの男性達は歓喜しますよ!
    お仕事で張り詰めている分、リフレッシュして頂きたいです。

    後半は、怪しい子が……。
    直感で、斑猫様の書かれている別の作品に登場する様な雰囲気のキャラクターみたいだなぁと思いました。
    直感が正しければ、付いていくのも、チケットも、きっと危険なものですよね(・–・;)

    作者からの返信

    斑猫です。
     島崎君は演劇部で怪演(?)を果たしたと言われる程演義上手だったので、女子への擬態もばっちりですね。裏設定ですが、素でも女子っぽい声は出せる感じです。

     後半に出てきたアイツは、仰る通り別作品に登場しているアイツとまぁ同一個体ですね。それぞれ個別に独立した作品ではありますが、実は世界観は同じ、という感じで作品を作っております。

    ……大分とネタバレになってしまいましたが、今後の展開もどうぞお楽しみください。

     ではまた。

  • 運命の流れと血脈の枝葉への応援コメント

    源吾郎君、仕事や修行でタジタジかと思いきや、楽しいだなんて言っていて、お母さんも安心したでしょうね。
    生きているうちの殆どの時間をお仕事に費やす訳ですから、楽しんだもの勝ちだと思います(^^)

    運命操作なんてできたんですね!
    でも、操作した結果がそれ相応の報いとなるなら使いたくないですね(^-^;
    自分のことしか考えてない人なら心を痛めないで欲のままに使えそうですが、源吾郎君は優しくて誠実な方ですもの。

    作者からの返信

    斑猫です。
     いつもコメントありがとうございます。
     島崎君が仕事を「楽しい」と評したのはまだ研修中だからかもしれませんが……仕事は楽しんだもの勝ちというのは私も同意見です。(私も仕事は「楽しい」と思いながら日夜励んでいます)
     島崎君の場合、上司が紅藤様で先輩方も一部を除き良い人なので、結構職場環境的には良いのかもしれません。

     運命操作の能力については結構前から考えていたのですが、彼自身が使う意思を持たなかったので、作中では言及されませんでした。
     島崎君は能力がもたらす恐ろしさを知って使用を控えただけなのですが……うぱ子様に「優しくて誠実」と好評価いただき、少し照れてしまいます。
     うぱ子様が失望せぬような物語を作っていきたいと思う所存です。

     ではまた。

  • 王鳳来の予見への応援コメント

    ごきげんよう、島崎君、予想外のところで遠い親戚の方と初顔合わせになったんですね。国際色の豊かなファミリーというか、玉藻御前さまの一族はやっぱりこの世界ではブルーブラッドというか、貴種には違いないんですね。
    王鳳来さまは、なんというかこの場面を見る限り、裏表のない方のご様子。無邪気というか毒がないというか、やはりこれも貴種であり、且つ長命によって剣がなくなって柔らかくなったということなのかもしれませんね。
    島崎君も幹部に期待とか先輩方の顔色もあるでしょうし、ここらへんは社会人、特に会社生活を送る世知辛さというか気の使い方が難しそうで、人間社会と変わらないのがなんともいえない悲哀を感じさせますね。
    最後に何やら物騒そうな話題が。
    なんでしょうか、気になりますね。

    作者からの返信

    おだ様
     いつもコメントありがとうございます。斑猫です。
     もともと玉藻御前様の子孫は白銀御前様の系列のほかにいるのかどうか悩んでいた時期もありましたが、玉藻御前様は長生きだった上に大陸にいる時期も長かったので、大陸にも親族がいるという話になりました。
     雪九郎さんは、少し前に三花お母様が語っていた、玉面公主様の孫という事ですね。
     王鳳来様は色々と含みのある義姉二人と異なり無邪気で屈託のないお方という感じですね。とはいえ無邪気な分、ある意味繊細な部分もあるかもしれません。
     生物だった義姉二人と違って、若い頃から単純で温和な方かなと思って書いたのですが……表現足らずで申し訳ないです。

     島崎君が幹部の話で気兼ねする部分は、世知辛いですが敢えて書きました。多くのウェブ小説では主人公がむやみに称揚されがちなのですが、そうはならんやろという気持ちが筆者の中にございまして……

     物騒な話題がどのように繋がるのか、どうぞご期待いただければ。

  • 相手の弱点を突いて何とか勝ちに持ち込みましたね。ワンピースのビックマムなんかも写真が弱点だったように(ネタわからなかったすいません)どんな強キャラにも思いもよらぬ弱点が存在し、それが時として勝敗を左右するのが面白いですね

    作者からの返信

    斑猫です。
     コメントありがとうございます。
     既にここまで拝読してお気づきかと思うのですが、拙作での戦闘は力押しではなく……戦闘をやり抜く胆力や相手の弱点や虚をつく知略がものをいう世界です。
     主人公の島崎君の能力の高さはどちらかというと肉弾戦ではなく変化術などの方だったので、対になるような身体能力の高い妖狐の珠彦君相手に苦戦するような演出とさせていただきました。

     ではまた。
     

  • 三妖妃の生き残りへの応援コメント

    ごきげんよう、紅藤さまの複雑な思い、過去の入り乱れた三妖妃の関係が、彼女をしてこのような態度をとらせた、ということなんですね。
    それにしても紅藤さまは自分の行いや過去の柵もあって伏したのでしょうが、他の妖怪の皆さんがそうなったのは王鳳来さんの持つ圧倒的なオーラ、風格がそうさせた、ということなんでしょうか。
    考えてみればそんな凄い妖怪の首魁が、兵庫県に集まっているって凄いことですよね。話の本筋には関係ないでしょうけど、兵庫県の瀬戸内海側って、なにか風水的にそういう皆さんが集まるようなスポットなんでしょうか。
    なんだか日本生まれの妖怪の皆さん、肩身が狭そうですけど。

    作者からの返信

    ごきげんよう、斑猫です。
     仰る通り、紅藤様個人の思いと、胡喜媚様と王鳳来様の関係性によって、取り乱したという感じですね。個人的には紅藤様は仕事面以外では万事大らかな性格なのですが、予期せぬ出来事やあからさまに太刀打ちできない相手を前にすると「ビビり癖」がない分取り乱してしまう方なのかもしれません。
     島崎君を筆頭とした弟子たちは、紅藤様の態度を見て「これはヤバいかも」と思っただけかと単純に考えておりました。ですが王鳳来様も胡喜媚様や玉藻御前と「対等」な存在だった訳ですし、彼女もただ物ではないですね。

    ……凄い妖怪たちが兵庫県に集まっているというのは、単純に筆者が兵庫県に思い入れがあっただけです(汗)大妖怪の話なのにローカルな話になってしまっておりました。
     しかし考えてみますと、しっかりとした考えの大妖怪たちが取り締まっているからこそ、妖怪社会もあるていどの治安が保たれているのかもしれません。

     ではまた。

  • 源吾郎君の初帰省でのお土産話に家族は興味津々ですね。
    護符のストラップ、お洒落です(^^)
    紅藤様も製作に携わっているなんて、ものすごいありがたみを感じます。
    食べ物ではないものをお土産にするなんて、意外なところをつかれました!

    作者からの返信

    斑猫です。
     島崎君は一家の末っ子(仔狐)なので、皆どうしているか気になったみたいですね。
     帰省土産が食べ物というのケースがあるというのは当方見落としておりました。
     護符のストラップのおしゃれさ等をお褒め頂有難うございます。
     紅藤様が制作した護符なので、ご利益はスゴいはずです……このスゴさは、後々の展開にも発展しますのでどうかご期待のほどを。

     ではまた。

  • 一人暮らしをしばらくしてから実家に帰るときって、見慣れた風景が新鮮に感じるんですよね。
    春の心地良い気候と、どこか機嫌の良い源吾郎君の描写から、こちらもワクワクさせて頂きました(^^)
    九尾様、ただならぬ雰囲気が……!
    訪れる地方によってよく出現する妖怪が違うという設定とかもあるのでしょうか?

    作者からの返信

    斑猫です。
     今回島崎君は思っていた以上にウキウキしていたようです。
     彼自身、末っ子という事もあり一人暮らしを楽しんでいたと思うのですが、内心では実家に帰るのも楽しみにしていたみたいです。

     九尾様はちょくちょく登場させますが、彼の正体については最終話までには判明する予定です。
    ……地方によって登場する妖怪の違いは、多少はあると思います。
     ただまぁ妖狐は全国的に分布してそうですが。

     ではまた。

  • 若人たちとオウムの語らいへの応援コメント

    妖怪の世界でも、ものすごい悪事というにはちょっと違うけど、せこいというか、足を引っ張るというか困ったことをする輩はちょこちょこといるのですね。
    ますます人間界と似ている……!

