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兄弟といえども、庄三郎さんは源吾郎君とは全く違ったキャラクターなのですね!
ものすごい美形……一目で良いので見てみたいです(゚ω゚)
源吾郎君のご家族はそれぞれ違った性格ですが、それでも仲良しなのは微笑ましいです。
それにしてもモフモフをバリカンだなんて……彼なりの決意を感じられます。
これも彼なら、後で笑い飛ばせるような思い出になるのではないかと思います。
作者からの返信
斑猫です。
この度末の兄・庄三郎君に登場してもらいました。
彼は主人公の源吾郎君とは、見た目も能力も性格も真逆の存在ですね。
見た目は色白で細身の美青年、と思って頂ければ大丈夫です。
兄弟仲良しで微笑ましいと仰っていただき嬉しい所です。
庄三郎君も源吾郎君も真逆と言っていい程違う存在ですが、自分が望む物に真っすぐ進むところとか、案外共通点もあるのかもしれません。
庄三郎君は素直に甘えて突っかかる弟を可愛く思い、源吾郎君も兄の労苦を知っているので……と言う感じですね。
尻尾の毛をバリカンで……と言うのは彼なりの、妖狐なりの決意表明ですね。
ではまた。
ごきげんよう、優しいお兄様ですね。
確かにお兄様の持つ能力は、島崎くんのそれに比べれば、より妖狐の末裔らしい、もっと言えば世界征服するのに一番相応しい能力なのかも、と思ってしまいました。
かれど、幸せの形なんてひとそれぞれ、ですものね。
確かにお兄様にとっては、苦痛でしかなかったのでしょう、画家を選択してのんびり暮らしていくのは、野望を持っていない限りいちばん平和で、彼に似合ってそうです。
それに島崎くんもそういう意味ではお兄様思いで、ふたりは確かに良い兄弟なのでしょうね。
というか、島崎家は本当にみんながお互いを大切に尊重している素敵な家族ですよね。きっとお母様の教育が良かったのでしょうね(これまでのお母様の態度や話しぶりを思い返すと、そう思えます)。
尻尾の丸刈りって、思い切りましたね。
きつねさんのあのフワフワモコモコを刈ったら、どんななのかしら?
作者からの返信
斑猫です。
島崎君の兄たちの中でもトップクラスの曲者である庄三郎君を優しいと評して下さりありがとうございます。
ご推察の通り、彼の能力の方がよほど妖狐らしい、世界征服に相応しい能力と言えますね。自分が非力であっても権力者を籠絡する事も出来ますし。
(そもそも妖狐は妖怪の中でも武力より知略や魅了の力が秀でた存在とみなされる事が多いようです)
……一つ間違えれば魔性のカリスマとなるであろう庄三郎君の能力ですが、彼自身が権力も他人から求められることからも興味がなかったため、宝の持ち腐れどころか彼の精神の枷にさえなっていたという感じですね。
既に聡明なおだ様はお気付きかと思われますが、実は私は結構「運命の皮肉」というものが好きらしく、そういうものを積極的に組み込んでしまうのですね。
ともあれ庄三郎君は弟の島崎君とは「真逆」の存在でした。彼の生活も掘り下げてみれば作品が仕上がるかもしれません。
島崎家の三花お母様は、両親や弟たちが苦労したのを見ていたので、幸せな家庭を築こうと思っていたのだろうなと最近思います。
尻尾の毛を刈るという行為は、島崎君自身のけじめのつけ方ですね。
尻尾を刈り込んだら恐らくはムチみたいに大分細くなると思われます。
さて、ともあれ長かった連休編も完結し、次回より新しい章に移ります。
次章では、島崎君は歌って踊れるカワイ子ちゃんとお知り合いになる予定です。
個人的な印象ですが、ここまでの時点では、庄三郎兄さんから、一番等身大の肉親を感じられました。
源吾郎君にとっても付かず離れず良い兄弟にも思えますし、庄三郎さんにとっても源吾郎君が居てくれて良かった事は多々あったのでは、と何となく想像しました。
魅了の能力が良いものだと思えるのは、それを先天的に持たないからこその感性だろうな、と思います。
庄三郎さんは生まれついて「それを良いものだ」と思う余地が無かったのだろう、と思うと。
随所において、力の重みについて、よくよく考えられる物語だと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。結構読み進めてくださっておりまして感謝です。
庄三郎さんは末の兄で、源吾郎君とは一番年の近い親族ですからね。実は当初は源吾郎君は彼の事を(能力・容姿面で)羨望し、半ば疎ましく思っていたような部分もあったのかな……と思っていたのですが、結構つかず離れず感があったかなと思っております。他の兄姉たちはかなり歳が離れているので尚更ですね。
実はこの辺りが、源吾郎君が美形に変化しない理由にもつながっていますね。
庄三郎さんは魅了の能力は捨てる事が出来れば捨てたいと常々思っているくらいです。
力の重みについては結構ゴリゴリに考えてますね。そしてそれは第二部以降も変わらなかったりします。