    源吾郎君がナンパの指南書を隠しているところ、年相応でかわいいです(笑)
    余計なものを置かないのも、彼らしいなぁと。

    飛鳥さん、中途半端に妖怪の噂が入ってくるの、逆に辛いですよね。
    アレイさんがついているので何かあっても大丈夫な気はしますが、不安でしょうね(>_<)

    作者からの返信

    斑猫です。
     仰る通り、妖怪たち、とくに若手衆の中にはせこい悪事に走る輩もいるにはいますね(笑) もちろん、主人公の島崎君や珠彦君たちは違いますが。
     ナンパの指南書等の、こまごまとした内容にもお気付きいただきありがとうございます。島崎君ってかわいかったんだなと、コメントを頂くたびに嬉しい驚きがこみ上げてきます。

     飛鳥さんも変に怖い妖怪のうわさが入って来るので結構大変そうですね。
     まぁ、アレイ氏はめっちゃ強いうえに賢いので安心感がすごいんですがね。

     ではまた。

  • ようやく始まる妖術鍛錬への応援コメント

    今回の話を読んで、以前自分が公募用に書いたある作品を思い出しました。体内に宿すエネルギーを、外部に放出して作用を及ぼすという超能力系の物語だったのですが、エネルギーの性質の設定で悩んだ覚えがあります。具体的には「体組織を通過しうるエネルギー体が、外部でいかに物理干渉をもたらすか」という悩み。とりあえずその作品では「体外放出によって性質が変化する」とか言って誤魔化しましたけどね。
    まあ、そういう部分を深く掘り下げ過ぎるとSFっぽくなってしまうし、匙加減が難しいところですよね。

    作者からの返信

    斑猫です。
     第一幕まで読んでくださり誠に有難うございます。
     公募にも余念がない藍豆様に恐縮しきりです。
     確かに、拙作で使われる妖力・妖術も仰っております超能力に似ていますね。
     エネルギーの性質に関しての言及と設定の練り具合は確かに悩む時がありますね。自分はなまじ理系だったためか、ああだこうだ考えないと気が済まない性質のようです。
     とはいえ、厳密な学術書を書いている訳でもなくSFとも違いますので、やはり読者向けに解りやすく、くどくならないようにとどめておくのが良いのかもしれません。

     ではまた。

  • 唐突なる来客への応援コメント

    ごきげんよう、島崎君、紅藤さまがぱらいその一件を把握しているかしていないか、やっぱり気になるようですね。
    なんだか萩尾丸先輩に弱みを握られたみたいになってますが。
    でも、なんだか紅藤さまは、まるっとお見通し、のような気がするんですが、どうなんでしょうね。

    職場のミーティング、社会人は報連相が大事ですものね、島崎君、ちゃんと聞いておかないと。
    王鳳来様の来訪。
    何が起こるのでしょうか?

    作者からの返信

    斑猫です。
     何故かいつになくアンニュイな紅藤様のミーティングという一幕でした。
     ぱらいその件、師範の紅藤様がご存じかどうかは結構気にしているみたいですね。しかしそれは、彼が紅藤様の事を師範として認めているという事実の裏返しなのかもしれません。しかも、弱みを握れば千年先までマウントを取りそうな萩尾丸先輩が傍にいるわけですし。
     紅藤様はまぁ色々な術をご存じなので、萩尾丸先輩から聞かずともほとんど把握してそうな気がいたします。

     ミーティングは若手のうちはぼんやり聞いている事があると思うんですが、考え事をしている時に限って上司から話をふられるので油断は禁物ですね。
     
     王鳳来様は何者なのか、それは次回のお楽しみです。

     ではまた。


  • 編集済

    始業前の一服への応援コメント

    ごきげんよう、新章開始ですね、連休が明けて仕事に戻るのは島崎君にとっては結構憂鬱だったんじゃないでしょうか。ただでさえ連休明けの仕事は憂鬱だというのに、あんな事件の後ですものね。
    飛鳥さんを前にして、島崎君、懲りずにまた見栄を張ろうとしてますね。
    いえ、だけど、男の子なんて女の子の前では見栄を張ってナンボ、みたいなところがあるとも聞きますし、若い男の子としてはそれが正しい姿なのでしょう。
    見栄の張り方が、幾度の失敗を重ねた上でどんどん洗練されていくものなのかもしれませんね。
    その点、飛鳥さん、無邪気で可愛いように見えて、同年齢なら男の子よりも大人、なんでしょうね。
    飛鳥さんとの関係がどうなっていくのか、ちょっと楽しみです。
    でも、
    姫路城と通天閣で高さ比べって、どうなんでしょう? 微妙な比較対象なのかしら? そこが島崎君のプライドらしくて、可愛かったですね。

    作者からの返信

    斑猫です。
     今回より新章開始ですね。本来連休編は「幕間」だったはずなのですが、思った以上に長くなったため「第三章」に致しました。
     連休ってただでさえしんどいのに、あの大事件を経験した島崎君のしんどさは尋常ではないはず。
     女性なのにライバル枠となってしまった鳥園寺さんに対して、島崎君は見栄を張って対応。しかしお気付きの通り盛大に滑っています(笑)まぁ、鳥園寺さんの方が少し年上なので仕方ないですね。

     プライドの高さが通天閣なのは何となく彼らしいかなと思った次第ですね。東京タワーでもなく神戸のポートタワーでも無い所がツボかもしれません。

     この章はどんな感じで転んでいくか考えている最中ですが、彼にとっても大切な出会いがあるはずです。

     ではまた。

  • 炸裂! 入社祝いラッシュへの応援コメント

    蛇やトカゲをご所望とは、研究用ですかね? 鳥妖怪らしいって言い方が気になるところですが、もしや食べるなんてことは……あるのかな?

    作者からの返信

    斑猫です。鋭いご指摘ありがとうございます。
     研究用もありますが、まぁ食べる事もアリですね(笑)
     普通蛇は鳥類の天敵と見做される事が殆どなのですが、雉や鶏はマムシを含む蛇類も普通に捕食するみたいですので。

     ちょくちょくこういうネタを挟みますがご了承願います。

     ではまた。

  • 三月中旬の朝への応援コメント

    曾孫に色濃く出た妖怪としての特徴、隔世遺伝のようなものでしょうか。キャラの内面を丁寧に描かれているところが、実に斑猫様らしく思えました。それと人間社会に適応した現代の妖怪像、創作論に書かれていたことを思い出しました。確かにこの方が自然に感じられますね。

    作者からの返信

    藍豆様
     早速のコメントありがとうございます。
     仰る通り、主人公の特性はある意味隔世遺伝に近いですね。しかし完全に曾祖母の玉藻御前の特徴のみを受け継いでいるだけではない事も、後々の方で言及されておりますのでご注目頂けたら幸いです。
     キャラの内面性・創作論の内容についてコメントいただきありがとうございます。

     結構分量も多く、なおかつ「濃い」作品なのでご無理なさらずご自分のペースで読んでくださったら幸いです。

     ではまた。

  • 術者の娘と白衣の紳士への応援コメント

    オウムのアレイさん、しっかり者ですね!
    飛鳥さんが少し感情的なところがあるから、このコンビはバランスが良い組み合わせだと重います(^^)
    源吾郎君に素敵な出会いが……と思ったのですが、いきなり価値観のすれ違いが……。
    お互い、悪気は無いのでしょうが、ふとしたことが気になってしまうことってありますものね(>_<)

    作者からの返信

    斑猫です。いつもお読みいただきありがとうございます。
     アレイ氏はかれこれ200年間鳥園寺家を護ってきた超ベテランですね。
     飛鳥さんは日頃はマイペースでおっとりした女の子なのですが、今回はちょっと思うところがあって拗ねていた感じです。

     ロマンスをご期待なさっていたかもしれませんが、甘い展開とならず少し申し訳ないです。ですがこのコンビには度々登場してもらう予定なのでご安心を。

     ではまた。

  • 兄とけじめとバリカンとへの応援コメント

    ごきげんよう、優しいお兄様ですね。
    確かにお兄様の持つ能力は、島崎くんのそれに比べれば、より妖狐の末裔らしい、もっと言えば世界征服するのに一番相応しい能力なのかも、と思ってしまいました。
    かれど、幸せの形なんてひとそれぞれ、ですものね。
    確かにお兄様にとっては、苦痛でしかなかったのでしょう、画家を選択してのんびり暮らしていくのは、野望を持っていない限りいちばん平和で、彼に似合ってそうです。
    それに島崎くんもそういう意味ではお兄様思いで、ふたりは確かに良い兄弟なのでしょうね。
    というか、島崎家は本当にみんながお互いを大切に尊重している素敵な家族ですよね。きっとお母様の教育が良かったのでしょうね(これまでのお母様の態度や話しぶりを思い返すと、そう思えます)。

    尻尾の丸刈りって、思い切りましたね。
    きつねさんのあのフワフワモコモコを刈ったら、どんななのかしら?

    作者からの返信

    斑猫です。
     島崎君の兄たちの中でもトップクラスの曲者である庄三郎君を優しいと評して下さりありがとうございます。
     ご推察の通り、彼の能力の方がよほど妖狐らしい、世界征服に相応しい能力と言えますね。自分が非力であっても権力者を籠絡する事も出来ますし。
    (そもそも妖狐は妖怪の中でも武力より知略や魅了の力が秀でた存在とみなされる事が多いようです)
    ……一つ間違えれば魔性のカリスマとなるであろう庄三郎君の能力ですが、彼自身が権力も他人から求められることからも興味がなかったため、宝の持ち腐れどころか彼の精神の枷にさえなっていたという感じですね。
     既に聡明なおだ様はお気付きかと思われますが、実は私は結構「運命の皮肉」というものが好きらしく、そういうものを積極的に組み込んでしまうのですね。
     ともあれ庄三郎君は弟の島崎君とは「真逆」の存在でした。彼の生活も掘り下げてみれば作品が仕上がるかもしれません。
     島崎家の三花お母様は、両親や弟たちが苦労したのを見ていたので、幸せな家庭を築こうと思っていたのだろうなと最近思います。

     尻尾の毛を刈るという行為は、島崎君自身のけじめのつけ方ですね。
     尻尾を刈り込んだら恐らくはムチみたいに大分細くなると思われます。

     さて、ともあれ長かった連休編も完結し、次回より新しい章に移ります。
     次章では、島崎君は歌って踊れるカワイ子ちゃんとお知り合いになる予定です。
     

  • あなぐらへの来訪者たちへの応援コメント

    ごきげんよう、島崎くん、やっぱりメンタルに直撃を受けて弱っているご様子。可哀想ですけど、こればかりは時間薬ですね。
    でも妖怪の生き死にが、メンタルに左右される、というのはなるほどなぁと感じました。確かに妖怪の皆さんが人間以上に長命で様々な力を行使できる、その存在する意味を考えると、そこの妖怪が存在する、という自他の認識が出発点になっているような気もしたのですが。
    その点、若い島崎くんはダメージは大きかったかも、ですがやはり回復も早そうで、消えることはないでしょうけど、比較的早い時期にこの失敗は小さくなるのでしょうね。
    お兄様登場で、島崎くんのメンタルはどう転ぶのでしょう。
    次回を楽しみにお待ちしていますね。

    作者からの返信

    斑猫です。
     島崎君ショックで丸一日寝込んでおりました。
     初恋の相手に裏切られたショック、自分の行動の愚かさ、叔母や先輩や知り合いに見られた恥ずかしさなど、色々な感情が入り混じっているのでしょうね。
     実は、妖怪の生き死にがメンタルに左右されるという説は、この小説を執筆している最中に思いついたと言いますか、そういう結論に至ったという感じですね。
     若い妖怪はさておき、大妖怪ともなりますと多少の怪我では死なないので、やはり彼らにとっての致命的な案件はメンタルと思い至った次第です。妖術の行使そのものが、彼らの思考・精神によるものですからね。

     実は島崎君の末の兄、庄三郎君は結構島崎君にとって重要な存在でもあるのです。末の兄との関係性やどのような影響をもたらす存在だったのか、是非とも注目していただければ幸いです。

     ではまた。

  • 炸裂! 入社祝いラッシュへの応援コメント

    1章まで一通り読ませていただきました。
    妖怪を軸とした独特の世界観で繰り広げられる物語でこの手のジャンルはあまり読んでなかったのもあって新鮮で面白かったです。
    これからもちょくちょく拝見させていただきます

    作者からの返信

     斑猫です。
     コメントありがとうございます。
     欲望丸出しな青年の物語ではあるのですが、新鮮さを感じていただき感謝しきりです。レビューまでしてくださってありがとうございます。

     ではまた。

  • ごきげんよう、萩尾丸さん、どこまでも有能で、そして大人ですねぇ。
    こうして見ていると、島崎くんに必要なのは時間なのかもしれませんね。
    大人になってゆく、そして大人になるために必要な経験を重ねてゆく、そのための、時間。
    いちかさんは、親族として、島崎くんを本当に愛しているのがよくわかります。萩尾丸さんのカバーストーリーを追求したのだって、島崎くんを正しく導きたかったから、かもしれないなとふと思いました。
    食事の件、調子が悪そうだったのは、毒物薬物のせいじゃなくて、解毒中のアラームだったんですね、なるほどです。紅藤さまの護符、凄いな。

    でも島崎くん、お母様はきっとご存知だと思います。
    いえ、能力的に凄い、というのもあるでしょうけど、母というのは結構、なんでもお見通しなものなんですよ?

    作者からの返信

    斑猫です。
     萩尾丸先輩を褒めていただきありがとうございます。彼は「有能だけど炎上癖のある曲者」というイメージでしたので。ですがもしかすると、兄弟子を差し置いて幹部になったほどの方なので、案外島崎君に対する思い入れとかが彼なりにあるのかもしれません。
     いちかさんは、結構真面目な娘というイメージですね。もちろん甥への愛情もさる事ながら、真実の隠蔽が善くないと思ったという感じです。

     食事に関する描写は、お気づきの通り伏線として描写した次第です。話の流れ上、金丹丸を飲まずとも盛られるな、と思いましたので……
     紅藤様はある意味職人気質ですので、その辺りはこだわっていらっしゃると思います。なお、アルコールの場合は摂取してもほろ酔いになるくらいの余地は残してそうですね。

     お母様がこの件を存じているかどうかは考えていませんでしたが、きっと祖母の白銀御前様は把握済みかもしれませんね。もっとも、いちかさんは甥の意向を護るために、誰かに言いふらす事は無いでしょうが。

     ではまた。


  • 編集済

    自警団主催の妖怪会合への応援コメント

    妖怪会合に着て行く服を熱心に考える源吾郎君、なんだかかわいらしいです(^_^)
    地域とのつながりが、この世界でも大切にされているのがよく分かりました。
    「年の近い者同士は席を近く」、「子どもは子供同士で仲良く」など、町内会とかで良く聞く台詞ですものね。
    それにしても、源吾郎君に出会いの予感が……!

    作者からの返信

    斑猫です。
     第二幕まで読んでくださったんですね。ありがとうございます。
     会合にて、島崎君は結構真面目に服選びを行った模様ですね(笑)
    普段出社にはスーツだったので、どうしようと思ったみたいです。
     実は本作は島崎君の目線で描かれているので「強くなる事」がメインとなってはおりますが、周辺の妖怪たちが全て強さを求めている訳ではなくて、強くならずともみんなで団結するという方面で身を護る面々も多いようです。

     さて、早速の出会いの予感が到来しました。実は連休編は怒涛の展開が目白押しになりますね。ロマンスもアクションもスリルもてんこ盛り、かもしれません。

     ではまた。

  • 紅藤様が温かみのある面だけではないことがにじみ出ているお話でした。
    源吾郎君、兄弟達と歳が離れているから喧嘩らしい喧嘩もしたことがないという箇所に納得です。
    年の離れた兄弟って、どうしても上の子がお世話役になってしまうし、喧嘩というところまでいかないんですよね。
    源吾郎君と珠彦君、少し距離が近くなった様でほっこりしました。
    殺伐とした世界観のなかでも、お互いを高められるような存在になれれば幸せですよね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。斑猫です。
     そうですね、紅藤様は優しいお方なのですが……まぁちょっと狂気も入ったお方という感じで作者は考えております。とはいえ、弟子たちやその周縁の者たちを彼女なりに愛している事には違いないのですが。
     島崎君の隠れお坊ちゃま設定にも納得いただきありがとうございます。
     実は彼にとっては一番目の兄と姉はちょっとした保護者のような存在なんですね。末の兄には感情をむき出しにする事もあるようですが……それでも7歳違いなので、喧嘩までには発展しないようです。

     珠彦君も島崎君も結構物事にこだわらないタイプなので、戦闘も終わり特にわだかまりもなかったので友達になったようです。友達兼ライバルという間柄でしょうか。
     彼にはちょくちょく登場してもらおうと思っております。

     ではまた。

  • 秘匿されしぱらいその真実への応援コメント

    ごきげんよう、ぱらいそはどうやら、島崎君が関わる以前より捜査対象となっていたようですね。
    引布さんはそのボス……、いや、裏にはまだまだ関係する団体とかありそうですものね、中ボスといったところでしょうか。
    結局爆発オチではなく、術が解けたのですね。
    いちかさん、怪我されているようですが無事でよかったです(萩尾丸先輩も)。
    自警団、ということですが、妖怪の世界での公的な警察機関ではないのですね。
    だけど結構組織立って動いているようですが、紅藤さま一派の萩尾丸先輩も所属しているようですし、ちょっとその関係に興味ありますね。
    あの時、自分の血を誇って薬をのまなくて良かったですね、島崎くん。
    のんでいたらまた黒歴史に新たな1ページが……。

    作者からの返信

    いつも応援ありがとうございます。斑猫です。
     本来ならば島崎君もいる部分で萩尾丸先輩たちの戦闘を描きたかったのですが、それを書くと長くなりそうだったので、非戦闘要員には外で待機してもらう事と相成りました。
     妖怪社会で「警察」のような公的機関があるのか……この辺りは実は少し悩んでいる所でもございます。神仏に仕えるのが「公務員」に相当しそうなので実際にはあるのかもしれませんが、妖怪たち(特に若手の野良)は結構フリーダムに動き回っている事を考えると、彼らも逮捕されるかもと思い、その辺りはもっと踏み込まないといけないかもですね。

     紅藤様本人は組織云々にはあまり興味はないのですが、その周辺(萩尾丸先輩・峰白様)は根回しに余念がなさそうですね。

     島崎君が薬物汚染の被害がなかった理由は、次回にて明らかになります。

     ではまた。
     

  • 楽園も一皮むけば地獄絵図への応援コメント

    ごきげんよう、萩尾丸先輩が、上手くカバーストーリーを仕立て上げてくれましたね。
    彼はどの時点で島崎君がナニトラに落ちたことを知っていたのでしょう?
    いや、ひょっとしたらぱらいそに本物のスパイでも潜入させていたかもしれませんね。どちらにせよ、自警団やパパラッチ(パパラッチまでいたとは驚きですが)への説明が、島崎くんへの痛烈な皮肉にまみれていたことは、彼の呆れと腹立ちを表していたのかもしれませんね。何しろ放置しておくと雉鶏精一派のスキャンダルにしかならないわけですものね。
    鳥園寺飛鳥さん、お嬢様は初出陣だったんですね(へんな言葉の作業着姿、可愛いでしょうね)。
    でも最後の爆発オチって、なにがあったんでしょう。
    引布さんの自警団を道連れにした自爆?
    いちかさんご無事なのでしょうか、心配です。

    作者からの返信

    いつも応援ありがとうございます、斑猫です。
     今回は少しネタ性に走ってしまった事をお詫びいたします。
     萩尾丸先輩のカバーストーリーはほぼほぼ即興ですが、島崎君に対するある種の「公開処刑」を目的にしているのは言うまでもない事ですね。まぁ島崎君をいじり甲斐のある弟分と見做している彼の場合、呆れと腹立ちよりも、むしろ面白さが先行してのあの言動だったのかと。いずれにせよ、真実は露呈せずとも島崎君にはお灸をすえられたようなものですね。
     パパラッチは何処からともなく湧いて出たんでしょうね(笑)
     萩尾丸先輩はかなりの切れ者なので、スパイを紛れ込ませていた・自力で推理したの両方とも考えられそうです。
     次話辺りで、彼の真意を明らかにするシーンが出てくるかもしれません。

     果たしてド派手な爆発は何だったのか、いちかさんの運命とは?

     こうご期待です。

    編集済
  • ごきげんよう、島崎くん、最後まで初恋の幻影に縋りついたままの、甘さでしたね。
    その甘さが、結果的にはサヨコさんの情を引き出したように見受けられました。サヨコさんを庇おうとした島崎くんがこのまま終われば立場が悪くなると見て取ったのでしょうね。
    さっき初恋と書きましたが、そうなんですよね?
    あまりにもスレてなさすぎますものね。
    それが若さというものなんでしょうが(島崎くんの良さでもあるのでしょう)。
    この先、紅藤さまから島崎くんへどんな裁定が下されるのか、ドキドキしながら次回をお待ちしていますね。
    島崎くんの黒歴史は今始まったばかり、なのかもしれません。

    作者からの返信

    斑猫です。
     そうですね。恐らく今回が島崎君の初恋と思われます。お察しの通り、島崎君の血統自体はすごいのですが、恋愛経験は(戦闘経験と同じく)絶無だったという事がこの度判明いたしました。
     サヨコさんを庇おうとしたシーンは、彼の愚直なまでの純粋さを示すために追加したのですが……良い所と言って頂き光栄です。
     サヨコさんも色々とベテランなわけですが、思いがけぬ島崎君の率直さにある意味ほだされてしまったのでしょう。実に皮肉な話ですが。
    ※実は結構前に甘々展開と言った訳ですが、それはまぁ島崎君の考えが甘すぎるという意味だったわけです。

     島崎君は(物理的に)生き残りましたが、この後何が起きるのか。黒歴史はどのように展開するのか? こうご期待です。

  • マムシボールと師範の噂への応援コメント

    珠彦君が喜んでマッサージされている姿、戦闘のときとは違って癒やし系モフモフキャラで、ペットみたいでかわいいです(*^O^*)
    リンちゃんとのやりとりも食いしん坊な小さい子どもみたいで癒されました。

    源吾郎君は、蛇などが苦手なのに、出された料理で実はマムシを口にしていたと分かったときはショックだったでしょうね(^-^;
    しかも結構おいしかったという(笑)
    これは苦手克服のきっかけになるかもしれませんね!

    作者からの返信

    斑猫です。
     珠彦やリンちゃんの事も気にかけてくださりありがとうございます。
     紅藤様は結構面倒見が良いので、珠彦君のマッサージとかブラッシングとかもやってあげたんだろうなと思ってます。
     そしてそうですね。珠彦君は子供というか少年だろうなというイメージです。

     お茶請けのマムシパウダー……峰白様も紅藤様も雉なので仕方ないですね。雉って結構蛇とか捕食しちゃうみたいなので。
     島崎君もこれを機に好き嫌いを克服し、強くなる道に進むのかもしれません。

     ではまた。

  • 源吾郎君、なんとか勝負に勝ちましたね!
    お疲れ様でした。
    こちらの世界でも、強さだけではなく、相手の得意不得意を計算した上で戦うのがポイントですね。
    また、源吾郎君は芋虫とかが苦手なのですね。
    これは相手に苦手なものがバレてしまったり、そのような術を得意とする者にあたってしまっては厄介な気が……。
    ファイトです、源吾郎君!

    作者からの返信

    いつもコメントと応援ありがとうございます、斑猫です。
     島崎君、どうにかギリギリで粘って勝ちました……!
     おっしゃる通り、妖怪社会での戦闘も、強さのみで全てが決定するわけではありません。単なる競技やスポーツならば強さや技量で全てが決まるかもしれませんが、戦闘となると話は別です。
     生命のやり取りに繋がる戦闘になった場合、一番の武器になるのは相手を出し抜く戦略と、どのような状況でも揺るがぬ精神力ではないかと思っています。
     島崎君は妖力も多くある意味器用な子ですが、闘いに対する精神力・戦略性は現状ではほぼ皆無という事でした。だからこそ、紅藤様ははじめ乗り気ではなかったんですね。
     島崎君の苦手なものがこの度判明してしまいました。色々と強がるところもある子ですが、所々怖がりでもあるんですね。
     こんな島崎君がどのように成長していくか、彼にこれからどのような試練が待ち受けているのか……どうぞ楽しんでいただければ。
     
     

  • こちらで源吾郎君、かわいらしくなってしまっていましたね!
    当時読んだときは、あまりにもナチュラルに化けていたのでするする読んでしまったのですが、今の源吾郎君のイメージから読み返すとかなり強烈なシーンです……!
    紅藤様が源吾郎君の気持ちを配慮してくれていること、変身した源吾郎をさらっとかわす萩尾丸君の大物感は、ただものじゃないことに気をとられてしまっておりました(>_<)

    作者からの返信

    斑猫です。コメントありがとうございます。
     結構ナチュラルな変化、と捉えてくださってありがとうございます。
     そうです。実は島崎君は少女に化身するのが得意だったりします。まぁこれも突き詰めればモテるための努力の一つですね。女子に擬態して女子を観察すればモテ道が開ける、みたいな感じです。それにしてもヒロインが傍にいないからって女子化する島崎君っていったい……
     しかし彼の変化も、大物妖怪たちの前では霞んでしまったようですね。

     ではまた。

     

  • ごきげんよう、あぁ、やっぱり島崎君、ハニトラに引っ掛かってしまってたんですね。銀河の黒歴史がまた1ページ……、なんて言ってる場合ではありませんね、ごめんなさい。
    途中で出てきた苅藻叔父様のお言葉がハードボイルでちょっとときめいたのはナイショです。
    サヨコさん、なかなかの悪党ぶりですが、ちょっと中ボスクラスかしら。萩尾丸先輩の対応は国際的なテロリストに対する対応ですね、これはちょっとなかなか勝てないかも、です。
    けれど、島崎くん、こればかりはつい先日まで高校生だったんだから仕方ないですよね。この経験を糧にして成長して貰えれば。
    でも、この事件、結構後を引くような気がしますね。
    次回も楽しみにお待ちしていますね。

    作者からの返信

    斑猫です。
     怒涛の展開に入りました。
     そうです。おだ様の予想通り島崎君はハニートラップにかかっていました(笑)
     きっと彼の心中には長らくブラックホールが出来てしまう模様。
     苅藻叔父様は兄たちや甥たちと違って浮名を流した実績があるのかもしれません。もしかしたら、そういう事も込みで島崎君は彼を慕っているのかもしれませんね。
     サヨコさんは文字通り化けの皮が剝がれたって感じですね。ちゃちな果物ナイフではなくてダガーを使うあたりが手馴れていそうです。
     萩尾丸先輩の対テロ対策だったというご指摘ありがとうございます。まぁ確かに彼は紅藤様・峰白様と共に初期の新生雉鶏精一派の立ち上げに奔走した過去があるので、その辺のテロリストの対応とかも知ってそうですね。

     島崎君は成長できるのか? そもそも無事なのか? 次回もどうぞお楽しみを。

     ではまた。

  • 今回、個人的にかなり衝撃を受けてしまいました!
    1つ目は、妖怪ハラスメント・妖ハラ。
    こちらの世界にもハラスメントの定義が広がっていたときは衝撃的でした。
    妖怪にも考えや気持ちがある以上、この流れができるのは自然なのかもしれませんね。
    2つ目は、源吾郎君が見た目を変化できること。
    イケメンになれるのに、そうしないで自らの魅力で女の子の心を掴みたいと思う彼の言葉に誠実さが現れておりますね!
    こちらのお話は恋愛メインではありませんが、源吾郎君のお相手が出てこないかなぁなどと少しだけ期待してしまっておます(*^^*)

    作者からの返信

    斑猫です。
     いつも丁寧なコメントありがとうございます。
     妖ハラに関しましては、妖怪たちも社会的な営みを行っている以上、発生するのだろうなと思っておりました。実は拙作の妖怪たちの考えや行動は割と人間に似ている部分もある感じですね。
     島崎君は実は結構前の回で少女に変化する術を行っていたんですね。男の子でありながら女の子に変化できるので、実は島崎君の変化能力は結構高かったりします。
     彼がイケメンに変化しないと心に誓っているのはおのれへの絶大なるプライドの高さ……なのですが、誠実さを見出して下さってありがとうございます!

     恋愛が本編に絡むかどうか……これは本当に話の流れ次第かもですね。

     ではまた。

  • ごきげんよう、島崎君、あっさり紅藤さんを見限ったのですね、ちょっと驚きました。血統に圧倒的なプライドを持つ彼なら、どんな条件であろうと先祖の約束を破ることはないだろうと思っていたのですが。
    でも、なんだか計画的に事が運ばれたような感じもしますね。
    食事の件もそうですし、若くてプライドばかりが高く、意外とちょろい島崎くんが浮ついてしまうような甘言。サヨコちゃんも、そのための手段、ハニートラップ的な匂いもします。
    きっと紅藤さまには替え玉の件なんてすぐにバレそうな気もしますが、なんだかこの先の展開、ドキドキしてしまいます。

    作者からの返信

    斑猫です。
     コメントより驚かせてしまった事が伝わってきて、少し申し訳ない気分です。
     ぱらいそ側、きっと綿密に計画を練ったんでしょうね。もっとも、彼らの予想以上に島崎君があっさり陥落した感はありますが。
     普通、出会って二、三日で結婚を意識するとかはまずありませんし。

     替え玉は……紅藤様には確実にバレますね。島崎君の裏切りは露呈してしまうのか否か?
     そして次の展開をドキドキなさっているとの事ですが、次話以降は単に不穏だった今までの流れを打破し、怒涛の展開にもつれ込む予定なのでお楽しみを。

     ではまた。

  • 桐谷のお坊ちゃま……こんなに辛い環境のなかで、妻や子を一番に守り通してきた方なのですね。
    愛はどんな力よりも強い……!
    その性質を源吾郎君は受け継いでいるので、今はモテたいという下心(?)が強くても、いつか誰かを守るために己を強くしたいと思う日が来るのでしょう。
    そんな日がくるまで、彼を見守らせてください。

    作者からの返信

    斑猫です。
     タイトルにもあります通り重たく暗い話でしたが、しっかり読んでくださって感謝しております。
     白銀御前様と桐谷のお坊ちゃま、二人とその子供たちの道のりは険しいものでしたが、互いの愛と信頼によって明るい未来をもたらす事が出来たのだと思います。
     島崎君を見守りたいと言っていただくとは実に光栄な話です。
     彼に弟分・妹分が出来た時、彼らにどのように接するのか。引き続き見守っていただけたら幸いです。
     因みに……島崎君はモテたいとかなんとか言ってはいますが、好きな女性が出来たらもう彼女一筋になりそうな感じがします。

     ではまた。

  • 鶏口の誘惑、牛後の未来への応援コメント

    ごきげんよう、突然のヘッドハンティングですか。
    島崎君は本当に血統へのプライドが凄いですね。その割にはチョロいのはやっぱり、プライドが高すぎることと若さゆえ、なんでしょうか。
    引布さん率いるぱらいそがどんな組織なのか(ただの飲食チェーンとは思えませんね)判りませんが、紅藤さま一派を敵または見下しているのははっきりと判りました。島崎くんの選択はどうなんでしょう。血統に誇りがあるのなら、遠い昔の約束により紅藤さまに弟子入りしている身ですからお断りの一択なんでしょうが。
    なんだか揺れているようにも思えますね。

    作者からの返信

    斑猫です。
     だんだんと不穏な様相を見せ始めたぱらいそ編です。
     島崎君の、血統へのプライドは本当に凄いです。作者もびっくりしちゃうほどですね。もしかしたら、ご先祖様もびっくりかもしれません。
    ……紅藤様および雉鶏精一派への見方は、やや懐疑的・敵対的な妖怪団体も多いようです。路線転換したとはいえ、初代頭目胡喜媚のやり方がえげつなかったから警戒しているんでしょうね。警戒しているからこそ、島崎君を引き離しにかかったという感じですね。
     祖母と紅藤様の盟約、そして祖母と自分との誓約を思い出した島崎君ですが、それが彼の行動を思いとどまらせる抑止力になるのか? 玉藻御前の血統は彼の身を危険に晒す枷なのか身を護る鎧なのか?

     色々と心配なさっているかもしれませんが、怒涛の展開へのカウントダウンは既に始まっているのです。

     ではまた。

  • 炸裂! 入社祝いラッシュへの応援コメント

    ここで源吾郎君の兄弟達が登場ですね。
    来てくれた兄弟達は皆さん仲が良さそうです。
    就職先(?)でこれから辛いことが待っているに違いない彼にとって、少しでも心を安らげる時間になっていたら良いなぁと思いながら読みました。
    それにしても、ナンパの指南書を源吾郎君に渡すなんて、彼のことをよく分かってますね(笑)

    作者からの返信

    斑猫です。
     示し合わせずとも同じ時間帯にやってきた辺り、三人の仲の良さが伺える気がしますね。
     兄姉や叔父たちには強がっていた島崎君ですが、内心会えてほっとしていたのかもしれません。一人前になりたいと思う反面、末っ子なので甘えん坊な所もあるかと作者は思っていますし。
     苅藻さんは島崎君を赤ん坊のころから知っていますからね。コレガ喜ぶだろうと思っての事ですね(笑) 島崎君は結構苅藻さんを慕ってる感じですし。

     ではまた。

  • 桃茶に合うお菓子シーンにほっこりかと思いきや、どんどんと当事者達に真相を明かされる源吾郎君。
    もう紅藤様に優しくされても、事の重大さに余裕がなくなってしまっていますね。
    欲望に各々が素直になっている彼らに、源吾郎君がついていけるかが気になります……彼は芯が強そうだし、やると決めたらやり通す子な気がします。

    作者からの返信

    斑猫です。
     峰白様に続き、義妹である紅藤様のヤバさも伝わり作者として一安心です。
     峰白様が色々と振り切れていてヤバいのはもうご存じと思われますが、紅藤様もベクトルは違えどヤバいお方ですね。壊滅寸前だった組織をこの姉妹が建て直せたのも、彼女らの狂気、もとい並々ならぬ情熱のお陰です。そんじょそこらのヤンデレも「やべーわ」というかもですね。作者も彼女らのヤバさには戸惑いつつ感心しつつって感じですね。
     そりゃあ島崎君の動揺は大きいでしょうね。紅藤様とかはヤバい妖怪だと前情報はあるものの、実際に見聞きするのは大違いですし。 

     島崎君、芯の強い子と褒めていただきありがとうございます。少し心が揺らぐ事はあるけれど、彼には頑張ってもらおうと思っている次第です。

     ではまた。

  • 峰白の真意への応援コメント

    源吾郎君、すっかり峰白様に心を許しかけてますね。
    彼女は心につけこむ(相手を自分の思い通りに行動させる?)のが上手そうです。
    源吾郎君が上げられて落とされる様なことにならないと良いのですが……。

    桃の花、高貴な花言葉もあったのですね!
    確かにひな祭りにも、桃の花ですものね(^^)

    作者からの返信

    斑猫です。
     確かに峰白様は恐ろしい程の策士でしょうね。何せ彼女がいなければ初代頭目の死後すぐに雉鶏精一派はなくなっていたでしょうから。
     実のところ幹部たちの中での実力は最下位ですが、紅藤様というめちゃくちゃ強大な力を持つ妖怪を従えているという所を逆手に取り、今の地位に納まっているとも言えますね。
     もっとも、島崎君も結構チョロい所があるので、おだてられると弱いのでしょう(笑)

     桃の花言葉である「天下無敵」は桃太郎が関与しているとか、古事記とかの影響とか諸説あるようです。「比類なき才能」は欧米の花言葉だとか。

     ではまた。

  • ごきげんよう、島崎さん、お客様なのに戦わされるとはちょっと驚きました。
    オークさん相手に大丈夫かしらと心配していましたが、結果は引き分けですか。
    金丹丸を服用せずに戦って引き分けというのが良い結果なのか悪い結果なのか(金丹丸の宣伝だったら、ですね)、まあ怪しいお薬は使わないに越したことはありません。大人の社交場でのショウ、ということなら引き分けが妥当なのかしら?
    でも最後にお声掛けがありましたが、なんだか島崎くんを何か巻き込もうと企んでいるような、ちょっと危険な感じもしますね。
    次回を、少し心配しながらお待ちしていますね。

    作者からの返信

    斑猫です。
     ぱらいそ編に入ってからずっと不穏なシーンが続きますが、もしかしたら今回の展開は少し急だったかもしれませんね。
     オークさんはまぁ派手に見えるように見せつつも手加減して下さったんでしょうね。島崎君は戦闘が不得手で人間より少し頑丈なぐらいなので、本気の戦闘だったらぼろ負けな気がします。
     島崎君が金丹丸を飲まなかったのはひとえにおのれの血統に対するプライドからですね。店の面々から九尾の子孫として注目され、しかし彼らが提供しようとする金丹丸を九尾の子孫だからという事で飲まなかった……何とも意味深です。
     もっとも、彼は薬学や医学に詳しい紅藤様の許で修行している身分です。金丹丸を前に、飲むべきかどうかは冷静に考えれば解ったはずなのですがね。

     何とも子供っぽい島崎君を心配していただきありがとうございます。本作は後3、4話後に急展開を迎えるかもしれません。

     ではまた。

  • 幹部たちの野暮な洗礼への応援コメント

    紅藤様はところどころ心遣いがあるように感じますが、峰白様はいたって冷静で、これからも全てを計算した上で行動していきそうですね。
    源吾郎君の不安が読んでいて、よく分かりました。

    本編のピリピリ具合とは別に、紅藤様が砂利道をハイヒールでカツカツしていたり、源吾郎君がシティボーイ気分になった描写がほっこりしました(^o^)

    作者からの返信

    こんばんは、返信が遅れてすみません。
     主人公の上司・紅藤様と峰白様の性格や特徴は互いに対になるような感じで意識しております。
     紅藤様はマッドサイエンティスト特有のエキセントリックな言動に慣れれば、情の深い人物としてとてもいい上司だと思います。研究センターの長を300年勤めているので非常に博識なのですが、割とシンプルな思考回路の持ち主ですね。
     一方の峰白様は、一見すると粗暴な振る舞いに見えますが全て計算ずくで行っている感じです。冷静どころか冷徹な存在ですね。その分雉鶏精一派への傾倒度合いがえげつないんですが。
    ……そりゃあ、こんな御仁を前にすれば不安になると思います。ましてや、島崎青年は数日前まで高校生だった訳ですし。

     こちらの作品は比較的明るい展開なので、気軽に楽しんでいただけると思います。

     ではまた。


  • 編集済

    やっぱり仲間も個性的への応援コメント

    青松丸さんもサカイさんも、特徴的でどこか癖がありそうな魅力的なキャラクター達ですね。
    造られた青松丸さんがどのような感情を抱いているのか、知りたいところですね(*・ω・)

    作者からの返信

    斑猫です。
     島崎青年のみならず、先輩方にまで目を配っていただきありがとうございます。
     師範にして上司の紅藤様が結構癖のある人物(妖怪)ですので、彼女に永年
    師事できる妖怪たちも必然的に曲者ぞろいになるのかなと思っております。
     もちろん島崎青年も例外ではありませんね(笑)

     青松丸は作中で言及されていました通り、紅藤様の息子または弟に相当する存在ですね。彼女の妖気とか遺伝子を使っているので、クローンではないにしろ遺伝的にも血縁者になります。(クローンでしたら「妹」になりますので)
     彼は最も長く紅藤様の傍にいた存在ですが、後からやってきた弟弟子と違って、それほど野心はなかったのかなという感じかな、と思っています。


     ではまた。

  • ごきげんよう、島崎くん、もうすっかりサヨコさんをお嫁さん扱い、落ちちゃってますね。
    それにしても島崎くんの心理が、本当にもうただの若い男の子って感じです。好きなこの前で見栄を張ったり、格好つけたがったり、でも、なんだかそんな島崎くんのほうが好感が持てちゃいますね。
    ダチョウを使った料理と言えば、兵庫県だったか県境近い京都府だったか、ダチョウ牧場があるという話を聞いたことがあります。食べたことはないですけど。でも、妖怪以外に、ワイバーンやオークと言ったファンタジーでよく出てくる魔物系のひともいる世界観なんですね。
    それにしても怪しい薬も登場して、なんだか18歳の島崎くんには早めの帰宅を促したい雰囲気です。
    大丈夫かしら?

    作者からの返信

    斑猫です。
     いつも島崎青年を見守っていただき、なおかつ好感が持てるとも言っていただき本当にありがとうございます。
     一応島崎青年は玉藻御前の末裔の中で彼女の血を多く引くと言われているのです。ですが……異性を籠絡する能力や手玉を取る能力は遺伝しなかったみたいですね。むしろ陥落しちゃってます。
     ダチョウ牧場は兵庫県にも京都府にもあるみたいですね。京都では確か大学が研究に用いていたはずです。
     ちなみにダチョウの卵の目玉焼きの下りは筆者の実体験がベースとなっております。
     ちょっと作中で説明が足りませんでしたが、いわゆるモンスターや魔物と呼ばれるヒトたちも暮らしている世界観ですね。世界のあちこちにいるけれど、日本に在住するものもいるって感じです。
     
     ネタバレになるので今後の展開について多くは言えないのですが、島崎青年はそもそもナンパに失敗したときに潔く帰宅すればよかったのかもしれません。
     今後の彼の判断がどう転ぶのか……どうか見守っていただければ。

     ではまた。
     

  • 楽園で手渡されるは藤の花への応援コメント

    ごきげんよう、あぁ島崎くんがチョロいよー、こちょこちょされて天にまで駆け上ってるよー、とか叫んでしまいそうになりました。

    数か月前までは高校生だったんですから、おとなのよるのプロフェッショナルにかかれば、背中にネギを背負った狐さん、なんでしょうね。
    サヨコさんへの交代の仕方がなにやら裏がありそうですね。
    藤の花、ですか。なにか謂れがあるのかしら?
    なんだか、これで島崎くん、厄介事に巻き込まれそうな予感ですが。
    初めての夜の街でのお遊びは、やっぱりチューターさんがついてないと心配ですね。

    作者からの返信

    斑猫です。
     ストイック→ナンパ師→チョロ員という謎の三段進化を遂げてしまった島崎青年ですね。社会人とはいえ元高校生・しかもプライドが高いという弱点もあるので大人の攻撃にはあっさり陥落してしまいました(笑)

     藤の花に関しましては、花言葉通りです。しかし、今この状況で渡されるのがどうなのか……

     ネタバレになるので多くは語れませんが、ひとまずはこのぱらいそ編で島崎青年は少し大人になれるはずです。それまでは甘々展開をお楽しみください。

     ではまた。

  • 楽園で手渡されるは藤の花への応援コメント

    斑猫さま

     こんばんは、澤田 啓です。

     源吾郎くん……夜の蝶に騙されやしないかと、オジさんは個人的に心配してしまう程の舞い上がり方をしちゃってます。

     夜のお店の清純派美少女……妖しい(いや妖怪だから妖しくて当然か)サヨコちゃん、次話が非常に気になります。

     しかし……クラブ『ぱらいそ』……人間だけど行ってみたいと思えるお店です。


    2021.4.4
       澤田 啓 拝

    作者からの返信

    斑猫です。
     島崎青年を心配していただき誠にありがとうございます。しかし安心してください……次の展開はすでに決まっておりますゆえ。
     夜の蝶とはまた優雅な単語ですね。久しく聞いていなかった気がします。
     クラブ『ぱらいそ』の魅力を伝えられて良かったです。

     この度島崎青年は少し大人になるわけですが、それまでの道のりの、甘々展開をお楽しみください。

     ではまた。


  • 編集済

    三月中旬の朝への応援コメント

    源吾郎君の兄弟達が様々な職に就き、その一つにオカルトライターがあって妙に納得してしまいました。
    人間と妖、どちらで生きるか迷わず決まっている源吾郎君は逞しく活躍していきそうですね!

    作者からの返信

    斑猫です。
     こちらも読んで頂き誠にありがとうございます。
    オカルトライターは、完全に兄弟・家族の影響ですね。
     島崎青年は欲望に忠実な、時に滑稽に見える男の子として描いておりますが、是非とも彼の活躍を見守っていただけたら幸いです。

     ではまた。

  • 隘路の誘惑への応援コメント

    ごきげんよう、ナンパ師島崎君の降臨ですね。
    心持ち、彼のモノローグも高校生らしく荒れていて、それっぽかったです。
    友人達との遊びもそうですが、島崎君はまだまだ高校時代を引き摺っているように見えますね。それはけっして悪いことではなく、年相応で微笑ましいと思うのですが、いかがでしょう?
    女子の多い部活もそちらの目的で選択、というのもそうでしたが、彼の中ではモテてモテて困る状況になりたいと言う願いは、かなり真剣な希望だということが改めて理解できました。

    怪しげなひとが登場しましたね。
    出自を知っていて、胡乱な招待状を渡す彼の狙いが気になりますね。
    次回も楽しみにお待ちしていますね。

    作者からの返信

    斑猫です。
     とうとう関西某所の港町に、九尾の末裔であるナンパ師が降臨してしまいました……
     しかし、道行く通行人たちには無害なようなのでご安心を(笑)
     前回おだ しのぶ様に「ストイック」と評していただいた島崎青年のこの度の行動にどのようなご指摘が入るかと内心ヒヤヒヤしておりましたが……微笑ましいという非常に好意的なご感想ありがとうございます。
     拙作は野望を持つ島崎青年の(現時点では)未熟さや若さを余すところなく表現している物に仕上がっているのかもしれません。もしかすると、弟や後輩を見守るような雰囲気で楽しんでいただくのも面白いかもしれませんね。
     演劇部に入部したのは、確かに所属する仲間の女子達とお近づきになったり、演劇のスキルを磨いてナンパしようと思ったりしたためですね。不純極まりないので、演劇を志す若者たちにパイを投げつけられても仕方ないかもです。まぁ作者としては島崎青年を手放しで「善良な青年」と言い難いのですが(善良ならば世界征服を望みませんからね)、野望に向かって奮起するさまはある種の清々しさを伴っている気もします。
     彼が女子にモテる事を欲する理由とは? そして渡された優待券がもたらすのは天国か地獄か? 次回以降は話がうねり出しますのでお楽しみを。
     ではまた。

  • 運命の流れと血脈の枝葉への応援コメント

    ごきげんよう、島崎くんに運命操作なんて凄い能力があるとは驚きました。
    でも、等価交換っぽいんですね。
    何かの対価を払うことでしか得られないなら、確かにおいそれとは使えないんでしょうけど、でもその能力をズルい、と言っちゃう彼は、なんだか凄くストイックなような感じもします。
    それにしてもお母様、本当に大物感がますます増してきましたね。
    そんな彼女が愛情を注いで育てた島崎家のお子様方は、だから皆さん、仲のいい家族なのかも、とか思いました。
    中国の親戚、なにか思惑でもあるんでしょうか?

    作者からの返信

    斑猫です。
     島崎青年の運命操作の話については、(彼が使おうとしなかったため)これまで出て来ませんでしたが、実はそんな能力もあったって回ですね。
     ご指摘の通り、その能力は等価交換に近いです。むしろ、損失は得たものより大きい場合があるので余計にキツいかもですね。しかしそれは、元ある運命の流れを捻じ曲げた事により生じるので致し方ないでしょう。
     島崎青年はその能力の恐ろしさを知っているので……本編で使うシーンはないかもしれません。そして運命操作に対して「イカサマだが恐ろしい」と評して使わないという部分にも、確かに彼の性格が反映されているかもしれません。何が何でも力に縋るというのであれば、上記の等価交換(+α)を克服する抜け道を考えるでしょうし。
     三花お母様大物説……これはやっぱり年の功かもですね。お気づきの通り、拙作の妖怪たちは単純な妖力ではなく、経験や知能が物を言う感じなので。
     そして大陸の親戚たちの思惑とは? 

     ではまた。
     

  • ごきげんよう、初めての帰省できちんとお土産を用意する島崎君、本当に良い子だなあと感心した物語、ありがとうございます。
    お母様って、きっと島崎くんよりも凄い力を持つ妖怪のように思えました。母は強し?
    でも本当に島崎家は、いいご家族ですね。
    初帰省の息子を囲んであれこれと盛り上がる温かなリビングの風景が見える様でした。
    ご両親も子供さん達をちゃんと大切に、愛してらっしゃるようですし、兄弟仲も良好そう。年の離れた弟を想う気持ちが素敵ですね。
    こうしてみるとますます、島崎君が普通の可愛い男の子のように見えます。

    作者からの返信

    斑猫です。島崎青年を良い子と評していただき感謝しきりです。
     さて、島崎青年の母ですが、確かに実力者であると作者も思っております。妖力そのものは末弟・末息子よりも少ないですが、経験と実績は白銀御前様に次いで多いので。実は玉藻御前の子孫の中で発言権も大きいんですね。
     そして兄弟仲も良好です。1番目の兄が面倒見がいいうえに18歳も年上なので、甥・息子みたいな感覚なのかもしれません。
     実家シーンでは、兄二人の対応の仕方に微妙な差があるように意識してみました。

     ではまた。

    編集済
  • すべての始まりへの応援コメント

    力を振るうだけならば簡単なのですが、それではむやみに相手を傷つけてしまう事になりますし

    なるほどですね。
    力は敵キャラをバッサバッサと無双する為に使うものじゃないですからね。

    紅藤は敵味方問わず、弱き者の心を救う為に力を使える素敵な人物なんだろうなと想像してしまいます😊

    作者からの返信

    憮然野郎様
     斑猫です。拙作へのコメントありがとうございます。
    そして、紅藤様への好評価も嬉しいです。
     そうです。まさしく彼女は強大な力を持った存在ですが、その力はほとんど武力には使いません。そしてそんな彼女が本編では主人公を教え導く師範になるわけですね。主人公はおのれの欲のために強さを欲しているわけですが、それがどのように転がるのかがこの物語のキモかもしれません。
     彼女が力に対してどのようなスタンスなのか、主人公はそこで何を学ぶのか、そして紅藤様と対になる「弱さの中の強さ」とはどのようなものなのか、じっくりと書いていきたいです。

    ではまた。
     

  • ごきげんよう、九尾さま、なんだか凄く大物の風格が漂っているご様子。
    島崎家のご親戚、というわけではなさそうですが、九尾さまの方は全部わかっている様子ですし、なんでしょうね。
    噂の島崎くんを見学に来たのかしら?
    未来が見えるとも仰ってましたし。

    でも、実家へ帰るのが楽しみな風の彼、知らぬうちにホームシックになってたのかもしれませんね。

    作者からの返信

    斑猫です。
     九尾様の正体・目的はいったい何なのか? 最終話までには判明しますので気長にお待ちいただければ。(最終話がいつになるのか、筆者にも不明ですが)
     未来視は、中国の伝承を見ていると結構妖狐がマスターしているという話を散見しますね。島崎青年の未来を知って居るのは、その能力のためなのか別の理由があるのか……

     島崎青年ホームシック説。確かにそうかもしれませんね。実家を離れてウキウキしていたと思っていたけれど、末っ子ですしまだ若者(本来なら大学で遊んでいてもおかしくない年ごろ)ですからね。
     少し矛盾した気持ちかもしれませんが、そこもまた彼の幼さ・未熟さなのかもしれません。

    ではまた。

    編集済
  • 斑猫さま

     こんにちは、澤田 啓です。

     源吾郎くんの実家……玉藻前の発祥の地、姫路市にて遭遇した銀白色の九尾、一体彼は何者で目的は何なのか?

     今後の展開も気になるところですが、姫路市の姫路城と云えば刑部大神(姫)も登場したりするのでしょうか??

     などと期待しながら、次話も楽しみにしております。


    2021.3.20
       澤田 啓 拝

    作者からの返信

    こんにちは、斑猫です。
     ここはひとまず実家回……としたかったのですが、謎の九尾様に登場してもらいました。今後も彼はちょくちょく出てくるので、彼の目的と正体については、島崎青年と共に驚いたり推理していただければ。

     あと……島崎青年の母・祖母は日本出身ですが、玉藻御前は一応大陸出身という設定ですね、すみません。刑部姫は考えていませんでしたが、玉藻御前のもう一つの系譜について言及するかもしれません。

     ではまた。

  • 若人たちとオウムの語らいへの応援コメント

    ごきげんよう、妖怪と人間の関係が理解しやすい物語でした。

    妖力を上げていく仕組みって、悪魔が人間を唆して黒い闇の心を吸い取る、みたいな感じなんですね。
    その為に、野良のみなさんがSNS炎上とかパンのシールを盗るっていうのが、いかにもで面白かったです。
    それに比べて島崎君は王道を征く点をアレイさんは誉めているのも良く判りますね。
    でも、ナンパしたいとか雑誌を術で隠すとか、やっていることは男子高校生っぽくてやっぱり人間らしい、という感じがますますしました(誉め言葉ですよ、お嬢様と同じく)。

    作者からの返信

    斑猫です。毎度コメントありがとうございます。
     確かに、妖力を上げる仕組みは例示いただいた内容に似ているかもしれません。但し、悪い事を行うのが必要でもないので、まともな妖怪は悪事を働きませんが。
     SNSネタとかは、まぁ若い妖怪だからって感じですね。

     島崎青年は強さを求める点でも王道を征く大妖怪候補の鑑……と言いたいところですがこの時の彼の心の動きこそが、この連休編のキーになっております。
     そしてアレイ氏の真意とは?
     ではまた。

  • 術者の娘と白衣の紳士への応援コメント

    ごきげんよう、アレイさんがなにやら貫禄があって頼れる御仁(御鸚鵡?)のような気がした物語、ありがとうございます。

    就職活動、この世界でもやっぱり難しいんですね。世知辛い世の中ですね。
    飛鳥さんはお嬢と呼ばれる名家の令嬢の様ですが、島崎君とは反対に妖怪の世界とは距離を置きたいようですね。お家の事情もあるのかも知れませんが、価値観は様々、ということでしょうか。

    作者からの返信

    斑猫です。
     アレイ氏は確かに貫禄ある感じになりましたね。オウムって妖怪にならずとも並々ならぬ知能を持つそうなので、妖怪化したオウムはさぞかし……と思った次第です。
     前話に引き続き、世知辛さ満載ですみません。飛鳥嬢の語った事は本当にある事だったりなかったりって感じですね。彼女が妖怪を疎む理由は何なのか? 次話で明らかにしたいです。
     ではまた。
     

  • 自警団主催の妖怪会合への応援コメント

    ごきげんよう、島崎君に出会いのチャンスかしら? と思った物語、ありがとうございます。

    人間の術者の方ともいろいろと繋がりがあるんですね。
    ますます妖怪の世界も人間の世界同様、世知辛いと言うかなんというか。
    でも、こんな世の中だからこそ地域社会でのコミュニケーションは重要なのかもしれませんね。
    それにしても島崎君、本当に人間臭いですね。
    確かに妖怪社会のコーチングが必要なのかもしれないなと思いました。

    作者からの返信

    こんばんは、斑猫です。
     ご指摘の通り、妖怪たちも「話の解る」人間の術者たちとは積極的に交流を図り、互いに良好な関係を築こうと考えていますね。
     既にお気づきだと思いますが、妖怪や人間という大きなくくりにおいてどちらの種族が善で他方が悪、という内容ではないんです。善悪は彼らの内部にあるという感じでしょうか。
    ……確かに島崎青年は人間臭いというか小市民的ですね。もしかしたら、作者の小市民的な何かが投影されているのかもしれません。

     ではまた。

  • 自警団主催の妖怪会合への応援コメント

    斑猫さま

     澤田 啓です、こんばんは。

     源吾郎くんは9連休ですか…暦通りの休みしか貰えない私からすれば、転職してみたくなるような好待遇で羨ましい限りです。

     連休中に寄合…妖怪・術者の世界も、人間の界隈とそう代わり映えしないと興味深く感じながらも、源吾郎くんに訪れそうな新たなる出会いに興味津々となっております。

     今後の展開に期待しつつ…次話の投稿を楽しみにお待ち申し上げます。


    2021.3.7
      澤田 啓 拝

    作者からの返信

    澤田 啓様
     返信が遅れてすみません。斑猫です。
    確かに、会社の休みって職種によって違うようですね。どうやら工場などは稼働の関係上、長期休暇は長くとる傾向にあるみたいです。但し、祝日も平日扱いだったりしますが。
     確かに、拙作中の妖怪社会は人間社会のそれに似通っていますね。
     次話より話し合うことが決まった術者の娘とどのような関係となるのか、こうご期待です。

     ではまた。

  • ごきげんよう、紅藤さんにはなんとなく裏があるんだろうなと思った物語、ありがとうございます。

    ここまで、紅藤さんは師匠としても大人の女性としても、島崎君に優しい、常識的なひとだなあと思っていましたが、なんだかそれだけではないような気がしてきました。
    過去の彼女の行いが徐々に明らかになってきたこと、彼女を取り巻く人間関係や力関係なんかもそうですが、島崎君や周囲の人々への接し方があまりにも人間らしい、というか。
    島崎君はそういう意味では、やはり人間らしい、ですね。
    おうちのご飯にマウスが出たとうのはビックリしましたが。

    作者からの返信

    こんにちは、斑猫です。
     まぁ確かに紅藤様は部下たちに姉のように母のように接するお方ですが、まともな部分もあるけれどまともでない部分も持ち合わせるお方ですね。
     そうでなければ、一番弟子の萩尾丸先輩から「いかれたマッドサイエンティスト」と呼ばれないでしょうし。色々とえげつない峰白様を涼しい顔で姉と慕っているあたりからまぁ……はい。
     実は紅藤様は雉鶏精一派に落ち着くまでに仕えていた者たちがいます。彼らの話が言及されるかもしれませんね。
     島崎青年のマウス発言は、妖狐の好物にネズミの天ぷらがあるという伝承を踏襲しています。但し野生の不衛生なネズミではなく餌用の冷凍マウスを調理しているという設定なのでご安心を。
     妖怪が出てくるので、度々ゲテモノ料理が出てきますがご了承願います。

  • ごきげんよう、慢心と経験不足の島崎君の今後が気になる物語、ありがとうございます。

    妖力の大きさだけが戦闘力というわけではやはりないんですね。
    戦闘経験はこの後、訓練を積み重ねることで積み上がっていくのでしょうが、やはり戦闘力を上げるには、技の習得が必要なんでしょうか。
    いずれにせよ、最初から慢心していた島崎君にはいい勉強になったのかもしれませんね。やっぱり己の家系への誇りが大きすぎるとそうなるものなのかしら?

    でも狐が犬が苦手、って本当だったんですね。
    島崎君は苦手じゃなかったのかしら?

    作者からの返信

    こんにちは、斑猫です。
     ご指摘の通り、拙作中の設定では、妖怪同士の真剣勝負が妖力の大きさによってすべてが決定する……訳ではございません。技の習得も必要でしょうが、基本的には精神力や知力も大切なのでしょうね。相手が策略を仕掛けてくる可能性もあるので。
     峰白様の主張通り、弱肉強食は世の習いではあるが、弱者はまざまざと喰われるだけではないと筆者も思っております。
     島崎青年は九尾なる前に天狗になるのでは……? という位慢心していたのは事実ですね。しかし彼も元をただせば人間らしい生活を送り、尚且つ喧嘩とは無縁の生活を送ってきた(ついでに言えば文化部の)若者です。いくら妖力の底上げがあったとしても、相手が弱小妖怪だったとしても、日夜訓練に励んでいる相手に圧勝できるほど現実は甘くはありませんし。
     妖狐が犬苦手問題は……実は設定が甘いところがありお詫びせねばなりません。野柴君のようにめっちゃ犬を怖がる狐もいれば、割と平気な狐もいる。人間と同じく個体差があると思っていただければ。
     ちなみに島崎青年は猫というかモフモフした生物が好きです。しかし妖怪ではないモフモフ生物たちは彼を警戒してそうそう触らせてくれません。少し不憫です。

     ではまた。

  • ごきげんよう、島崎君の家系の壮絶な過去に息をのんだ物語、ありがとうございます。

    考えてみれば、確かに長い家系の命脈を保つ経過の中で、おぞましい一族間での争いがあったとしても不思議ではないような気もします。
    それが正しく現在まで伝えられているかどうかは別物ですものね。

    島崎君は、人間を下等動物的にみているのかしら? いままでの兄姉や親戚の皆さんに披露した目標や自分の置かれた現状を説明する中にもそのような言葉がはしばしにありましたし。
    それとも人間を下等とみているのではなくて、玉藻御前の血統が高貴だというほうの感覚なのかしら?
    というのも、島崎君の世界征服やハーレム云々の動機(これがすべてかどうかはわかりませんが)が結構人間界の価値観で語られているような気がしたもので、彼の意識はどこにあるのかな、と思っただけなのです。

    作者からの返信

    こんばんは、斑猫です。
     結構拙作中でえぐい表現だったと思いますが、臆せず読んでくださり感謝しきりです。
     妖怪だった白銀御前様があえて人間と結婚した理由を考えているうちに、本編の内容に行き着いた次第です。
     島崎青年は自分を「妖怪」の仲間になりたいと思っていますが、別に人間を下等生物と見做す程まで過激ではないと思うんですね。ただ単に容姿が人間である父親に似てしまった事を気にしているだけで。どちらかというと、玉藻御前の血統を高貴だとみなしている感じですかね。
     なお、彼が現時点で人間に近い価値観なのはその通りです。両親は一応彼が(兄姉と同じく)人間として暮らしても問題ないよう育てていますので。むしろそっちの方がいいとも思っています。
     あと、もしかすると人間と妖怪の価値観は、我々が思っているほど大きな隔たりはないのかもしれません。別種ゆえに違う所もあるでしょうけれど。
     ちなみに、拙作中の妖怪は人間に対してほぼ中立の面々が多いです。紅藤様はその中でも割合友好的ですかね。

    ではまた。

    編集済
  • ごきげんよう、だんだんと錯綜しつつ且つ危険度が漂いだしたように思える物語、ありがとうございます。

    雉鶏精一派と言いつつ、新体制でと言いつつも、なんだか一枚岩ではないような感じもしますね。紅藤さんもなんだか、そこら辺のリスクを感じて島崎君を連れてきたような気もしますし、白銀御前さまもそれが判って紅藤さんのもとへ島崎君を送り込んだような気もします(考えすぎかしら)。
    でも、結構大ベテランさんの間でも島崎君、然程委縮していないようですね。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。斑猫です。
     確かに雉鶏精一派は一枚岩ではないですね。義姉妹である峰白様と紅藤様でも意見はだいぶん違いますし。でもって、他の幹部たちも紅藤様を慕っているものだけではなく、他の勢力のスパイや、若き野心家もいるわけですし。
    (新体制立て直しの物語は、それ単体でも相当なボリュームになるだろうなと思っています)
     紅藤様と白銀御前様の思惑までは深く考えておらず、ご指摘をいただき恐縮している次第です。ただまぁ、野心家の島崎青年が「きちんとした」所に落ち着いていたら、変に暴れないだろうという親族たちの考えはありそうですね。
     また、島崎青年の肝の据わり具合を評価いただき嬉しく思っております。

    ではまた。

  • やっぱり仲間も個性的への応援コメント

    ごきげんよう、島崎君、大丈夫かしらと心配していたら意外と肝が据わっていて驚いた物語、ありがとうございます。

    島崎君は、自分の血統に誇りを持っているからこそ、勉強熱心なんですね。個性豊かな先輩たちに囲まれて最初から鼻っ柱を折られるんじゃないかとか心配していましたが、武力以外でもいろいろ考えて行動できるひとなんだなと感心しました。
    でも、紅藤さん、なんだか腹に一物ありそうな気がします。

    作者からの返信

    おだ しのぶ様
     こんばんは、斑猫です。引き続き拙作を読んでいただきありがとうございます。
     確かに島崎青年は血統に並々ならぬ誇りを持っていますね。後、実は年上の親族に囲まれて育った子なので、年上相手では案外物おじしないタイプだったしします。
     紅藤様は、確かに色々あるかもしれませんね。しかし、読み進めているうちに彼女以上に腹黒い御仁が登場しちゃったりもします。

     ではまた。
     

  • 炸裂! 入社祝いラッシュへの応援コメント

    初めまして、黒一黒と申します。

    この度は当方の自主企画「【読まれたら読み返す!】ゴリゴリに凝った世界観 or 設定のある作品、募集【読み専さん歓迎!の読み合い本棚】」にご参加いただきありがとうございます。


    『九尾の末裔なので最強を目指します』拝読しました。


    しっかりと練り込まれた妖怪の設定と、現代との関わり方など、
    きちんと考えられて書かれていると感じました。

    描写もしっかりと書かれており、
    一文一文ごとに状況を想像させる筆力があり、
    とても引き込まれる作品でした。

    ただ一点だけ、
    主人公の目的、結局強大な妖怪になって何がしたいのか、
    ハッキリと明言されず、曖昧になってしまっており、
    なおかつ主人公自身もまだはっきりと自覚できていないのが
    もったいないと感じました。

    主人公自身は妖怪の力で世界征服が目標としていますが、
    家族会議のシーンでは自分には妖怪の力しか誇れることがないため、
    それ以外を持っている他の兄弟への当てつけように読めてしまいます。

    家族親族に自分のことを認めさせたいのか、
    妖怪の力を使って好き勝手に振舞いたいのか、
    それとも力を持て余しているだけなのか、
    どれも中途半端な感じでいるように感じました。

    そのせいか、主人公の動機や行動に共感させる力がやや弱く感じ、
    読んでいて主人公をいまいち近くに感じることができませんでした。

    そこだけが引っかかりました。

    以上です。

    まだ第一章までしか読めていませんが、
    この先どのように物語が展開していくのか、
    楽しみに続きを読ませていただきます。

    これからも頑張ってください。

    作者からの返信

    黒一黒 様
     斑猫です。たくさんコメントいただきありがとうございます。
    さて、島崎青年が世界征服を欲する動機ですが……確かに作中にてはっきりと表現できておりませんでした。おそらくは家族(特に兄姉)に「末っ子の坊や」ではなく一人前の存在として認めてもらいたい、好き勝手にふるまって仲間に称賛されたり女の子にちやほやされたいという欲求が膨らんでいる感じではないかと筆者は推察しております。
     確かに、大切な所をないがしろにしており反省しきりです。

     設定や現代社会での妖怪のスタンスについても評価いただき嬉しく存じます。他の参加者様に比べて地味な設定ではないかと思っておりましたので……
     妖怪たちが現代社会に馴染み、科学技術に親しんでいるというのは完全に筆者の趣味です。妖怪ものは数多くあれど、クラシカルな姿の者たちが多いように感じましたので。

     ではまた、こちらこそ作品を拝読いたします。

  • 三月中旬の朝への応援コメント

    狐の話なんですね!1話めすごくワクワクしながら読みました!

    主人公の尻尾は4本なんですね。タイトルは九尾とあるので、半妖だからなのかな?

    自分の小説の執筆もあるので、なかなか時間が取れないのですが、ゆっくり読ませてもらいますね。

    作者からの返信

    伴瀬リカコ 様
     コメントありがとうございます。斑猫です。
    ワクワクしながら読んでいただき有難く存じます。
    作中の設定では妖狐は通常一尾で誕生し、平均して百年ごとに尻尾が増えるという感じで考えております。
     したがって九尾になるのは生後八百年~千年くらいという感じですね。
    ちなみにタイトルの「九尾」は玉藻御前を示しており、主人公も最終話では九尾になる予定なのでご安心を。
     
     
     

  • 斑猫さま

     初めまして、澤田 啓と申します。
     
     今回…勝手ながらレビュウを投稿させて戴きました。
     的外れなレビュウだと思われたとしても…笑って許して戴ければ幸いです。
     今後も妖怪愛に溢れ、尚且つ真っ直ぐな少年が真っ直ぐ成長する物語を期待しております。

                2021年2月2日
                  澤田 啓 拝

    作者からの返信

    澤田 啓様

     初めまして。斑猫と申します。
    レビュー投稿ありがとうございます! 色々とアクの濃い拙作を楽しんでいただきまして非常にうれしい次第です。
     確かに源吾郎青年は純真な所が兄姉たちよりも多い子かもしれません。

     今後も源吾郎青年の活躍に期待していただいたら幸いです。

     

  • 峰白の真意への応援コメント

     コメントを頂きありがとうございます。

     ペンネームの【斑猫】は昆虫のハンミョウでしょうか? 極彩色のボディー・凶悪なフェイス・高速マニューバのヤバい奴ですよ、あいつは。

     因みにモブ夫は螻蛄(ケラ・オケラ)が好きです。前脚がモグラみたいな爪状になってます。ベルベット調の滑らかな毛が密生しているニクい奴です。触るとフニフニしてます。ジオン軍のMSに居そうです。特に意味はありません。

     妖怪を愛する者として、これからも斑猫様の作品を楽しみにしております。

                        モブ モブ夫でした。

    作者からの返信

    モブ モブ夫様
     こちらこそフォロー・レビュー・応援していただき有難く思っております。
     確かにペンネームは昆虫のハンミョウからとっています。思い浮かんだのをつけただけなので深い意味はありませんが……
     オケラは小さなモグラみたいで可愛いと思います。生物は大体好きですが、特に好きなのは鳥ですね。拙作でも鳥妖怪(雉)がこれでもかと出ています。

     もちろん妖怪も好きです。それこそ暇さえあれば彼らの生態を考えています。
     投稿頻度は不定期になりますが、拙作を楽しんでいただけるだけでも嬉しいです。
     これからもよろしくお願いします。
     

  • すべての始まりへの応援コメント

    タイトルから惹きつけられました。
    重厚な世界観が背後に見え隠れしていて、とても面白い内容でした。
    これはあくまで参考程度で良いですが、台詞と地の文に空白を設けると、もっと読みやすくなるかと思います。
    これからも頑張って下さい!

    作者からの返信

    早速のコメントありがとうございます。
    タイトルに惹きつけられたとのことですが、主人公の島崎君が最強の妖怪として活躍する話ではありませんのであしからず。

     第二話より主人公が登場しますのでお楽しみを。